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Bar 【東京・永山】ヘアサロンと同じ空間で醸造する一風変わったブルワリー「Bierernst(ビアエアンスト)」

2026/04/11


東京都多摩市にある、ちょっと風変わりなブルワリー「Bierernst(ビアエアンスト)」。

なんとブルワリーと同じ空間に、ヘアサロンの姿が!

ヘアサロン「TAMA tumuji WERKS.(タマツムジワークス)」は、多摩市出身の理美容師がご夫婦で開業。2015年当初は美容室だけだったものの、その2年後にカフェ「PARLOR(パーラー)(以下、パーラー)を開業。さらに2023年にはクラフトビール醸造所「Bierernst(ビアエアンスト)(以下、ビアエアンスト)を開業し、3つの業態が共存するように。

クラフトビールと共存する美容室は日本国内でも存在しますが、ビアエアンストの凄いところは、ブルワリーを併設し、さらにオーナー自身が理美容師とブルワーの両方担当できること。行動力にも長けていて、意表をついたアイデアで人を楽しませる多彩なオーナーの人柄が滲み出た、ユニークな複合サロンなのです。

どんな空間で、どんなビールを醸造しているのか。実際に訪れ、その魅力を探ってきました。


3つの業態が共存するおしゃれな空間


最寄駅は、小田急線小田急永山」と京王線京王永山」の2つ。

東京都多摩市に位置する駅周辺は、多摩ニュータウン計画によって整備され、緑豊かで落ち着いた雰囲気のベッドタウン。治安が良く閑静な住宅街でありながら、快速や急行を利用すれば新宿まで約40分〜1時間と、利便性も魅力な街です。


そんな小田急(京王)永山駅から、徒歩10分。

府中市と町田市を結ぶ「東京都道18号府中町田線」の通りに、目的の複合サロンが出現します。


建物の窓から醸造設備が顔を出していて、ビール好きにはたまらない光景。入る前から胸が高鳴ります。


入り口は、海外の建物を彷彿とさせるシックなデザイン。


中に入ると、外の様子からは想像できないほど広くて開放感のある空間が広がっています。ここは、カフェ「パーラー」のエリアです。


席の配置にもゆとりがあり、教会にあるような長いベンチ、黒いソファ、ハイチェアなど、デザインの異なる椅子やテーブルが、広い空間にポツポツと配置されています。

心にゆとりをもたらすような美しい余白のある空間デザインで、その場にいるだけで癒される。


ウッド調の注文カウンターも可愛い。ここから、コーヒーを淹れるいい香りが広がります。


そして、カウンターの手前にあるガラス張りの部屋の中には、ブルワリー「ビアエアンスト」が。醸造設備がしっかりと見えます。


さらに「パーラー」「ビアエアンスト」の部屋の奥には、細い道が。

潜り抜けた先に広がるのが、理容室・美容室「TAMA tumuji WERKS.」のエリアです。


理容室は、無骨ながらもジェントルマンリーなかっこいい空間。


美容室は、青い壁と木が基調となった、洗練された空間です。


席数は少なく、プライベートサロンのように落ち着いていて心地良い。


カットだけでなく、デザインカラーも得意な美容室で、老若男女いろんな人が訪れるそうです。


ここで醸造されるビールは、一体どんなビールなのでしょうか。サロンのオーナー、そしてブルワーを務める“カクさん”こと市川格さん(以下、カクさん)に話を伺ってきました。


美的センスが光るクラフトビール

オーナーの市川格さん
元々美容師として、キャリアをスタートさせたカクさん。所属していた美容室での勤務を経て、2015年、現在の場所で奥様と2人で自ら経営する美容室をオープンしました。

当初は美容室だけでしたが、美容室で提供するコーヒーにこだわり始めたことをきっかけに、カフェを併設することに。さらに、カフェでビールを提供したいと考え始めた頃、東京都奥多摩のブルワリー「VERTERE」のビールを飲んで衝撃を受け、店内でビールも醸造しようと決意。

そこから独学でビールを勉強し、2023年11月にはサロンの一角に醸造施設を導入。

現在は、理美容師のお仕事はほとんど他のスタッフさんに任せ、ご自身は醸造やビールの販売に専念しています。


ブルワリー名の「Bierernst(ビアエアンスト)」は、「極めて真面目な」という意味を持つドイツ語の形容詞。フランクに言えば、「ユーモアの通じない堅物」「くそまじめ」などと言われ、“ビールでも飲んでなきゃ話にならないような堅物”のことを指す言葉なのだそう。

