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Bar 【東京・八重洲】母体は1949年創業の中華屋!中華×メキシカン料理とオリジナルビールが楽しめる「DRAGON BORRACHO(ドラゴンボラーチョ)」

2026/06/24


サラリーマンや外国人観光客の方など、今日も多くの人が忙しなく行き交う東京の中心地・八重洲。

その一角に、2025年2月、タップルーム「DRAGON BORRACHO(ドラゴンボラーチョ)」がオープンしました。

ここは、同じく八重洲で自家醸造ビールをつくる「BALDYS GOOD BEER(ボルディーズグットビアー)」のタップルームですが、なんと母体は1949年創業の歴史ある中華料理屋泰興楼(タイコウロウ)」。

オリジナルビールに加え、泰興楼から受け継いだ中華とメキシカンが融合した料理が楽しめる場所なのです。


クラフトビールのお店ってなんだか緊張する、かっこよくて敷居がちょっと高い…。

そんな人にもおすすめしたい、クラフトビールを飲みなれていなくてもふらっと寄りたくなる、楽しく飲める自由な場所をつくりだしているドラゴンボラーチョに行ってきました。


芸術的なインテリアに、令和に珍しい喫煙席のある店内


「DRAGON BORRACHO(ドラゴンボラーチョ)」(以下、ドラゴンボラーチョ)があるのは「東京駅」または「日本橋」駅から徒歩3分ほどの場所。


大きなビルを潜り抜け、落ち着いた雰囲気の小道に入りしばらく歩くと見える、大きな龍のロゴマークが目印です。


テラスにはテーブルと立ち飲みスペースがあり、開放感の中でビールを楽しめます。


入り口の右側にある小窓も、開けると立ち飲みスペースに。最大6人で使用できるとのことでふらっとみんなで飲むのにちょうど良さそう。


店内の中央には、ドーンと存在感のあるコの字型のカウンター席が。


テーブル席も7卓あるので、大人数での宴会もできます。


さらに、令和のビアバーとしては珍しく、喫煙室を完備しています。また、中央のカウンター席のみ終日喫煙可能なのだとか。


そんなドラゴンボラーチョの店内には、芸術的なインテリアがたくさん

まずは、壁にある大きな店名とビールを飲むおじさまのアート。イラストのおじさまは、泰興楼の会長(現代表のお父様)がモチーフになっていて、ブルワリー名の“BALDYS”も実はこの会長をリスペクトしてつけられた名前なのだそう。


というのも、“BALDYS”は英語で「はげあたま」という意味。ブラックジョークも許してしまう会長の人柄やご家族の仲の良さが垣間見える、クスッと笑ってしまうブルワリー名ですよね。


そして、カウンターのテーブル。

メキシカンなタイルと、本場中国から取り寄せたという麻雀牌が敷き詰められていますが、この組み合わせが華やかで可愛い…!メキシコのタイルの中には、はげあたまのおじさまも。思わずここでビールの写真を撮りたくなります。


ビアタップの持ち手も、ひとつひとつ模様が違ってオシャレ。スノーボードの廃材を使用してリユースされて作られたものだそう。


さらに、カウンター下の本物の石碑のような壁は、なんとディズニーランドの建築を手がけるデザイナーさんが作ってくれたのだそう。確かにどことなくテーマパークっぽい雰囲気が漂っている気がします!隠れミッキーのように、「BALDYS」の名前が隠れているので探してみてください。


その他にも、インテリアの見どころがいっぱい!雑貨やインテリアが好きな人にもたまりません。


中華とメキシカンを欲張りに堪能できる料理

「泰興楼」外観
そんなドラゴンボラーチョの母体は、1949年創業の歴史ある中華料理屋「泰興楼」。ドラゴンボラーチョから徒歩1分ほどの距離に東京本店があり、自由が丘にも姉妹店があります。

1番のこだわりであり、創業当初から親しまれている12cmの「ジャンボ餃子」をはじめ、様々な種類の餃子やこだわりの中華料理を提供。長年八重洲のお客さんに親しまれてきました。

「BALDYS GOOD BEER」外観
そして、泰興楼が自社ブルワリー「BALDYS GOOD BEER(ボルディーズグットビアー)」(以下、ボルディーズ)を始めたのは、泰興楼の代表が長年クラフトビールに挑戦したいという志を持っていたことがきっかけ。

代表の息子さんである于凱年(ゆうかいねん)さんが代表としてブルワリーを立ち上げ、誕生しました。


さらに、ボルディーズのクラフトビールと泰興楼の中華料理を楽しめる店としてオープンしたのが、ここ「ドラゴンボラーチョ」です。

オープンするにあたっても、八重洲で築いてきたお客さんとの繋がりや街のコミュニティを大切にしていきたいという想いから、泰興楼の近くの場所でオープンを決めたのだとか。


