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Bar 【埼玉・川口】うしとらビール出身の店主がオープン!アイデアがつまった創作スパイスカレーとクラフトビールが楽しめるお店「とら戌。麦酒と咖喱処」

2025/05/14


埼玉県川口市。

東京都心部からも電車で2〜30分ほどのアクセスの良さで埼玉県内でも人気の高い街です。今回は2025年1月にオープンしたカレーとクラフトビールが楽しめるという「とら戌。麦酒と咖喱処」に行ってきました!


アリオ川口が目の前!ランチも夜も楽しめる


川口市の川口駅から徒歩9分ほど。東口を出てまっすぐ歩くと、とら柄のブルドックのかわいいキャラクターが目印の今回の目的地「とら戌。麦酒と咖喱処」が見えてきました。


川口市民の憩いの場アリオ川口が目の前にあるので人通りも多く賑やかな場所です。


店内奥には1人でゆっくりと過ごしやすいカウンターが5席。


テーブル席は2人がけ2卓と4人がけ1卓。店前の賑やかさに比べて過ごしやすい落ち着いた雰囲気です。

営業時間は昼の11時半〜と夜の17時〜、休日は通しで営業しているのでランチにカレーのみでも、夜におつまみメニューとビールでも、人それぞれの楽しみ方ができるところが魅力です。


子どもが食べやすい辛くないカレーのメニューもあるので、家族みんなでカレーを食べながら大人は一緒にビールを楽しむご家族もいるとか。まさに理想の休日ですね。

うしとら出身の店主が作る独創的なカレーが魅力


店主の大熊さんは埼玉県の久喜市出身。かつては埼玉のテレビ局のADとして働かれていた経験があり、県内の飲食店などを取材する機会が多かったそう。

その中で地域を盛り上げる飲食店の仕事に興味を持ち、いつか自分で飲食店を開くことを夢見るようになりました。


そこでADの仕事を退職後、栃木県のブルワリー「うしとらブルワリー」の下北沢にあるタップルーム「ビアバーうしとら」(以下、うしとら)で働き始め、飲食の世界に飛び込みました。

うしとらでは、主にキッチンの仕事をしながらもともと好きだったクラフトビールにさらにハマり、「いつか自分で飲食店を開くときには自分の作った料理と一緒にクラフトビールを提供したい」と、自然と構想を練っていたそうです。


現在生業とされているカレーが好きになったのも、うしとらがきっかけだったそうです。

お店で月に1回、限定のスパイスカレーを提供していた時に、ほぼ独学でカレー作りをはじめ、試行錯誤を重ねて腕を磨いてきたそう。

その後もうしとらで働きながら間借りのカレー屋を開くなど、自由で独創的なスタイルを追求し続けています。


そして、2025年に念願のお店をオープン

「とら戌。」の名前にはいくつか由来があって、大熊さんの奥様の寅年、大熊さんの戌年を掛け合わせたこと。

大学まで7年間ラグビーをしていた生粋のラガーマンの大熊さんは、ラグビー要素も入れたいと思い、試合で点数が入ったという意味の「トライ」をかけたことがあるそうです。

ちなみに、「うしとらブルワリー」自体が経営者の干支を使用した名前ということもあり、うしとら出身で独立した方達は続いて、店名に干支を入れているそう。うしとら出身であることの誇りを感じて素敵なお話だなと思いました。

自由な発想から生まれる創作スパイスカレー


とら戌。では、常時2種類のカレーを提供しており、1種盛り、2種盛りから選ぶことができます。

さらに、どちらをオーダーしてもダル(豆)カレーがセットでついてくるので、実質+1種類のカレーが楽しめる、ちょっとお得なスタイルです。


カレーはおおよそ1週間くらいで次の味に切り替わるので、いつ来ても新しいおいしさに出会えます

取材日はオープンしてまだ2ヶ月ほどでしたが、すでに15種類以上のカレーのレシピを作ったそう。

溢れるアイデアを形に変えて、とら戌。らしい個性的なニュースパイスカレーを常に生み出しています。さっそくいただきました!

「本日のカレー2種盛り」
2種盛り/税込1,600円、1種盛り/税込1,400円

この日は、「坦々風チキンカレー」と「煮干しだしキーマ煮干しマシ」の2種で、必ずついてくるダル(豆)カレーも合わせると、実質3種盛りの豪華な一皿。

副菜も4種類。カレーをオーダーすると必ずついてきます。

この日の副菜は、キャベツのスパイスマリネ、ナスのマスタードシード炒め、塩こんぶクミンピーマン、玉ねぎのアチャール。一皿でかなりの満足感です。

ご飯はバスマティ米、長粒米、黒米の3種類をブレンドしていて、普段食べている日本米よりも粘り気が少なくさらりとした食べ心地です。おつまみカレーとして重すぎない食べ心地がぴったりです。

辛さが苦手な方やお子さんには辛くないカレーもあるそうなので、安心してお越しください!


坦々風チキンカレーは一口食べると確かに坦々味!中華とカレーの組み合わせが新鮮です。ゴロっと大きなチキンがほろほろ食感で美味しい…。

煮干しキーマはほんのりというよりしっかり煮干しの出汁が効いていて、日本人の私たちにはなんだかほっとする味。煮干しカレーはお客様にも好評で登場率高めだそう。

ダルカレーは主役の2種をうまく引き立ててくれる味で、甘みもあるので挟みながら食べるのにちょうどいいお味です。


カレーももちろん絶品なのですが、酒飲みとしては副菜がおつまみとして活躍することも歓喜します。

ビールとの相性抜群で、最高の名脇役です。

カレーや副菜、それぞれを楽しんだ後に、いざ大熊さんおすすめの食べ方を試してみようと思います。

さあ恐れずに皿の上のものを全部ごちゃ混ぜにしてみましょう!


