Bar 【完全保存版】クラフトビールが楽しめる静岡県のおすすめビアバー・ブリューパブ14選！＜2022年最新＞

東京・名古屋・大阪といった大都市からのアクセスが良く、観光資源も豊富で、旅行先として人気の静岡県。

富士山の豊かな水や自然の恵みに惹かれて、この地でビールづくりを行う醸造家は多く、近年クラフトビールカルチャーの発信源としても話題になっています。


醸造所の増加や、ビール愛好家に呼応するように、魅力的なビアバー・ブリューパブも県内全域に広がっていますので、今回はそんな静岡県のおすすめビアバーをエリアごとにご紹介します！

■静岡西部エリア

OCTAGON BREWING

浜松街中にたたずむ、醸造所併設のブリューパブ。出来立てのハウスビール、そして国内外のクラフトビールを、常時10TAP繋いでいます。


独特な青緑色、チェレステカラーが目をひく店内の奥には、醸造タンクが鈍く光ります。スタンディング（立ち飲み仕様）のカウンターと、テーブル・ボックス席があり、様々なシュチュエーションで利用可能。フードメニューは、ソーセージ、タコスなど20品ほどが用意されています。


ちなみに、OCTAGON BREWINGの隣には、同じくクラフトビールを提供するWEST COAST BREWINGの直営店『OASIS』もあり、2店舗をはしごするビール好きも多く、コラボプロジェクトWESTAGONのグッズも販売されています。


おすすめビール『ブレイクアウェイIPA』

---

「まずはこれを飲んで欲しい」とブルワーがすすめるのは、『ブレイクアウェイIPA』。華やかに香るシトラスやパインのホップアロマと、控えめな苦みでゴクゴク飲みたくなる1杯です。原材料のセレクトや配合・管理にも気を配り、雑味に阻害されないクリアなビールに仕上げています。


■関連記事：「街を変えるほどの魅力がビールにはある」浜松からビール文化を発信する注目のブルワリー

ビアハウス ティルナノーグ

JR浜松駅から徒歩5分の場所にあるのは「ビアハウス ティルナノーグ」。ベアードビール専門店として10年以上、浜松のクラフトビールシーンを支えてきたお店です。定番13タップに加え、季節限定やゲストタップで多様なビアスタイルを味わえます。

光も差し込む階段を地下へと進むと店内は、カウンター6席とテーブル席が3卓あります。オーナーの人柄もあり、1人飲みの女性客が多く、休日に昼からビールが楽しめるスポットとしても人気です。

おすすめビール『ゴールデンティルナ』

---

店舗オリジナルビール『ゴールデンティルナ』は、ベアードビールで仕込まれたAVB5.0％のゴールデンエール。すっきりと飲みやすく、料理との相性も良い、飽きの来ないビールです。

おすすめ料理「月桂樹ポテト」

---

フライドポテトやポテトサラダなど、ジャガイモ料理はビアバーの定番ともいえますが、ティルナノーグで提供している「月桂樹ポテト」は、月桂樹の生葉と数種のポテトをローストした唯一無二のポテト料理。その他にも、掛川市で養豚場を営む大石農場のソーセージ盛り合わせ（写真奥）が人気メニューです。

TYU -GOOD BEER NICE HAIR-

磐田駅からジュビロ―ドを歩くと現れる「TYU -GOOD BEER NICE HAIR-」。古民家を改修してつくり上げた店舗は、クラフトビールを飲みながらヘアカットが出来るちょっと不思議な空間です。


志賀高原ビール、バーバリックワークス、ヨロッコビールをはじめ国内外のビールを提供。1人飲みカウンター、テーブル席、2階には畳座敷のくつろげる角打ちスペースも用意されています。ランチタイム営業もしていて、自家製ソーセージをつかったホットドッグが人気です。

さらに、先日5周年を迎え、国内醸造所とのコラボで3種類のオリジナルビールが完成しました。磐田駅前広場で開催した屋外イベントには多くの人が集まり、ローカルカルチャーや街の賑わいづくりにも積極的に取り組んでいます。


おすすめ料理「ONE HAND STAND チリドック」

---

バリエーション豊富なホットドックメニューの中でも、人気なのが“チリドッグ”。約10種類のスパイスと赤ワインで煮込んだソースは、辛さは控えめでチリコンカン本来の旨味を引き出しています。ソーセージは無添加自家製。肉の旨味とハーブの爽やかな香りが人気を集めています。