料理は、泰興楼で提供されている中華メニューをはじめ、創作タコスなどのメキシカンメニューも提供。中華とメキシカンが融合したラインナップ。餃子欲とタコス欲をどちらも満たせる、酒飲み大歓喜な贅沢なメニューです。


ちなみに、ドラゴンボラーチョという店名の由来は、「ドラゴン」は泰興楼から受け継いだ中華を象徴するもの、「ボラーチョ」はスペイン語で「酔っ払い」という意味で、まさに中華とメキシカンの融合を表している愉快な店名です。

まずは、おすすめの看板メニューを2品いただきました。


『ジャンボ餃子』(税込450円/2個〜
泰興楼の看板メニューでもある、巨大なジャンボ餃子。泰興楼と同じものを蒸して提供しています。もちもちと肉厚の生地からジュワッと溢れる旨みたっぷりの肉汁にうっとり。

そのままかぶりついてももちろん美味しいのですが、注文すると提供してもらえる2種類のタレ(「お酢+からし」「醤油+特製ラー油」)を自分好みにブレンドしてアレンジするのもおすすめ。ボリュームがあるので1つの餃子で何度も味変して楽しめます。

『ドラゴンビーフタコス』(税込650円)
柔らかく煮込まれたビーフと、爽やかなサルサが相性抜群な1品。ライムを絞ってかぶりつくと、一口で満足度抜群のおつまみに。しっかりとした味つけのお肉の旨みでビールを飲む手が止まりません。他にもタコスのメニューには、期間限定の味わいを楽しめる「本日のタコス」があります。

さらに編集部で気になったメニューもオーダーしてみました。


『エビ蒸し餃子』(税込750円/3個〜)
エビがたっぷり入り、一口でプリッとした食感が感じられる旨みたっぷりの一品。蒸されたエビの風味がふわっと口いっぱいに広がり、旨みと肉汁に溺れます。

『チャーシューとトマトとバジルハーブ和え』(税込880円)
食べ応えのあるチャーシューと大切りのトマト、バジルが和えられた、まさに中華とメキシカンの融合なメニュー。しっかりピリ辛なので、前菜らしさもありながらおつまみとしてもお酒がかなり進んでしまう味わいです。


近所から毎日自転車で運ばれる新鮮なビール


店内で提供しているビールは、自社ブルワリーであるボルディーズのビールを中心とした10タップ。

さらに、いろんなビールを楽しめるようにと、ボルディーズのビールに加え他社のクラフトビールも仕入れ、ビアスタイルの偏りがないように提供しています。


ボルディーズのビールづくりのこだわりは、「初めてクラフトビールを飲む人にも飲みやすい、新しい発見があるビール」をつくること。醸造しているビールのほとんどがするすると飲みやすく、ビール特有の苦みや強い香りを抑えたものがほとんどです。

元々、神奈川・茅ヶ崎のブルワリー「Barbaric WORKS」で醸造していた中田じゅんぺいさんが現在ヘッドブルワーを務め、ドラゴンボラーチョの中華やメキシカンと相性のいいビールを醸造しています。


そして、ボルディーズのビールにドリンカブルなものが多いわけは、ドラゴンボラーチョの客層にも関係が。

サラリーマンや観光客の方が多く、“クラフトビールが大好き”というお客さんよりは、ふらっと飲みにきてくれるお客さんが圧倒的に多いという八重洲の街。そんな人たちに愛されて、初めて飲むクラフトビールだとしてもここからもっとクラフトビールを好きになってもらえるような、また飲みたいと思わせる魅力を感じられるビールをつくっていきたいという想いが、味わいにも反映されているのだそう。


ちなみに、醸造所はドラゴンボラーチョから徒歩11分とすぐ近くにあるので、ビールはほぼ毎日自転車で届けられます

つまり、店内では新鮮なビールが飲めるということ。取材中に新しいビールが自転車に乗せられて運ばれてきて、初めてみる光景にびっくり!

この日は4種類のオリジナルビールをいただきました。


『JUST BITTER LIME』(ハーフ1,100円、パイント1,400円)
ドラゴンボラーチョの1周年記念ビール。完熟のライムとジャスミン茶を使用し、ライムの程よい爽やかな酸味にジャスミン茶の上品さを合わせた、中華とメキシカンの融合をテーマにしているお店を象徴するような一杯。

飲んでみると、ビールの味わいの中に程よく感じるジャスミンの柔らかい風味にちょうどいい塩梅のライムのアクセントが心地良い、ごくごくと飲めて食事に合わせるのにぴったりな味わいです。


『GOOD NEWS』(ハーフ1,100円、パイント1,400円)
ボルディーズの1周年記念ビール。ビアスタイルはWEST COAST IPAで、豊潤でジューシーさがあり飲みごたえもしっかりあるスタイルです。ドライホップの華やかな香りがグラスを近づける度に鼻腔にふわっと届きます。