2023年に醸造スタートした当初は、真面目でシンプルで綺麗なビールを最初に造りたいという想いから命名しました。


でも最近は綺麗なビールを全然造ってない。超クドいです、僕のビール(笑)」とカクさん。

現在もフラッグシップとなるケルシュスタイルをはじめとした澄んだビールを突き詰めつつも、経験や醸造を重ねるにつれて様々なビアスタイルや味わいに惹かれ、様々なビアスタイルに挑戦しているのだそう。

カクさん「醸造を始めてからまだ数年なので、これって決めずにいろんなスタイルに挑戦しているところです。そのうち自分らしさが育っていけばいいなと思って、今は特に考えずにいろんなものを造っています」


未経験から独学ではじめて数年で、現在は「ドライホップピルスナー」「コールドIPA」「ベルジャンホワイト」などの人気なビアスタイルから、オリジナルの「シャルドネサワーエール」「アプリコットゴーゼ」など幅広く展開していて、さらに味わいもしっかり美味しい。美的センスが光るブルワリーです。


そんなビアエアンストのビールは、店内で7種類ほど常設。タップで5種、瓶ではその時に販売されている定番・限定ビールの全てを提供しています。

この日は、地元・多摩市のブルーベリーを使い、2025年に仕込んだビールをいただいてきました。


Nümasuguri Blueberry Sour Ale(ヌマスグリ ブルーベリーサワーエール)』990円(税込)
ブルーベリーの果汁をたっぷりと使った爽やかさに加え、乳酸菌によるヨーグルトのようなやさしい酸味が特徴のサワーエール。見た目は濃厚ですが、濃すぎず爽やかで、ジューシーな酸味が心地よい1杯。アルコール度数は6.5%。同じく多摩市出身のイラストレーターface氏が手掛けたパッケージデザインも魅力。


そして、カフェ業態の「パーラー」では、スイーツやスコーンなど、カフェメニューを中心とした食事を提供。この日は、「ヌマスグリ ブルーベリーサワーエール」に合わせてチーズケーキをいただきました。

NO-BAKE CHEESECAKE』700円(税込)
土台のクッキー生地の上に、トロットロなクリーム状のチーズ、さらにその上にサックサクなクランブルが乗ったチーズケーキ。酸味あるチーズと、柔らかい甘みのあるクランブルが口の中で絡み合い、チーズのクリームと一緒にほっぺたもとろけそうに。「ヌマスグリ ブルーベリーサワーエール」と合わせると、チーズケーキにブルーベリージャムがさらっと加えられたような味わいを楽しめて、倍おいしい。


ちなみに、ビールもコーヒーと同じように、美容室で施術してもらっている間にも飲めます。綺麗になりながら、その場で醸造された新鮮なビールも飲めるという、ビール好きにはたまらない時間を過ごすことができます。

また、パーラーは元々コーヒーから始まったため、「エスプレッソ」「カフェラテ」などのカフェメニューも充実。


そして、瓶ではビールのテイクアウトもできるので、車で来てお酒が飲めない人にも十分楽しんでもらえます。


さらに、グッズも多数展開。パーラーのキャップ、ビアエアンストのTシャツ・グラスなど、普段使いできるおしゃれなグッズがカウンターの横に陳列しています。ぜひチェックしてみてください。


POPUPやイベントも開催

YU SUDA SOLO EXHIBITION 『GIGA-ZOMBIE2』(2025年5月開催)のイラスト
ビアエアンスト(パーラー)は、イベントにも積極的。店内では、不定期でポップアップを開催しています。

カクさん「こちらから声をかけるというよりも、ここで出会った人たちが、この場所を使って何かやりたいと僕たちに声をかけてくれることが多いです」

FLASKA GLASS EXHIBITION(2024年8月開催)の様子
美術館のように広くシンプルなパーラーは、アーティストの作品を飾るのにぴったり。これまで、絵画をはじめとした美術のイベントや、シルクスクリーンの職人などによってポップアップが行われてきました。期間は1週間から、長ければ1ヶ月開催されることも。


また、ゲストフードを迎え、店内で提供するイベントもあります。過去には近隣のベーカリーにホットドッグを提供してもらったり、カクさんのご友人にインド料理のコースを展開してもらったりと、不定期でカフェメニュー以外の料理を楽しめます。


さらに、店から飛び出し、外部のビールイベントにも積極的に参加。

2025年には、多摩市唯一のビアフェス「せいせき春のビールまつり」をはじめ、多摩市で行われるポップカルチャーの文化祭「TAMATAMA FESTIVAL」、さらに年に一度サンリオピューロランドで行われる「オールナイトハロウィーンパーティー」にも出店。地元・多摩市のイベントを中心に出店しています。