BUCKET HERE

JR掛川駅北口にある、カケガワビールの直営店「BUCKET HERE（バケツヒア）」。海外にいるような店内では、カケガワビールで醸造したオリジナルビールだけでなく、ゲストビールも楽しめます。


おつまみはもちろん、ご飯もしっかリ食べられるビアレストランは席数は45席。パーティーなど貸し切り利用も可能で、ビール以外にもブリュードッグのクラフトジンや、セルツァー、サイダーを取扱っています。


徒歩圏内には、たっぷりの季節の地場野菜とベイクが楽しめる「FunnyFarm(ファニーファーム) 」などの系列店が複数あるので、ハシゴ酒にもおすすめ！ボトルショップやアパレルなども展開しています。


おすすめ料理「チキンオーバーライス」

---

ビールに合うダーティーフライ、バファローチキン、自家製の燻製など手づくりの料理が楽しめます。特に大盛りチキンオーバーライス（写真左）は、「仲間とシェアしながらお腹を満たせる」と評判！



■静岡中部エリア

12 – twelve

West Coast Brewingが運営する全24タップのビアレストラン「12 -twelve」。自社のフレッシュな最新ビールに加えて、アメリカ西海岸を中心に仕入れたクラフトビールを提供。フードは、種類豊富なハンバーガーや、ビールとのペアリングに最適なタコスなどのメキシカン風料理が味わえます。※ランチタイムはハンバーガーのみ（11:00～15:00）


開放的な店内は、なんとWest Coast Brewingの代表であり、建築家のデレックさんが設計デザインを担当。テラス席やスタンディングテーブルもあり、おひとり様はもちろん、グループやカップルにも好評です。


TAPビールの回転が早く、訪れるたびに新しいビールと出会えるのが魅力。飲んで気に入ったビールは、隣の系列店12 to goで缶購入することも可能。スタッフの明るくフレンドリーな接客にビールがすすみます。

おすすめビール『Starwatcher』

---

毎週必ず新作ビールを発表する中でも、初醸造のビールとして創業以来長く親しまれている「Starwatcher」（ビアスタイル：West Coast IPA）はフードとの相性も良く、必ず飲んでいただきたい1杯です。


おすすめ料理『タコス』

---

自家製のトウモロコシから作るトルティーヤに、たっぷり具材を載せた自慢のタコスは全4種。おつまみに丁度いいサイズ感です。

クラフトビアステーション

静岡県内のビールを中心に、国内ビールをオンタップ、ボトルは海外も取り扱っている「クラフトビアステーション」。カウンターとテーブル3席のアットホームな雰囲気でクラフトビールを楽しめます。


サービングにこだわり、ビールのスタイルによってグラスを変えるなど、おいしいビールを常に探求しています。料理はパブフードを中心に、ビールに合うものなら和洋中問わず提供されています。

ちなみに、道向かいには、オーナーの小島さんが新しく手掛ける無国籍カフェ・バル「cove」も営業中。クラフトビールと一緒に、気軽に静岡の「おいしい」を楽しめる場所として人気です。

すごせる酒屋 MUGI

静岡浅間神社へ向かう途中にある浅間通り商店街に、2021年11月オープンしたばかりのニューフェイス。「すごせる酒屋」の名前の通り、ボトル購入だけでなく、常時4つのタップに樽生ビールが繋がっています。テイスティングサイズ（50ml）であれば、なんと1杯200円で試飲を楽しめちゃうんです。


静岡クラフトビール協同組合で副理事も務める店主のこだわりで、ショーケースには県内のビールが約80種。ビールのほかにも、シードル（りんごの発酵酒）やミード（はちみつの発酵酒）なども取り扱っています。


県内のビール情報に精通した店主から、ブルワリーや商品の詳しい説明が聞けることを楽しみとして立ち寄るお客さんが多いのも特徴。店内はフードの持ち込みOK。さらに「子どもが気軽に立ち寄れるように」と、たくさんの駄菓子やジュースも置いてあります。

