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Column 【パケ買いのススメ】あなたはどの姫タイプ? 七人の姫が描かれた「京都・丹後クラフトビール」

2018/05/01

ビールを選ぶときの基準は人それぞれ。苦みの強さやホップの種類によって選ぶ人もいます。

しかしビール勉強中の私は、けっきょくどれを飲めばいいの?と悩むこともしばしば。また、「そもそもスタイルって何?」「IBUっておいしいの?」そんな声を聞く機会も多々ありました。




知識がなくてもビールを楽しむことはできるはず。難しいことは置いておいて、とりあえず見た目が気に入ったビールを片っ端から飲んでみよう!という思いつきから始まった企画「パケ買いのススメ」。

記念すべき第1弾は、「京都・丹後クラフトビール」! “和”を感じさせるイラストが気になりますよね。



描かれているのは、丹後にゆかりのある伝説の七姫のイラスト。たとえば、浦島太郎でおなじみの乙姫も伝説の七姫の1人です。

今回購入した3本のビールのうち、『SMOKED(スモーク)』と『MEISTER(マイスター)』には箱がついていました。くりぬかれた穴から七姫がチラッと見えて、贈り物としても喜ばれそうなデザインです。

すっきりとしてほんのり甘い!『MEISTER』×安寿姫

クリアな見た目を裏切ることなく、すっきりした飲み口が特長のビールです。ほんのりと感じる甘みの正体は、副原料として使われているお米。後味が日本酒に似ていて、苦みは少ないです。


ラベルに描かれているのは「安寿姫(あんじゅひめ)」です。ビールの入っていた外箱には、

“森鴎外の山椒大夫の物語に登場する、心優しき薄幸の姉姫。逆境に耐え忍んだ辛抱強い姫。”

と、記載がありました。

姉弟で山椒大夫にいい売られて過酷な労働を強いられ、弟だけを逃がした安寿姫はやがて力尽きてしまったんだとか。この物語を踏まえて見ると、こちらを振り返る表情がなんとも切ないですね。



さらっとした飲み口のなかにほのかな甘みを感じる『MEISTER』は、魚料理や日本食にも合う! ゴクゴク飲める軽さで、万人受けしそうな味わいです。

MEISTER

〇原材料: 麦芽、ホップ、米、コーンスターチ
○アルコール分:5.5%
〇醸造・提供場所:丹後王国「食のみやこ」
〇公式オンラインショップ:http://tango-kingdom-onlineshop.com/SHOP/TK0014.html


香ばしい味わいとコクが堪能できる『SMOKED』×小野小町

まるでコーヒーのような見た目に驚き!黒い!燻製麦芽を使用したラオホをアレンジしただけあって、スモーキーな香りがただよいます。『MEISTER』に比べるとたしかに個性的ですが、ほのかな甘みとコクがクセになる味わいです。



短冊と筆を持っている女性は「小野小町」です。ビールの入っていた外箱には、

“丹後の地で余生を送ったと云われる、絶世の美女と名高い平安時代の歌人。今もなお、人々を魅了し続ける謎多き女性。(外箱より引用)”

と、記載がありました。

小野小町といえば百人一首を連想します。絶世の美女とされながらも、晩年はどこで何をしていたのかまったく分かっていないそう。ミステリアスな女性って惹かれますよね。



こちらの『SMOKED』は見た目よりもまろやかで苦すぎないので、チーズやサラミをつまみながら飲むのがおすすめ! 燻(いぶ)した麦芽の香りと絶妙にマッチしますよ。

SMOKED

〇原材料: 麦芽、ホップ

○アルコール分:5.5%
〇醸造・提供場所:丹後王国「食のみやこ」

○公式オンラインショップ:http://tango-kingdom-onlineshop.com/SHOP/TK0016.html


苦いビールが飲みたい人に!『IPA』×七姫オールスター

これぞ、じっくり味わって飲みたいビール! アメリカンなホップの香りと苦みを存分に堪能することができます。冷蔵庫から出して少し時間をおいてから飲むと、ホップの香りがより際立ちます。



丹後の七姫がずらりと並ぶイラストは圧巻。なんか強そう……!

ダークな色合いをベースに、ピンク色の縁どりがお洒落ですよね。お店のショーケースでひときわ目立っていたので、つい手にとってしまいました。



『MEISTER』や『SMOKED』よりは苦いですし、ホップの香りも強いです。そのいっぽうでどこか優しく、海外のIPAに比べると親しみやすい味わい。

食事と合わせるなら肉料理がベスト!ガッツリ食べたいときにおすすめです。

IPA

〇原材料: 麦芽、ホップ
○アルコール分:6.3%
〇醸造・提供場所:丹後王国「食のみやこ」


丹後に伝わる伝説を学びながらビールを飲もう

イラストが伝説の七姫とは知らずに手に取った「京都・丹後クラフトビール」ですが、それぞれのお姫様について調べながら飲むのもまた新鮮な体験でした。



中身はもちろん、ブルワーさんのこだわりが詰まったパッケージも含めて、ひとつの作品として味わう楽しみかたもおすすめ。

ビールを飲みながらラベルをじっくり眺めてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

■公式ホームページ:https://tango-kingdom.com/theme369.html

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ライターの紹介

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ヨシダイト ライター

激辛グルメとビールがあればそれでOK!やんちゃな猫の相棒(ベンガル)と一緒に暮らすフリーライター。元バンドマンでありベーシスト。趣味はカメラとゲーム。夢の国にもよく出没します。

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