
旅に出かける高揚感。到着したときのほっとした安らぎ。
空港には、行き交う人それぞれの物語があります。そんな「旅の感情」を一杯のビールに込めたのが、成田空港のオリジナルクラフトビール「成田空港エール」です。

2026年3月には、これまでの瓶商品に加えて、缶商品のラインナップもそろい、さらに、国内最大級の食品審査会「ジャパン・フード・セレクション」では最高賞となるグランプリを受賞するなど、国内外の審査会でも高い評価を獲得しています。
そんな話題を集めている「成田空港エール」。そもそも、どんなビールなのか。なぜ空港がクラフトビール? その魅力とストーリーをお届けします。
記事後半には、2026年6月に空港内にオープン予定のクラフトビール専門カフェの情報も!ぜひ最後までご覧ください。
空港が手がけるクラフトビール「成田空港エール」とは?

「成田空港エール」は、「旅への出発」と「旅からの到着」という、空港が持つ2つの顔をビアスタイルで表現した、成田空港オリジナルのクラフトビールシリーズです。
現在のラインナップは2種類。「旅のはじまり(出発)」をテーマにした「セゾン」と、「旅の到着」や「旅を振り返る時間」を表現した「アンバーエール」です。
『成田空港エール(セゾン)』

柑橘系の華やかな香りとフルーティーさを引き出すため、ホップには「ネルソンソーヴィン」を使用。爽やかな飲み口がそのまま旅への高揚感に重なります。隠し味には千葉県産のオリーブオイルを加え、芳醇なシャンパーニュのように仕上がっています。
『成田空港エール(アンバーエール)』

麦芽の風味をゆっくり堪能できる深いコクが特徴で、副原料には千葉県産のオリーブオイルと山椒を使用しています。出発のワクワクを描いたセゾンとは対照的に、旅を終えたあとの余韻にそっと寄り添う落ち着いた味わいが魅力。成田名物のうなぎとのマリアージュも相性ぴったりです。
単に味わいの異なる2種類のビールとして楽しむだけでなく、出発前の高揚感や、旅を終えたあとの余韻まで味わえるように設計されているのが、このシリーズの面白いところ。

醸造を手がけるのは、千葉県銚子市で地域に根ざしたビールづくりを行うチョウシ・チアーズ株式会社。銚子での醸造、地域の休耕地の活用、千葉県産素材の使用など、「千葉らしさ」「地域性」が随所に息づいているのも、このビールの大きな特徴です。
国内外の審査会で評価された、たしかな実力

「成田空港エール」は、味わいやブランドづくりが国内外の審査会でも高く評価されています。
2026年4月には、『成田空港エール(セゾン)』が「ジャパン・フード・セレクション」で最高賞のグランプリを受賞。ジャパン・フード・セレクションは、一般社団法人日本フードアナリスト協会に認定された約2万3千人規模のフードアナリスト(食の専門家)が審査を行う、日本初の食品・食材の評価・認定制度です。
安全性やブランディングなど100のチェック項目に基づいて厳格に評価され、100点満点中90点以上の商品のみが選ばれるグランプリに、総合評価94点で輝きました。

評価されたのは味だけではなく、デザインや地域性、そして開発に込めたストーリーまで。「成田空港だからこそ生まれた体験価値」が、総合的に認められた結果です。

さらに、第2弾の『成田空港エール(アンバーエール)』も、2025年に大阪で開催された国際審査会「International Beer Cup 2025」で銅賞を受賞。
出発を描くセゾン、到着を描くアンバーエールがそろって評価を受けた、確かな実力を備えたシリーズといえます。
中の人に聞く、「成田空港エール」誕生の背景と想い

そもそも、なぜ空港がクラフトビールを手がけることになったのでしょうか。「成田空港エール」を手がける株式会社グリーンポート・エージェンシーのご担当者に、お話を伺いました。
■コロナ禍で生まれた、「旅を届けたい」という想い
「成田空港エール」の開発が始まったのは、新型コロナウイルスの感染拡大により、人の移動が大きく制限されていた時期。旅が自粛されるなかで芽生えたのは、「旅行の楽しさを、どうにかして忘れないでいてほしい」という想いだったといいます。
空港は本来、「出発」と「到着」という人の感情が交差する場所。たとえ実際に旅に出られなくても、自宅にいながら旅気分を味わってもらえる方法はないか。その問いから、成田空港オリジナル商品の構想が動き出しました。
■「旅 × 地域」を体現する一杯へ
もうひとつの軸が、「地域とのつながり」です。
コロナ禍を機に、NAAグループは「マイナスをゼロに戻す」活動だけでなく「ゼロをプラスに変えていく」地域との関係性を模索してきたといいます。
成田空港周辺の産品を紹介するオンラインツアーを企画した際には、参加者から「成田空港オリジナルの商品も作ってほしい」という声を多くもらったそう。成田空港を好きでいてくれる人が、地域の魅力とともに楽しめて、旅の高揚感を思い出せるもの。その答えとしてたどり着いたのが、クラフトビールでした。
■銚子ビールとの出会いが生んだ"共創"

