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Release カナダから日本初上陸。缶で提供することにこだわる「コンテナブリューイング」のビール4種を飲んでみた

2024/04/23

こどもの頃、いただきものの箱やプレゼントなどを開けるときに感じたワクワク感。そんな気持ちを思い起こさせてくれるようなビールがカナダから届きました。


この度、カナダ・ブリティッシュコロンビア州にあるアウトドア好きが始めた「コンテナブリューイング」のビールが日本初上陸。今回は、日本限定商品含むコンテナブリューイングのビール4種類を飲んでみました!


コンテナブリューイングとは


コンテナブリューイングは、30年来の友人同士であるテリー・ブラウン氏とダン・ウェブスター氏が2018年に共同創立したブルワリーです。

コンテナ」というネーミングの由来は、所在地がコンテナ港の近くの工業地帯に位置していること。さらに、“コンテナを開ける楽しみ、開けたら楽しいもの(コンテナブリューイングのビール)が詰まっている”という想いが込められています。


コンセプトは“どこでも美味しいビールが楽しめる”こと。その想いに至ったきっかけは、二人がアウトドア愛好家なことでした。


外に出て世界を体験することを好む二人が考えついたのは、“最高のビールを缶で提供することで、どこでもおいしいビールを楽しんでほしい”ということ。

そのため、どんな場所でも何杯でも飲める様な親しみやすさが魅力です。また、どこでも持ち運びやすい缶で提供することにもこだわっています。


アーティスティックなラベルも相まって、飲む前からワクワク。どんな楽しいビールが詰まっているのか…早速コンテナをプシュっと開けてみました。

カナダから初上陸したビール4種を飲んでみた


さっそく、コンテナブルーイングのビールを4種類飲んでみました!外に出るのが楽しくなってくるこれからの季節にぴったりな、外飲みに合うおつまみと共にご紹介します。

①『MANIFEST Hazy Pale Ale (マニフェスト ヘイジーペールエール)』


MANIFEST」(=積み荷目録)という商品名から、コンテナブリューイングの想いが集約されていることが伺えるヘイジーペールエール。アルコール度数は4.8%。グラスに注いだ瞬間から南国の香りが漂います。トロッと濁った淡いオレンジ色に誘われて、一口。


オーツ麦を使用しているため、口当たりはスルッとシルキートロピカルフルーツの香りが口の中に広がり、柑橘系の苦みが爽やかに舌を覆います。すると麦芽の甘みをフワッと感じ、最後はピリッとした刺激が残りました。軽やかでスッキリ飲めるヘイジーで、太陽の下で飲みたくなる一杯。

『きのこのおつまみキーマカレー』とペアリング

きのこ キーマカレー おつまみレシピ ビール
ヘイジーなこのビールに合わせたいのは「きのこのおつまみキーマカレー」。スパイスたっぷりの本格的なカレーなので、スルッと入るトロピカルなビールがピッタリ。本格的な味わいながら100円ショップなどで簡単に手に入るスパイスがほとんどなので、自分好みの分量を見つけるのも楽しいです。ヒリヒリした口をスッキリな南国のヘイジーで潤してみては。

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②『COLD BOX Dry Hopped Lager(コールドボックス ドライホップラガー)』


出来立て冷え冷えの美味しい状態で届くことを表現しているかのような「COLD BOX」は、日本限定販売。グラスに注ぐとやや霞みがかった美しい黄色。ビアスタイルはドライホップラガーで、アルコール度数は5.2%です。


乾いた喉を潤したくて思わずごくっと飲むと、スッと澄み渡るように舌を通り過ぎました。すると優しいホップの苦みが口の中で広がり、最後はふんわりと果汁のような甘みが残りました。後味の理由は、ヒュールメロンといったメロンのような甘い香りがするホップをドライホップで加えているため。日本人に馴染みのあるスタイルですが、いつもとは一味違う繊細なホップ香るラガーが新鮮

『豚バラとシシトウの焼きとん』とペアリング


新鮮味のあるラガーですが、日本限定ということでやはり合わせたくなってしまうのは日本食。そこで日本の赤提灯文化を感じる「豚バラとシシトウの焼きとん」とペアリングしてみました。グリルでいい具合に脂が落ちた豚バラと青臭さが強めなししとうで満たされた口を、爽やかなビールでスッキリ。優しく甘い香りで包んでくれるビールで、串が進みます。