食べてみると不思議。さっきとは全く別の味わいのカレーに変身しました!

混ぜたらそれぞれの良さがしっかりと口の中で生きていて、全てが調和している不思議。2度美味しい…どころじゃなく旨みのオンパレードで一口で幸せになるカレーになりました。

カレー自体の辛さはピリッとくる感じではなく、徐々にじんわり体があったまるような辛さで、一皿食べ終える頃には汗が滲んでくるくらい内側からのスパイスの効果を感じました。

温まった体にビールを流し込むのが至福です。

カレー以外にもビールやその他お酒に合う食事メニューや箸休めになるおつまみも多く揃えています!

自家製ラー油のよだれ鶏(税込730円)

低温調理したしっとり柔らかい鶏肉に自家製のラー油がよく絡み、ラー油がしっかりと辛いのでお酒がますます進む一品です。


垣乃乃黒糖そら豆(税込380円)

そら豆に甘い黒糖のコーティングがしてあり、パクパクを食べることができてついつい手が伸びます。辛いものを食べた後にもぴったり。

飲みメインの方でもカレーが楽しめるように、夜は小盛りのおつまみカレーも提供しているので締めにぜひオーダーしてみて!

カレーに合うビールと自家製スパイス酒が楽しめる


ビールはタップから4種類提供しています。主にカレーに合うビールを意識して取り揃えているとのこと。

タップには、古巣のうしとらブルワリーのビールを繋げていることが多いそう。また、大熊さんが好きなアメリカのクラフトビールも1タップは繋げるようにしているそうです。


店内の冷蔵庫にも15〜20種類ほどの国内外のクラフトビールが置いてあり、冷蔵庫から好きなビールを選んでもOKです。

本日は2種類のビールをいただきました!

GOOD LUCK!!IPA』うしとらブルワリー
S700円、M1,000円、L1,400円(全て税込)

シンプルで王道なWest Coast IPA。ほのかなモルト感と、ほどよく香るホップの味わいがバランス良い飲み続けられるIPAです。カレーと合わせると、爽やかさはそのままに少しホップの苦みの部分が強調されるように変化をして、また違った味わいを楽しめて新しい発見でした。

おも白いびぃる』(税込1,000円)

こちらは冷蔵庫から選んで飲んでみました。柑橘が優しく香るBelgian Whiteで、度数も4.5%と低めなのでするするとリラックスして飲めるビール。小麦とオーツのまろやかさがあるのでカレーのスパイス感を柔らかくしてくれてとても相性がいいです。


また、ビールが得意ではない方のためにウイスキーや焼酎、ワインなども提供しています。中でも特におすすめなのが自家製スパイス酒。数種類のスパイスを漬け込んだウイスキーやジンなどをベースにしたお酒はカレーともちろん相性抜群です。

「スパイスジンソーダ」(税込680円)

ネパール山椒(ティムール)を漬けこんだオリジナルのジンのソーダ割りです。山椒と聞くと日本の山椒のようにピリッと感があるものだと想像していましたが、ハーブのような香りで辛さはほぼなく、後味が少しピリッとするくらい。爽やかでごくごく飲めて全く重くないので何杯でもいけそうです。ビールだけじゃなくスパイス酒もかなりおすすめです!


お酒のグラスもカラフルなとら戌のわんちゃんがたくさん。お店で過ごす時間ずっとこの子が手元にいて愛着が湧いちゃいました。店主大熊さんにそっくりという声もちらほら…。

川口から地元埼玉をもっと盛り上げたい


お店をオープンして数か月、これからどんな場所をつくっていきたいかお伺いしました。

大熊さん自分が好きなクラフトビールとスパイスカレーの美味しさを当店で知ってもらい、長く通ってもらえるようなお店にしていきたいです。また、埼玉の人は東京にアクセスがいい故に、つい遊びや飲みは東京に出てしまう傾向があるので、『埼玉も楽しいぞ!』ということを県民に感じてもらうために、周辺の飲食店の方達とも協力して街全体を盛り上げていきたいと思っています」

念願の自分のお店を地元埼玉にかまえ、下北沢時代に深めたカレーやクラフトビールの情熱をもっと埼玉に広げていきたいとおっしゃる大熊さんの埼玉愛も感じるとら戌。

都内のお店とはひと味違った「地元の温かさ」が感じられるところがリラックスしてカレーやビールを楽しめる空間につながっていると感じます。


川口周辺には他にもクラフトビールの醸造や提供をしているお店が多くあるので、川口周辺のクラフトビールを巡るプチツアーもおすすめ!

個性的なスパイスカレーと、相性の良いクラフトビールやスパイス酒を存分に楽しめるとら戌。ぜひ行ってみてください!

 とら戌。麦酒と咖喱処

〇住所:埼玉県川口市幸町3丁目11−1(Googleマップ
〇アクセス:京浜東北線川口駅から徒歩9分
〇営業時間:
[水・木・金]
11:30 - 14:00
17:00 - 23:00
[土]11:30 - 23:00
[日]11:30 - 21:00
〇定休日:月曜、火曜不定休
〇決済方法:現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード
〇Instagram:https://www.instagram.com/torai.beercurry/

〇HP:torai-beercurry.com

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ビールにハマったきっかけは大学時代に見たガッキーのドラマでした。行きつけのビアバーでお気に入りのビールを片手に人生について語る…そんなガッキーに憧れて初めてビアバーに駆け込んでみたときに、ビールの奥深い世界と出会いました。特に好きなスタイルはIPAです。ちょっぴり苦めで香り強めが好きです。皆さんがここでたくさんのお気に入りの一杯に出会えますようにと願いを込めて、楽しい情報を発信していきます!

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