おすすめビール『一粒の麦』

---

タップビールとボトル両方で楽しめる、MUGIのオリジナルビール。ビアスタイルは「オーディナリー・ビター」で、店主が育てたホップも使用して造られています。麦のまろやかな甘味にすっきりとした後味。苦味・炭酸・アルコールが抑えめで、スイスイ飲むのもゆっくり飲むのもどちらにもぴったりです。

■詳細記事：【静岡駅】ビールと静岡への愛と情熱が溢れる酒屋「すごせる酒屋 MUGI」に行ってきた

BEER JAM

JR富士駅すぐの場所にある「BEER JAM」。店主は岩手出身で、同県にあるブルワリー「ベアレン醸造所」の定番ビール『ベアレン・クラシック』を常設している他、ヒューガルデンホワイト、よなよなエールなどを均一価格で提供。10枚綴りのビールチケットで更にお得に飲み比べができます。


ビールの歴史や背景も知って貰えるようにと、各醸造所のシーズナルだけでなく定番商品も大切に、様々なビアスタイルをラインナップしています。


2022年内には「Rough&Laugh Brewing」というブルワリーを富士市に開業予定とのこと！こちらも注目です。


おすすめ料理「ポテトサラダ」

---

なめらかなマッシュポテトにベーコンといぶりがっこを合わせ味玉子をのせたポテトサラダは、常連さんにも大人気。ぜひビールと一緒に味わってみてくださいね。


■静岡東部エリア

駅前ビール工場 リパブリュー 沼津

JR沼津駅南口から歩いてすぐの場所にある、沼津にあるブルワリー「REPUBREW」の直営店。仕事帰りに気軽に立ち寄れる立地の地下一階に広がるブリューパブは、カウンター16席、テーブル席28席の計44席。全20TAPのフレッシュなビールをガラス越しに醸造所を眺めながら飲むことができます。


話題のHAZY IPAやサワーエールのパイントが一律1,000円とお手頃。新作にも意欲的にチャレンジするREPUBREWのビールをお楽しみいただけます。


おすすめビール『69IPA』

---

Repubrewの代表作であり、缶ビールとしても全国流通を果たした『69IPA』。ホップのインパクトと、クリアな味わいが魅力のドリンカブルなIPAです。


おすすめ料理「ラムチョップ」

---

ニュージーランド産ラムは、マトン（大人の羊肉）に比べ、臭みが少なく柔らかいのが特徴。特に希少なラムチョップ部位を贅沢に使用しています。


■関連記事：【醸すビールは年間60種以上】先駆けたチャレンジを続ける、静岡のブルワリー“Repubrew”

ベアードビール 沼津フィッシュマーケットタップルーム

現在、静岡・修善寺にあるブルワリー「ベアードビール」は、もともと沼津で生まれました。その誕生の地に、昔と変わらない雰囲気を今も残している開店22年のタップルームが「ベアードビール 沼津フィッシュマーケットタップルーム」。カウンター前には15タップが繋がっていて、国内外のビールファンが集います。


2階の大きな窓から海を眺めることが出来る店内は、木材を利用した温かみのあるテーブルやチェアが特徴。夕方の茜色に染まる空も格別です。

近隣の沼津港でお寿司や鮮魚を堪能した後に、1杯から立ち寄ることもできますが、店内のフードも充実しており、フライやねぎま串焼きなどの、居酒屋風のフードを注文することもできます。

おすすめビール『スルガベイインペリアルIPA』

---

むかし、駿河湾で行われていた花火大会をイメージしたラベルデザインのビール。味わいも、花火の様に炸裂するホップが特徴です。アルコール度数が高めですが、この苦みに取りつかれてしまうベアードファンが続出。

さらに、一緒に合わせたいおすすめ料理は、地元沼津港で水揚げされたさばを使用した「メンチカツ」です。下味がしっかりついているので、魚が苦手な人にもオススメ！サクサクの衣が食欲とビール欲を刺激します。

ティールズ・ティー＆タップス

ビールの泡から顔を出しているオカメインコがロゴマークのブリューパブ「ティールズ・ティー&タップス」。カフェのような店内は、シンプルで落ち着く雰囲気です。どの席からも醸造所を眺めることができ、出来立てのクラフトビールが飲めます。


自社醸造のビールは、アメリカンペールエールを筆頭に、伊豆地方で採れた農作物を使った『スウィートコーンラガー』『甘夏ウィート』『梅セゾン』などがあります。ノンアルコールドリンクも充実しているので、飲まない人も一緒に乾杯できます。

