
〜性格〜
ペールエールの妹。かなり個性が強く、ひねくれ者。でも面白く、気まぐれ。第一印象はガツンとした感じだが、一度仲良くなるとクセになる。
IPA(India Pale Ale)
IPA と書いてアイピーエーと読む。インディアペールエールの略称で、 18C末、インドがイギリスの植民地だったころに、インドに滞在するイギリス人にペールエールを送るために造られた。海上輸送中に傷まないよう、防腐剤の役割を持つホップを大量に投入したため、香りと苦みが非常に強い。
- 味の特徴
- 発祥国
- イギリス
- 発酵方法
- 上面発酵「エール」
- アルコール度数
- 5.0〜7.5%
- ビールの色
-
パンチのある苦みがたまらない!
インドへの輸送に耐えられるよう、麦汁濃度を高くしホップをたくさん使用することで誕生したスタイル。アルコール度数は高めで、ホップの苦味も強いのが特徴です。
「IPA」と言っても「インペリアルIPA」、「ダブルIPA」、「ニューイングランドIPA」など細かくビアスタイルが分かれるので、好みの味わいを探すのも楽しみ方の一つです。
専用グラスに注いで。

ぜひIPA専用のグラスに注いで楽しんでみて。泡が豊かに立ち、IPAの特徴である華やかなホップの香りと苦みを存分に味わうことができます。 料理を合わせるなら、カレーや肉料理など、ホップの強烈な香りに負けない濃い味のものがおすすめです。

初めての方におすすめ!定番IPA5選
①『インドの青鬼』ヤッホーブルーイング

2008年5月に発売されたヤッホーブルーイングがつくる「インドの青鬼」。ホップの青々しく爽やかな香りに加え、パッションフルーツやパインのようなフルーティーな香りが存分に楽しめるよう設計されています。香りを最大限に楽しむための適温は「9℃」です!アルコール度数7.0%、IBU60。
■ヤッホーブルーイングHP
②『PUNK IPA』BREWDOG

■BREWDOG HP
③『FLYING IPA』エチゴビール

新潟の醸造所を構えるエチゴビールがつくる「FLYING IPA」。液色は透き通ったオレンジで、さわやかなシトラスの香りとしっかりとした苦み、あとから麦の甘みも感じられるアメリカスタイルのIPA。アルコール度数5.5%、IBU55。
■エチゴビールHP
④『Stone IPA』STONE

■STONE HP
⑤『IPA』GOOSE ISLAND

■GOOSE ISLAND HP
派生ビアスタイル「ヘイジーIPA」って?

2010年代半ば頃からアメリカで人気に火が着き始めたHazy IPAは、「Hazy」という単語が示すとおり濁っていて、色味はオレンジ色や黄色の見た目をしています。
飲み口はフルーティーでとってもジューシー。Hazy IPAは通常のIPAよりも苦さが控えめなので、幅広いビール好きに好んで飲まれています。
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IBUって何?

ビールを表す数値にIBUというものがあります。IBUとは「International Bitterness Units(国際苦味単位)」の略で、ビールの苦みを測る単位です。
一般的には0~100の数値で表示されていて、数値が大きいほど苦みが強いとされています。
ちなみに、一般的によく飲まれている大手ビールメーカーのピルスナーのIBUは、大体15前後です。上でご紹介したIPAはそれよりもはるかに上回っていることがわかります。
ただ、ビールはIBUだけでは測れないさまざまな要素によって香りや味わいを形作っているんです。検証してみた記事もぜひ参照ください!
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