しっかりした苦みの中にスッキリ感があり、ホップ由来のフルーティーさもしつこくなくドライに仕上げられています。WEST COAST IPAのイメージよりも飲みやすさ重視でつくられていて、ボルディーズのセンスとこだわりが光る一杯。


『TIMMY』(ハーフ1,100円、パイント1,400円)
スッキリしたラガースタイルに、現代的なアメリカンホップを使用した「HOPPY  LAGER」というビアスタイル。華やかながら繊細な草や花のニュアンスに、ほのかなベリーのようなフレーバーのジューシーさを感じられるビールです。するする飲めるラガースタイルの良さと、心地よい感覚で香るホップのニュアンスが良いとこどりの一杯。


店内のショーケースにあるボルディーズの缶ビールも、店内で飲むことができます。

ドラゴンボラーチョでは缶の持ち帰りはできませんが、ボルディーズの方では缶ビールの販売も行っています。徒歩11分で行けるので、お土産に持ち帰りたい方はぜひ一緒に立ち寄ってみてください。


その他にも、ショーケースにはナチュラルワインも取り揃えていたり、テーマである「メキシコ」の代表的なお酒であるテキーラもあったりと、ビール以外のお酒も充実。ビールを飲まない方でも大歓迎です!


八重洲の“ジャンルレスなカルチャーが集まる交差点”


店内、料理、ビールと、唯一無二の個性が爆発しているドラゴンボラーチョ。

その自由な空気感はどこから生まれているのか。その根底にある想いについて、店長である早川慎吾さんに伺いました。
店長 早川慎吾さん
早川さん「ドラゴンボラーチョのコンセプトは“ジャンルレスなカルチャーが集まる交差点”。ボルディーズのタップルームなので、もちろんメインドリンクはビールなんですけれど、他のお酒もすごく充実させているし、単なる“ビール好きが集まる店”にはしたくないと思っています。だからボルディーズのビールも初めてクラフトビールを飲む人にも飲みやすくというこだわりを持っていますし、ビールを飲んでいただかなくてもいい、どんな人たちが来ても楽しく飲める場所にしていきたいという思いが1番強いです」


そんな早川さんは、じつは元々ドラゴンボラーチョから徒歩1分とほど近い居酒屋に勤務していたのだそう。

ドラゴンボラーチョがオープンし携わり始めてからは、親しみやすいビールを提供することだけでなく、仕事帰りに心ゆくまでリラックスして楽しんでもらえるようにと、サラリーマンの多い八重洲のお客さんにあった過ごしやすさに焦点を当ててお店づくりを進めてきました。

早川さんも、それまでクラフトビールを飲んだ経験はあまりなかったそうなのですが、ボルディーズの飲みやすいビールに一気に惹かれ、日々クラフトビール愛が深まっているとか。


泰興楼の「八重洲で築いてきたお客さんとのつながりや街のコミュニティを大切にしたい」という想いから、同じく八重洲の街でオープンしたドラゴンボラーチョとボルディーズ。早川さんとのご縁もまた、八重洲が紡いでくれたものであるように感じます。

そして早川さんは、「ドラゴンボラーチョでできたお客さんとの縁や、お客さん同士のつながりもできる場所になっているので、この縁をこれからも大切に守り続けていきたいです」と話してくれました。
ドラゴンボラーチョ スタッフの皆さん
中華もメキシカンも楽しめる絶品料理に、ドリンカブルなボルディーズのクラフトビールが楽しめるドラゴンボラーチョ。

仕事で大変なことがあった日でも、ここに立ち寄ればモヤモヤもビールと一緒にぐびっと飲み干して忘れられそうな、そんなポジティブな雰囲気が流れるビアバーです。クラフトビール好きはもちろん、ビールを飲まない方も気軽に立ち寄ってみてください!

 DRAGON BORRACHO(ドラゴンボラーチョ)

◯住所:東京都中央区八重洲1-5-21 いちのごビル 1F(Googleマップ
◯アクセス:東京駅、日本橋駅 各駅より徒歩3分
◯営業時間:平日:16:00〜23:30(ラストオーダー料理22:00、ドリンク23:00)
◯定休日:土日祝(その他はInstagramをチェック)
◯決済方法:クレジットカード、QRコード、現金
◯Instagram:https://www.instagram.com/dragon_borracho

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ライターの紹介

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田代奈都江 ライター

ドラマでガッキーがビアバーにてカッコよく「タップ1で!」と言っていたシーンに憧れて、私もビアバーに通うようになりました。愛情込めてつくられ注がれたビールの世界を知れば知るほど、ビール沼にハマり続けている真っ最中です。特に好きなのは茶色いビールたちで、スタイルでいうとビターが好きです。ビール愛を活かしながら行ってみたい、飲んでみたいと思っていただける記事を発信していきます!

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