また、毎週木曜日は「ブルワーズデイ」。醸造担当者が直接ビールを提供してくれます。食事は簡単なおつまみ限定ですが、ビールに関することを醸造家と話してみたい人にオススメです！



おすすめ料理『フィッシュ＆チップス』

---

イギリスのパブで人気の、クラシックなフィッシュ＆チップスを丁寧に再現。フィッシュにはモルトビネガーとタルタルソース、ポテトにはスモークケチャップを合わせて提供します。イギリス人も絶賛する仕上がりで、ペールエールやIPAによくマッチします。

BEER FIELD

“SLOW BEER SLOW LIFE”を掲げるブルワリー「沼津クラフト」の直営店。観光客や出張のサラリーマン、そして県内外のクラフトビール愛好家も数多く訪れるお店で、三島駅からは歩いてすぐの場所にあります。


店内はカウンター6席、テーブル席5席。ゲストビールも迎えていますが、オリジナルビールは7種常設していて、まろやかな味わいの『クリームラガー』『バイカモIPA』など自社商品をメインに、リーズナブルな価格でスタイルの異なるビールを味わえます。


さらに、「身近なお酒であるビールを、もっと身近に楽しんで欲しい」と、料理は地元・函南グリムのソーセージ、スペアリブ、スキレットナチョスなどビールに合う軽食を揃えて用意います。

反射炉ビヤレストラン ほむら

世界文化遺産「韮山反射炉」が見える、席数100名以上の大きなビヤレストランです。隣接するブルワリー「反射炉ビヤ」で醸造したクラフトビールは、常時6種類以上。伊豆ゆかりの人物の名を冠したビール『義時』『氏康』はじめ、出来立ての限定ビールも飲むことができます。


車いす用トイレや、バリアフリーにも配慮し、送迎バスを用意(※15名以上の予約)するなど、ビールと伊豆・韮山観光を満喫できるスポットです。

おすすめビール『太郎左衛門』

---

英国産マリスオッターとクリスタルモルトを使用した、正統派のイングリッシュペールエール。スムースな苦みと余韻の香りが特徴的な、英国パブでもっとも飲まれている定番ビールです。


おすすめ料理『ほむら焼き』

---

広々とした館内では、地場産の鶏肉を中心とした炭火焼が楽しめます。特におすすめなのは、皮はパリパリで、中はジューシーな骨付き鶏「ほむら焼き」。その他にも、伊豆名産のわさび丼、ビールで煮込んだビーフシチューなど、人気メニューを取り揃えています。

■関連記事：【ラガーなのにエール？】不思議なビアスタイル「フェイクエール」を飲んでみた

YAKINIKU & CRAFT BEER 田

首都圏からの観光客も多い熱海にある、山梨県のブルワリー「Far Yeast Brewing」のクラフトビールが堪能できる焼肉店です。ビールは、オリジナルの『Far Yeast』『馨和 KAGUA』『Off Trail』など定番ビールから新作までが、常時8種類用意されています。


ひとりでも気軽に利用できるカウンター席から、最大20名のテーブル席も用意されているので、さまざまなニーズに合わせて楽しめます。さらに、最新の吸換気設備により、髪や衣服に匂いがつきにくいと店内環境も評判。


おすすめビール『馨和 KAGUA Rouge』

---

ローストした麦芽とスパイシーな山椒をふんだんに使用したどっしり重厚な味わい。爽やかでスパイシーなアフターテイストです。ワインのような感覚で、温度によって変化する香りもお楽しみください。


おすすめ料理『幻の和牛「尾崎牛」』

---

宮崎県で尾崎宗春氏によって育てられた幻の和牛「尾崎牛」は、脂がくどくなくあっさりとした味わいが特徴。「ビール×焼肉」という最高なペアリングを、ぜひお試しいただきたいです！


以上、静岡のビアバー14選でした！今回はご紹介できていないですが、「富士宮」や「焼津」などのエリアにも、素敵で楽しいビアバー・レストランが県内にはたくさんあります。今後、新たにスタートする醸造所のブリューパブにもご期待ください。

「ビール女子」では、これからも引き続き静岡県のクラフトビールシーンを追いかけていきます！