製造を担うのは、前述のチョウシ・チアーズ株式会社。クラフトビールを通じて街を盛り上げたいという想いのもと、地元に愛されるビールづくりに取り組む佐久間代表との出会いから、共同開発がスタートしました。こうして地域の想いと空港の想いが重なった一杯として、「成田空港エール」が誕生しました。
■セゾンに込めた、"出発"の物語

第一作のセゾンで徹底的にこだわったのが、「出発」の瞬間の表現だったといいます。空港で荷物にバゲージタグが付けられるひとときは、旅が現実として動き出す象徴的なシーン。その高揚感をそのまま商品に落とし込みたいという想いから、瓶商品のネッカーラベルにはバゲージタグをモチーフに採用。ボディラベルはあえて余白を活かしたミニマルなデザインとし、成田空港ならではの洗練された空気感を表現しています。
「手に取った瞬間に、"これから旅が始まる"というワクワク感を思い出してもらえること」。『成田空港エール(セゾン)』は、そんな一杯を目指して生まれました。
"瓶"から"缶"になって新登場!もっと旅のそばに

そして今、新たな話題となっているのが"缶"の登場です。『成田空港エール(アンバーエール)』の缶商品が、2026年3月より、成田空港公式オンラインショップ「NARITA AIRPORT ONLINE SHOP」で販売をスタートしました。
缶になったことで持ち帰りやすさと日常での楽しみやすさが大きく向上し、より気軽に旅の余韻を味わえるようになりました。旅先や帰省、おうち時間にも、すっと寄り添ってくれる一本です。

瓶商品で「出発の高揚感」を象徴していたのが、ネッカーラベルのバゲージタグデザイン。今回の缶でも、限られた面積のなかで視認性高くバゲージタグを描き、ひと目で「成田空港エール」とわかるブランドの世界観にこだわったとのこと。あわせて、ブランドの統一感を高めるため、既存の『成田空港エール(セゾン)』もデザインのリニューアルが行われます。
今夏、空港内に専門カフェもオープン!
そしてこのたび、ビッグニュースが舞い込んできました!
※画像は撮影イメージです。店内では、「成田空港エール」の樽生ビールを常設店舗として初めて販売。また、日本の空港内では最大級となる約20種類のクラフトビールを取り揃え、空港にいながら日本各地のブルワリーを巡るような“旅の体験”を楽しめるとのこと。
※画像は撮影イメージです。旅の始まりと終わりが交差する空港で、出発前の高揚感にも、到着後の安らぎにも静かに寄り添ってくれる空間になりそうです。
NRT BEER FLIGHT CAFE
〇営業場所:成田空港 第2ターミナル連絡通路2階(保安検査後エリア)〇オープン日:2026年6月26日(金)
〇営業時間:7:00〜21:30(L.O.) ※オープン日は10:30〜営業開始
〇店舗企画:株式会社グリーンポート・エージェンシー
〇店舗運営:プラスナリタラボ株式会社
〇取扱い:成田空港エール(生)ほか、約20種類のクラフトビール/ビアフライト(飲み比べ)
シーンで選ぶ、「成田空港エール」3つの楽しみ方
「旅」をテーマにした「成田空港エール」は、飲むシーンによって表情を変えてくれます。最後に、編集部おすすめの楽しみ方を、3つのシーンでご提案します。
1. 旅の帰りに、空港で

2. おうちで、旅気分を味わいながら

3. 大切なあの人へ、贈る

旅のはじまりに、旅の終わりに、そして旅を思い出したい日にも。
成田空港エールは、ただ喉を潤すだけでなく、空港に流れる高揚感や余韻、地域の魅力までを一緒に味わえるクラフトビールです。
瓶から缶へ、そして空港内の専門カフェへ。楽しみ方が広がることで、成田空港エールはこれまで以上に“旅のそばにある一杯”になっていきそうです。
成田空港を訪れる際は、出発前や到着後のひとときに、ぜひこの場所ならではのビールを味わってみてください。きっと、旅の記憶にそっと残る一杯になるはずです。
購入・お取り扱いについて
〇オンラインショップ:NARITA AIRPORT ONLINE SHOP(成田空港公式)〇実店舗:成田空港エール 取り扱い店舗一覧をご確認ください
※『成田空港エール(アンバーエール)』缶の取り扱い店舗は、順次拡大予定です。
〇公式Instagram:@nrt_beerflight_base

お酒は二十歳になってから。
