Release チーズ製造時に廃棄されるはずの“ホエイ“と、ブルーベリーを使った甘酸っぱいビールが誕生！

厳しい暑さが続くと、すっと喉越しの良いビールが飲みたくなりますが、今年の夏は甘酸っぱい味わいのサワービールはいかがでしょう。


サンクトガーレン有限会社（以下、サンクトガーレン）は、神奈川県厚木市内の牧場Bocca（以下、ボッカ）でチーズ製造時に出る“ホエイ”とブルーベリーを使った新しいビール、『ホエイサワーエール ブルーベリー』を醸造。2021年8月6日（金）より、公式ネットショップや全国の一部販売店にて販売されています。

そんな泡までブルーベリー色の見た目もかわいいサワービールをご紹介します！

廃棄されるはずの“ホエイ”が復活

サンクトガーレンはこれまでにも、『アップルシナモンエール』や『和梨のヴァイツェン』など、規格外で通常では売り物にならずとも味は変わらずおいしい果物などを使ったビールを多数醸造してきました。

今回のビールも、世界的な問題である「食品ロス」を減らす取り組みにも繋がる、素敵なコラボレーションにより誕生したのです。


「ホエイサワーエール ブルーベリー」に使われている“ホエイ”とは、チーズをつくる時に出る産廃物のこと。

チーズは牛乳からつくられますが、実はそのうち固まってチーズになれる牛乳はたったの1割！なんだか切ないですが、残りの9割がホエイと呼ばれる産廃物になってしまうのです。

産廃物とはいいつつ、乳酸菌やビタミン、ミネラル、タンパク質など、たくさんの栄養を含んでいるため、設備を持つ大きな工場ではプロテインなどに活用されているそう。

ですが、ボッカでは廃棄するしか方法がなく、それでもこのホエイを何かに活用できないかと考え、サンクトガーレンに相談。その後、ビールの原料として使うべく開発にのりだしたのです。


ホエイとブルーベリーを合わせたビールを造ることに決まったは良いものの、醸造の際にはかなりの緊張感に満ちていたそう。

その理由は、今回造られるビアスタイル（ビールの種類）であるサワーエールは乳酸菌を使って醸造されますが、その他のビールにとって「酸」は好ましくない味とされており、ホエイが持つ乳酸菌をビール工場に持ち込む行為がとても危険だから。


サワーエールの醸造が盛んな国やブルワリーは、敷地が広いことから、他のビールとサワービールの工場を別の場所に設置するなどして工夫をしているそうですが、なかなかそうはいかないもの。

そのため、今回サンクトガーレンでは、乳酸菌が他のビールに混入しないように、通常業務は全てストップ。換気口などタンクの開いている部分は全て塞ぎ、製造後は部品を分解洗浄するなど、徹底した管理のもと醸造が行われたのです。

ホエイ×ブルーベリーが出会いつくり出す甘酸っぱさ

そうして、たくさんの壁を乗り越えて完成した「ホエイサワーエール ブルーベリー」。

一見ブルーベリージュースのよう。ですが、泡までしっかりとブルーベリー色に染まり、しっかりと見た目もビールになっています。

そして味わいは、ホエイがもつ乳酸菌のフルーティーな酸味とのバランスをとるため、大量のブルーベリーを使用し甘さを調整。見た目にも楽しく、ホエイとブルーベリーが造り出す甘酸っぱい味わいが、口いっぱいに感じられるビールです。

一緒に食べたいおつまみは？

おつまみブルーチーズケーキ

チーズケーキの濃厚さとブルーチーズの塩加減がたまらない！一口サイズにカットしたらパクパクとつまみやすい。「ホエイサワーエール ブルーベリー」との相性もぴったり。

つくり方を見る！

一緒に聴きたい音楽は？

Shiggy Jr. “サマータイムラブ”

明るくポップなサウンドで夏に聴きたい一曲！片思いの相手に自分の思いを伝えられない甘酸っぱい恋の様子が、「ホエイサワーエール ブルーベリー」の甘酸っぱさと重なります。


いつもと少し気分を変えたい時、心も体もさっぱりしたい時。「ホエイサワーエール ブルーベリー」を飲んでみてください！きっと新しい世界が広がるはず。

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