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③『GOLDEN VIBES Citrus Sour(ゴールデンバイブス シトラスサワー)』


色はラベルのデザイン通りのブラッドオレンジの「GOLDEN VIBES Citrus Sour」のビアスタイルはシトラスサワー。アルコール度数は4.8%です。香りはふんわりとブラッドオレンジ。これはブラッドオレンジジュースではないのか…と思いながら一口ゴクリ。


すると強い酸味で口がキューっとなり驚かされます。すぐにグレープフルーツの優しい苦みブラッドオレンジの甘みがやってきて、そこに麦芽のコクがふんわり漂うので、果汁と麦汁が見事に融合した黄金の雰囲気漂うビールだと気づくのです。強烈な第一印象とは裏腹に、最後は爽やかさだけが舌に残るので、何杯でも飲みたくなってしまう様な大人のビタミン飲料

『カリカリ豚と花椒塩、パクチーの付け合せ』とペアリング

豚肉 パクチー おつまみレシピ ビール
合わせたいキャンプ飯は「カリカリ豚と花椒塩、パクチーの付け合せ」。コッテリな豚バラをパクチーやライム、柑橘系の香りがする花椒塩で爽やかにするこの一品と、柑橘果汁たっぷりのビールは相性抜群。ビール自体がお料理の味付けの一つにもなってくれ、より深い味わいになります。

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④『SEAWISE GIANT Imperial Stout(シーワイズジャイアント インペリアルスタウト)』


世界最大級のタンカー「SEAWISE GIANT」の名がついた、アルコール度数11.2%のインペリアルスタウト。真っ暗の中、荒れ狂う海からもこのスタウトに尋常じゃない何かを孕んでいることを感じます。グラスに注ぐと漆黒の液体にきめ細かいこげ茶の泡


一口飲もうと顔を近づけるとレーズンと燻されたスタウトの香りが立ち込めます。口当たりは優しく入ってくるのですが、舌の上に乗ると強烈なローストとカカオの香りやコクが口を席巻し、レーズンのような酸味とカカオの苦みが最後に残りました。味のパンチ力はすごいのですが、液体が滑らかなので、奥に潜む優しさを感じます。

『燻製ベーコンナッツ』とペアリング


ロースト香がガツンとくるインペリアルスタウトと合わせたいのは、「燻製ベーコンナッツ」。ゆっくり飲みたいハイアルコールなインペリアルスタウトと、同じく燻された香りがマッチするペアリング。難易度の高そうな燻製ですが、フライパンでも簡単に出来るのです。燻製のおつまみでゆっくりグラスを傾けてください。

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一緒に聴きたい音楽は?

One Turn Deserves Another”/Susan Aglukark

カナダのブルワリーが造るビールには、イヌイット出身のスーザン・アグルカークの歌声を。爽やかに澄み渡るカナダの自然を感じる彼女の歌声は、軽やかに飲みたいコンテナブリューイングのビールをそのまま音にしたよう。

決して民族的な要素は前面に出ないポップソングでありながら、イヌイットの伝統や文化が彼女の根底にあることを感じる「One Turn Deserves Another」。モダンなアレンジで誰にでも親しみやすいビールでありながら、しっかりとした経験や技術から造られるクラシックなスタイルがベースにあるこのブルワリーとも重なります。両者の融合を楽しみながら、全身でカナダの大自然を体感してください。

太陽の下で深呼吸しながら


外飲みが心地よいシーズンが到来しました。

木々が芽吹き、風も心地よく感じる季節に、外飲みを盛り上げる1杯に、暖かくなってきた春の空をベランダで見上げながら。

様々なシチュエーションで、カナダからの新風、コンテナブリューイングのビールを楽しんでみてください。

 『コンテナブリューイング』

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ライターの紹介

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中林麻依 ライター

「亀がいる、ビールがある、多分そこには私がいる」。クサガメの甲羅♂に晩酌のお相手をしていただき、ビールに浮かぶ泡沫に己を案じる。甲羅とビールと太宰治が、私を生かしてくれている。週末は赤提灯に誘われて、酒場で夜が更けていく…。

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