「鬼は~外~!福は~内~!」と豆をまき、年の数だけ豆を食べ、一年間の無病息災を願う節分が近づいてきました。今回、節分にぴったりな『のぼりべつ地ビール プレミアムビール 鬼伝説(以下、鬼伝説ビール)』をご紹介いたします!
お菓子メーカーがつくるビール
鬼伝説ビールをつくるのは、北海道の銘菓「わかさいも」で有名なわかさいも本舗(1930年創業)。1998年より「登別東店 のぼりべつ地ビール館」で醸造を開始しました。
登別といえば地獄谷、そこに棲む鬼は「湯鬼神(ゆきじん)」と呼ばれ、人々の幸せを願い厄を持ち去ってくれる良い鬼なんです。(参考:登別国際観光コンベンション協会HP)
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この「わかさいも」、実はおいもを一切使用していないそうです。醤油の香りがする皮が香ばしく、白あんがしっとりしていて、イモの筋に見立てたという昆布がアクセントとなり、とても美味しかったです。
この後に紹介するビール「青鬼ピルスナー」との相性抜群でした。ビールの苦みが白あんの甘さを引き立て、スッキリした味わいが口の中をさっぱりと流してくれます。小麦を使用したビールとの相性もよさそうです。
鬼伝説ビールはどんな味わい?飲んでみた
鬼伝説ビールには様々な種類の銘柄がありますが、今回は「青鬼ピルスナー」、「金鬼ペールエール」、「赤鬼レッドエール」の3種類をご紹介します。
(1) 青鬼ピルスナー
ビールのスタイル(種類)はピルスナーです。金色の缶に青鬼のイラストがあります。
グラスに注ぐと白い泡がたち、少し濁りがある黄金色のビールとのコントラストがきれいです。炭酸の泡は細かく、一口含むと程よい刺激があります。はっきりとした苦みと麦の甘みが感じられ、すっきりとしたのど越しのビールです。
(2) 金鬼ペールエール
ビールのスタイル(種類)はアメリカンタイプのペールエールです。緑色のラベルに金色の鬼のイラストがあります。
グラスに注ぐと柑橘系の香りと共に白い泡がたちます。ピルスナーよりも濃い黄金色で、こちらも少し濁りがあります。一口含むと、グレープフルーツや青いレモンのような苦みがしっかりと感じられ、苦みの後に麦の甘みを感じます。ゴクゴク飲むビールではなく、ゆっくりと味わいたいビールです。
(3) 赤鬼レッドエール
イギリスの伝統的なブラウンエールを基本にして作られています。ピンク色のラベルに赤鬼のイラストがあります。
(*ブラウンエールは、20世紀始めにイギリス北部のニューキャッスルで生まれたエールです。)
グラスに注ぐと赤茶色で、同じく少し濁りがあります。焙煎された麦芽の香ばしく、甘い香りがあります。一口含んだ時の炭酸は弱く、トーストのような香ばしさと甘みがあり、優しい味わいです。苦みが少ないので、ビールの苦みが苦手な方にもオススメです。金鬼ペールエールと同様に、ゆっくりと味わいたいビールです。
節分に手に入れたい鬼伝説ビール
今回ご紹介した銘柄以外にも、「スイートストロベリー」、「フランボワーズ」、「シシリアンルージュトマト」などの定番ビールや、名前がユニークな「鬼のパンツIPA」、「鬼の鼻息WIPA」、「鬼に腹巻IPA」などの限定樽生ビールも醸造されています。
限定ビールの情報は、醸造長の柴田泰彦氏のTwitterで確認できますので、気になる方はフォローしてみてくださいね。
北海道以外では鬼伝説ビールの瓶・缶は入手しにくいですが、最近ではビアバーなどで樽生を飲むことができます。今年も節分に向けての限定ビールが醸造されていますので、鬼伝説ビールを見かけたら、是非飲んでみてくださいね!
この一年も美味しくビールを楽しむために、鬼伝説ビールで年の数だけ乾杯しましょう!
のぼりべつ地ビール 鬼伝説
青鬼ピルスナー
○アルコール度数:5.0%
○原材料:麦芽、ホップ
○内容量:350ml(缶)
金鬼ペールエール
○アルコール度数:5.5%
○原材料:麦芽、ホップ
○内容量:330ml(瓶)
赤鬼レッドエール
○アルコール度数:5.0%
○原材料:麦芽、ホップ
○内容量:330ml(瓶)
製造者:株式会社わかさいも本舗 [のぼりべつ地ビール館]
北海道登別市中登別町96番9