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Bar 【東大前駅から徒歩3分】全国のクラフトビールを好きな量だけ自分で注げる!ビール好きの夢を叶えるビアバー「ツイタチビール」

2025/05/02


“好きなビールを、好きな量だけ自分で注げる。”

そんなクラフトビール好きの夢をかなえてくれるビアバーが、東京メトロ南北線・東大前駅から徒歩3分の路地裏に誕生しました。店名は「ツイタチビール」。全国各地のマイクロブルワリーの樽生を12タップそろえ、アメリカ発の最新セルフサーブシステム「PourMyBeer」を導入――つまり、手元の専用カード1枚で “一口” からオーダーできる画期的なお店です。

編集部が店内で体験した “量り売りクラフトビール” の魅力と、店長・城垣さんに聞いた誕生秘話をご紹介します。

東大前の路地裏で“量り売りビール”体験!


学業の街であり、徒歩圏内には都内屈指のパワースポットとして有名な根津神社もあることから、静かで厳かな雰囲気が漂う東大前。


エレベーター口を出て右に進みます。学生の若々しさと、木々に囲まれた懐かしさを感じる街並みに、様々なエネルギーをもらいながら通りを進んでいきます。


通りを進み横断歩道を渡ると、今回お伺いする「ツイタチビール」ののれんが見えてきます。東大前は他の地域に比べ飲食店も少ないですが、「ここでクラフトビールが飲めるなんて...!」とはやる気持ちを持ちながら先へ進みます。


さらに進むと、時代の移り変わりを感じさせる、懐かしさいっぱいの路地が現れます。


路地に入って電柱を越えると見えてくるのが、「ツイタチビール」です。古き良き街並みに突如現れるビアバーというギャップに、好奇心がくすぐられます。


さらに驚きなのはそのシステム。なんと、アメリカ企業の最新システムを活用して「好きなビールを好きな量で、自分で注いで飲む」ことができるそう。

「飲める量に限りがあるから選ばなければいけないけど、お店のビール全部試してみたい!」とクラフトビール好きが1度は思うであろう夢を叶えられる、とても魅力的なお店です。

さらに料理は持ち込みも自由。ビールについてはグラウラーでの持ち帰りやプラカップでの提供も行っているそうで、まさに夢のよう。


そんな「ツイタチビール」の魅力や、お店が誕生したきっかけについて、店長の城垣さんにお話をお伺いしてきたので、ご紹介します!


「少量で全種類飲んでみたい」の願いを叶えるため、魚屋を改装して誕生したビアバー



「ツイタチビール」を訪れて最初に印象に残ったのは、この昔懐かしさを感じる外観。城垣さんによると、この建物はかつて魚屋の倉庫として使われており、外装・内装をそのまま活かしてデザインしたそう。


店内に入ると、かつての趣を感じるタイル張りの客席が。かつての名残を感じながら飲むビールは、感慨深さをより際立たせてくれそうです。


なお、魚屋は『ツイタチビール』の通路を挟んだ向かい側で現在も営業中とのこと。魚屋は19時まで営業しているそうで、「ツイタチビール」の開店直後の18時から19時の間であればお魚屋さんのお刺身を購入して持ち込むこともできるのだとか。


『ツイタチビール』の店名は、一日(ついたち)に由来します。始まりを意味することの縁起の良さから、この名前に決まったそうです。そしてロゴは月にビールの原料である麦が寄り添ったデザイン。

東大前という地を選んだ理由も、ビールを愛した偉人「森鴎外」が東大出身で、ゆかりのある地であることが決め手になったそう。

由来からロゴデザイン、この地を選んだ理由までもが文学や感性に通ずる点があり、とても魅力的です。


また、自分で好きな量を好きなだけ注げるという斬新なシステムを導入したのは、ビール好きのオーナーの強い思いがあったそう。


城垣さん「このお店を立ち上げたオーナーがクラフトビール好きで、色々なビアバーを巡る中で、もっとたくさんの種類を飲めたらいいのにと思ったことが、お店のコンセプトを決めるきっかけになりました。大体のビアバーがパイントサイズ・ハーフパイントの2種類からサイズを選ぶことになると思いますが、お酒である以上、どうしても飲める量が限られてしまいます。『本当に一口でもいいからビールを試せたら』という気持ちを叶えるためにいきついたのが、量り売りかつ自分で注ぐことで量を調節できるというやり方でした。」


アメリカの最新システムを導入!気軽に利用できる仕組みとは


オーナー自身が経験した「こうできたら」を形にして生まれた「ツイタチビール」。続いて気になるそのシステムについて、お聞きしました。


使用されているのは、アメリカのペンシルベニア州の企業が提供する「PourMyBeer」というサービス。なんと、オーナーが企業と直接英語でやり取りをして、導入することができたそう。



サーバー下部に設置されたカードリーダーに専用カードをかざすと、サーバーのロックが解除され、ビールを注ぐことができます。カードをかざさないとサーバーを捻ってもビールが出ないようになっているそうで、その仕組みに驚かされます。



注文をする時は、専用のカードを使用し、カードリーダーにかざした上で好きな量を注ぐだけ。このカードに履歴が登録されるので、会計時はこのカードをスタッフに渡すだけでOK。


マイカードとして持ち帰る必要もなく、都度その場で使い切れるため、『カードを忘れて使えない』こともありません。あまりの便利さに、ビールを飲む前から感動が止まりませんでした。



カードをかざすとモニターの表示が切り替わります。ビールの種類ごとに1oz(約29.5ml)単位で値段が決められていて、注ぎながら値段も確認できるというのもありがたいところ。