普段はブルワリー現地まで行くのが難しいという方も、イベントなど飲めるチャンスがたくさんあるので、ビアエアンストのInstagramをチェックしてみてください。


常に進化をするユニークなサロン


「サロン」「カフェ」「ブルワリー」と異なる業態を1つの場所で運営し、理美容師とブルワーという全く異なる手仕事をこなしてきたカクさん。

その経歴を聞くだけでも魅力が伝わりますが、そのユニークで勇断的な頭の中をもっと知りたい!と思い、どんな背景で今に至っているのか、深掘りしてきました。


カクさんが美容師になろうと決意したのは、遡ること中学2年生の頃

カクさん「木村拓哉主演のドラマ「ビューティフルライフ」って知ってます?僕は今41歳(2026年3月時点)なんですけど、まさにその世代で、ドラマを観て『美容師に絶対になる』って決めてました。その時の動機は、確かモテるからじゃないかなと(笑)」

若干不純な動機から始まったものの、きっとそれ以外にも何か固い気持ちがあったのだと思います。その夢をブレずに長年追いかけ、社会人になると同時に美容師の世界へ。他の美容室での勤務を経て、2015年、現在の場所に奥様と2人で美容室をオープンしました。

オープン当初、現在のパーラーの場所にあった美容室の様子
最初は美容室だけだったものの、好奇心旺盛でいろんな夢を持っているカクさんは、この空間で何か別のことも展開できる可能性を残しておきたいと、広めの店舗を借りたのだそう。


その後、床屋の免許を取り直し、第二形態としてユニセックスサロン」にリニューアル。さらに、2018年には、第三形態として「カフェを併設したサロン」が誕生しました。

カクさん「その時までは、現在カフェがある広い空間が美容室で、今サロンになっている部分をカフェスペースにしていました。カフェにしては小さい空間だったので、“茶室”という意味を持つPARLOR(パーラー)と名付けました」


カフェを併設することを決めたのは、カラーやパーマなど時間がかかるメニューの間に提供するコーヒーにこだわり始めたことが大きな理由でした。

カクさん「幡ヶ谷に『パドラーズコーヒー』っていう、アメリカ・ポートランドにある『STUMPTOWN COFFEE ROASTERS』の豆を唯一日本で扱っているコーヒー屋さんがあるんですけど、僕が出会った時は場所を転々としながらコーヒーを提供していて。代々木公園にある飲食店で提供している時に初めて飲んだんですけど、そこで飲んだラテがもう激ヤバだったんですよ。そこからハマってしまって、うちでもこんなコーヒーを出したいと思って」

カフェをオープンした当初は、その時に飲んだカフェラテの豆をサービスドリンクでも贅沢に使っていたそうですが、やはりサービスとして提供するには採算が合わず。パドラーズコーヒーのオーナーと仲良くなり、パドラーズコーヒーの豆に近い豆探しの旅を共にしたのだと言います。

カクさん「コーヒー豆を求めて、新潟や奈良などいろんな場所に行きましたね。その中で見つけた奈良の焙煎所に、今もお願いしています。だから、その味をずっと変わらずに守っています

奥多摩「VERTERE」
こうしてカフェを運営している中で、店内でビールも提供したいと考え始めていた頃東京都奥多摩のブルワリー「VERTERE」のビールを飲んで衝撃を受けたのだそう。その瞬間から、提供するだけでなく『次はビールを造りたい』という夢を抱いたそうですが、まずはVERTEREのビールを店内で提供することに。

カクさん「当時の僕はクラフトビールというものをよくわかってなかったんですが、一口飲んで衝撃受けましたね。そして、彼らのビールづくりの思いとかスタイルに、ずっとトキメキを感じていました。衝撃を受けてからは、すぐVERTEREにコンタクトを取り、仲良くなって。そのとき僕はまだ床屋の担当をしていたので、彼らの髪も切ったりして。普通の取引先っていうよりは、それ以上に親密になれたんです」

その後カクさんはブルワリーをオープンするにあたって、どこかのブルワリーに所属しての修行はせず、ホームブリューイングの流れのように独学で勉強したり、VERTEREのスタッフさんにアドバイスをもらったりしながら知識を得たのだそう。


こうして、2023年にはビアエアンストをオープンし、第四形態としての営業をスタート。最初のレシピには、VERTEREの醸造長である辻野さんからアドバイスを受け、ファーストバッチは一緒に醸造してもらったと言います。

カクさん「あとは、僕自身サワービール造りが得意だなと感じているんですが、それこそサワーリングは辻野さんに教えてもらったんですよ。それが、やっててすごく楽しくて。ホップ以外に地域の果物とかフルーツ入れられたり、もうめちゃくちゃ楽しいです」


人を慕い、感覚で生きるオーナー


2015年のオープンから徐々に業態が増え進化し、2023年には第四形態となった複合サロン

それぞれのお店のコンセプトやテーマについて伺ってみると、「コンセプトは何も無いんです」とカクさん。

カクさん「僕、コンセプトを立てないんですよ。自分が好きなことや物を色々集めてやってるだけなんで。だから、お客さんがそれぞれその店のコンセプトを考えてくれたり感じてくれるのが面白くて。例えば、ブルワリーができる前のパーラーは、パステルグリーンで少し可愛らしいインテリアを採用してたんですよ。そしたら、“韓国風カフェ”っていうコンセプトがお客さんの中で勝手に根付いて(笑)全然狙ってなかったのに、K-POPファンがたくさん集まりました。それが面白いな〜と思って。コンセプトなんて所詮そんなもんなんだろうなって。立てたところで、お客さんがどう感じるかなんてわかんないし、そんなふうに感じてもらえるんだ〜と逆に楽しませてもらっていて。だから、コンセプトは何も無いです」

まるで自分の部屋と同じような感覚で、ジャンルを問わずただ好きなものを取り入れているのだとか。しかし、その感覚が“形無し”ではなく“型破り”としてきちんと成立しているのは、きっとカクさんには無意識で言語化できないような、ブレない強い芯が1本通っているからなんだろうなと感じます。


ちなみに、永山という地にオープンしたのも、全て感覚だそう。

カクさん「場所にもこだわりないですね(笑)地元である多摩市にも強い思いっていうのはなくて、なんかそれが自分の中で当たり前だっただけで。美容室を出すにあたって、どこにしようかなとか考えた記憶すらないです。ちゃんと都内の方に働きに出てたりもしてたし、吉祥寺とかも人が集まるような街にも住んでたし、素敵な場所はいろいろ知ってるっすけど。あとは、僕昔ベーグルがすごく好きだったんですけど、この通りにちっちゃくてかわいいベーグル屋さんがあって。それを食べに来た帰り道に、散歩がてらこのテナントを見つけて。いいな〜と思ったくらい(笑)」

美容室がオープンした年やカフェを併設した年を質問した時も、数分沈黙が続き、やっと返ってきた答えが「………いつだっけ(笑)」。穏やかで面白いカクさんのキャラクターに、取材中に何度も吹き出してしまった筆者。

全部感覚で生きてるので、年とか名前とかどうでもいいんですよね。実はビールも名前つけてなくて、ビアスタイル名で販売しています」と、チャーミングに答えてくれました。


それでも「自分が好きなことやっていて、その地域や場所が盛り上がるに越したことはないし、多摩市で貢献できていると感じる瞬間はとても嬉しいです」とカクさん。

この日の取材でいただいたビール「ヌマスグリ ブルーベリーサワーエール」も、多摩市を盛り上げたいという想いによって生まれた1杯。“多摩市を表現できるフレーバーを”という想いから、多摩市で生産されたブルーベリーを使って仕込みました。

カクさん「味もさることながら、地元のものを使うと地元の人たちってこんなに喜んでくれるんだというのが、今回のコラボレーションでわかりました。2026年は多摩市で採れた葡萄バージョンのサワーを計画しています」


また、同ビールのラベルやグッズデザインを手掛けてくれたイラストレーターのfaceさんも多摩市出身

カクさん「faceさんは同郷なだけでなく、同じ学年なんで。隣の学校みたいな。なので、ビール造りを志した時から『いつか絶対faceさんにラベルを描いてもらいたい』という想いがあったんですけど、ここぞって時にその機会を取っておこうと思って。それが、多摩市カラーの強いビールを醸造する今だなと思ってお声がけしました」


ビールのセット販売で使用するボックスのパッケージには、多摩市民の原風景ともいえる、緑豊かな多摩市鶴牧東公園の風景が描かれています。


また、多摩市のご縁はブルーベリーサワーエールに始まったわけではありません。

実は、サロンやカフェの内装も永山出身の家具職人さんが担当してくれているのだとか。


カクさん「パドラーズコーヒーが幡ヶ谷で固定店舗をオープンした時期と、僕が美容室をオープンしようとしていた時期がほぼ同じだったんです。そこでパドラーズと情報交換をしていたところ、パドラーズの家具を担当してる“鰤岡力也(ぶりおか りきや)”っていう家具職人が、永山出身の人だということを知って。設計士さん経由でうちの美容室のことを伝えたら興味持ってくれて。それ以降、パーラーの内装は鰤岡さんのウッドワークを中心とした工房家具屋『MOBLEY WORKS(モーブレーワークス)』に頼んでます」