店内のグラスは、ハーフサイズ・パイントサイズが用意されています。1つのビールをパイントサイズで飲むのも良し、ハーフサイズのグラスで全てのビールを少量ずつ試すのもよし...。十人十色の楽しみ方ができるのは、革新的なアイデアだと感じました。



ちなみに店舗で提供している料理は最小限にしている分、持ち込みも自由とのこと!その理由について城垣さんにお尋ねしてみました。


城垣さん「量り売りスタイルのお店なので、ビールを少量だけでも楽しみたい、というお客様に気軽に利用していただきたいという想いからです。店内のお席でゆっくり楽しんでいただいてもいいですし、タップのビールを自宅に持ち帰りたいだとか、とにかく1杯だけ飲みたい、という方でもさっと入れるようなお店にできたらと考えているため、軽食のみを用意しています」


肩肘張らず、とにかくビールを楽しみたい。そんな願いに正面から応えてくれるのはとてもありがたいと感じました。実際に、最新のシステムを使いながらビールを楽しんでいきます!


マイクロブルワリー中心に揃えられたこだわりのラインナップ


店内のビールは合計12タップ。仕入れているビールは、元ホテルのバーテンダーの経験を持つ城垣さんがご自身で調べて仕入れているとのこと。仕入れるビールについても、1つのこだわりを持たれているそうです。


城垣さん「日本のクラフトビールであること、その中でもマイクロブルワリーのビールを仕入れるようにしています。日本各地には魅力的なブルワリーさんがたくさんあるので、ビール好きの方にも新しい出会いを提供できるような場にしたいという想いから仕入れ先にはこだわっています。その他にもスタイルが偏らないようにバランスよいラインナップを意識しています。」



12タップのうちの1種類はビールが飲めない方向けに、特製のジンジャーエールも販売しているそう。様々な方に利用してもらいたいという「ツイタチビール」の優しさが伝わってきます。さらに、ビールと合わせてオリジナルのシャンディガフを作って楽しむ方もいるのだとか。


“カードをかざして気になるビールを自分で好きなだけ注ぐ”という新体験を楽しみながら飲むビールは、これまでとは一味違う気持ちを味わうことができそうです。今回は全て飲み比べたい気持ちを抑えつつ、厳選した2種類のビールをご紹介します!


サンクトガーレン(神奈川)サンクトガーレンさくら:1oz 114円(税込)
※撮影時のメニューのため、時期によって変更する可能性があります。ご了承ください。


神奈川県厚木に醸造所を構えるサンクトガーレンの春限定のさくらを使用したエールビール。長野県伊那市高遠の桜の花・桜の葉を使った桜餅風味のビールです。


香りを嗅ぐと、その名の通りまさにさくらの香り!包み込むような甘く優しい匂いを楽しみながら飲んでみると、最初に感じるのはさくらの甘さ。まるでデザートを食べているかのようなのに、後からくるほんのりした苦味と余韻はしっかりビール。春の訪れに心から感謝したくなる味わいです。


やまぐち鳴滝高原ブルワリー(山口)山口地ビール IPA:1oz 114円(税込)
※撮影時のメニューのため、時期によって変更する可能性があります。ご了承ください。


山口県山口市にある1997年の地ビールブームの頃から続く老舗ブルワリーやまぐち鳴滝高原ブルワリーのIPA。鼻を近づけると、アメリカンホップのフローラルな香りに包まれます。


実際に飲んでみると、IPAらしい力強い苦味をダイレクトに感じることができます。後からはモルトの香ばしさが追いかけてきて、それぞれの素材が織りなす味わいは飽きることなくゴクゴクと飲めてしまう1杯です。


IPAらしく度数もしっかり7%。この1杯だけを飲みにお店に来たいと思えるビールでした。


ポップコーン(梅カツオフレーバー):500円(税込)


今回は「ツイタチビール」で提供している自家製のポップコーンをいただきました。8種類もあるフレーバーの中から、梅カツオをチョイス。出来立ての熱々ポップコーンに、梅の酸味とカツオの風味が効いたフレーバーが絶妙に絡み、思わず手が止まらなくなる美味しさ!


料理持ち込み自由というありがたさながらも、このポップコーンは毎回食べたい...。他の味も試したい。食べながら色々なことを思い浮かんでしまうほど、新体験が詰まった時間を過ごしました。


オリジナルビールを夢に、自由なビールを自由に楽しんでもらうために。

城垣さん「まずは、お越しいただいたお客様に喜んでもらえるようなビアバーとして成長していくのが一番ですが、いずれは自分たちで醸造したビールを1種類常設で置けるようになれたらと思っています。」

自由なクラフトビールを、それぞれが自由な量で、自由な形で楽しめる「ツイタチビール」。城垣さんからはオリジナルのクラフトビールを作りたいという展望を持ちながらも、まずはこの新しいスタイルを多くの方へ届けていきたいと語りました。

なお「ツイタチビール」のビールラインナップはInstagramにて更新されています。店内で好きな量の飲み比べも、気になるビールが入った時に1杯だけ飲みにいくだけでも。「ツイタチビール」で、自由なクラフトビールをさらに自由に楽しんでみてくださいね。

 ツイタチビール

〇住所:東京都文京区西片2丁目19−23 アールヴェール文京西片 103
〇アクセス:東大前駅1番出口から徒歩3分
〇営業時間
平日:18:00〜23:30(L.O:23:00)
土・日:13:00〜23:30(L.O:23:00)
〇定休日:不定休
〇座席数:6席
〇決済方法:各種クレジットカード、電子マネー
〇Instagram:https://www.instagram.com/tsuitachibeer/


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