さらには、ビアエアンストのロゴについても「このロゴや定番ビールのラベルは、幼馴染のデザイナーに描いてもらってます。それで、このサロンの上がマンションなので、そこにオフィスとして入居しちゃいなよって呼んで。本当に入居してくれました(笑)」と笑って話すカクさん。

一瞬、言葉とは裏腹に多摩市に熱い思いがあるようにも感じましたが、それはきっと“多摩市”というよりも、人一倍“人”を慕い、そして周りも協力したくなる愛嬌がある方なんだなと、初めてお会いして1時間ほど話しただけでもひしひしと伝わりました。


多摩市の憩いの場


最後に、今後チャレンジしたいビールについて聞いてみると、「人に喜んでもらえるビールを増やしていけたらいいな」と話してくれました。

カクさん「今タップで繋がっている『アプリコットゴーゼ』は、中野にあるフレンチレストランのオリジナルで造ったビールだったり。そんな風に、このレストランの食事に合うビールってどう?みたいな方が燃えるんですよ。そう言ってもらえるとすごいやりがいを感じるんで。自分で作りたいビールっていうより、人に喜んでもらえるビールを増やしていけたらいいかなと思っています」


さらに、現在は第四形態ですが、第五形態への進化が匂う一言も。

カクさん「いやもうマジで最近、ロゴとかブルワリー名をスカしすぎたかなとちょっと後悔してて。覚えてもらえないんですよ。人間やっぱり、言葉にできないブランド名のものを頼まないですからね。いつか名前を変える可能性もあるかもしれないです(笑)」

その他にも「やりたいことなんてもうめっちゃありますよ。しかも、何言ってんの?って思われちゃう内容だから、今は言わないでおきます」と話してくれました。すっかりビアエアンストのファンになった筆者も、カクさんの脳内にある構想がどんどん実現されていく様子に、期待に胸を膨らませています。今後の動向に期待大です!

カフェスタッフのキンさんと、オーナーのカクさん
取材が終わった後も、楽しくお話を続けてくれたカクさん。

理容室には、僕以外にもう1人男性のスタッフがいるんですけど、名前に“スケ”が付くので、2人合わせて水戸黄門でやらせてもらってます」などと最後までカクさん節が止まらず、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

カフェスタッフにはキンさんもいて、時代劇に寄ったメンバーが集まる楽しい「パーラー」。今回はビールにフィーチャーしてご紹介しましたが、理美容室「TAMA tumuji WERKS.」のスタッフの皆さんも穏やかで素敵な方々でした。


異なる3つの業態を運営し、理容師・美容師・ブルワー・経営とこなしてきた多彩なカクさんが運営するこの温かいこの空間に、ぜひ遊びに来てみてください。

サロンだけの利用も、カフェだけの利用も、どちらを利用してもOK。老若男女が集う、多摩市の憩いの場です。

ビールの味わいだけではないその魅力に、きっと虜になってしまうはず。

 PARLOR(Bierernst)

〇住所:〒206-0024 東京都多摩市諏訪1丁目9-4(Googleマップ
〇アクセス:小田急線「小田急永山駅」京王線「京王永山駅」から徒歩10分
〇営業時間:
[月、木〜日]10:00〜18:00
〇Instagram:https://www.instagram.com/bierernst_/

 TAMA tumuji WERKS.

〇住所:〒206-0024 東京都多摩市諏訪1丁目9-4(Googleマップ
〇アクセス:小田急線「小田急永山駅」京王線「京王永山駅」から徒歩10分
〇営業時間:
[月〜日]9:00〜20:00
〇Instagram:https://www.instagram.com/tama_tumuji_werks/

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さっこ 編集長

「ビール女子」編集長。記事の企画・執筆・編集やイベント運営を担当。幼い頃から両親が毎日ひたすらビールを楽しそうに飲む姿を見てきたため、「私もきっとビール好きなのだろう」という根拠のない自信と、「大人になったらおいしく楽しくビールを飲みたい」という夢を抱いて育つ。20歳の誕生日を迎えてすぐベルギービールの店で働きはじめたところ、案の定魅了されてビールの世界に溺れ、今に至る。

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