Column 偶然で奇跡の出会い！琥珀石を使ったビールジョッキのジュエリーがかわいすぎる

好きなものは常に身につけていたくなるというのはビール好きの方も同じで。ビールのイベントなどでもビールモチーフのジュエリーなどを身につけている人を見かけることがあります。

そんな、ビールを身につけたいという方にぜひおすすめしたいのが、琥珀を使ったビールジョッキのジュエリー。制作秘話からジュエリーのラインナップまでお届けします。

琥珀を使ったジュエリー

琥珀を使ったビールジョッキのジュエリーを制作しているのは、メタル・ジュエリーアーティストのSae+Sumi Koruさん。宝石鑑定士としての知識や、NYでの生活で受けたインスピレーション、さらにフィンランドでジュエリー制作を学んだ事を活かしながら、“ジュエリー・アート”を制作されています。
Sae+Sumi KoruさんはInstagramやCreemaなどで、優しい質感の金属と宝石のジュエリーを紹介しています。そのなかでビール好きが思わずハッとするアクセサリーが…琥珀原石を使ったビールジョッキのジュエリー！ビール液色が琥珀石で表現されているのです。

ビール好きな方ならすでにお察しの方もいるかもしれませんが、琥珀は英語でamber（アンバー）。つまり、このジュエリーのモチーフになったのはアンバーエールなのです。アンバーエールの語源にもなった石を実際にジュエリーにしてしまうというありそうでなかったジュエリー。じつは、このジュエリーを制作するに至った経緯がまたすてきだったんです！

琥珀石がもとになったビールを知って

現在はネットショップを主体とし、オリジナルのデザインでさまざまなジュエリーを制作しているSae+Sumi Koruさん。

あるとき、琥珀のピアスの注文があり、取引の連絡をしているなかでそのお客様から「クラフトビールを造る仕事をしていて、アンバーというビールがあり、それに関連して琥珀原石のピアスを注文した」という話を聞いたそう。そのとき、パッと頭に浮かんだのが、ビールジョッキに琥珀原石を詰めたジュエリーだったのです。

じつは、そのインスピレーションをもらったというのが、神奈川県川崎市にあるTKBrewingの高林江利子さん。ビール女子でも以前、お店を取材させていただきました。お互いに造詣の深いジャンルのものが偶然、奇跡のような出会いを果たし、新しいジュエリーが誕生することになるのです。

今まで作ったアクセサリーのラインナップをご紹介！

アイディアを思いつき、1日で3作品の制作にとりかかったというSae+Sumi Koruさん。ジュエリーを創るなかで“酸洗い”という工程があるそうですが、その際にシルバー925の素材の表面に現れる白い純銀を見て「これは泡の部分に使える！」と思ったのだそう。通常はその部分を磨いて銀色にするそうですが、一部白いまま残し、それを泡として表現したのだとか。初めに創ったのはペンダントだったとのことですが、男性もお使いいただけるようピンバッジやタイタック、また小さなピアスも制作。いくつかの琥珀が入ったジュエリーもすてきですが、ひとつぶの琥珀を使った小ぶりピアスも存在感があり、肌に馴染みそうでとてもかわいい！こちらのペンダントは、「泡と琥珀原石の間に銀線がない方がクラフトビールっぽい」という意見により生まれたのだそう。たしかに、自然な曲線がよりリアルさを感じさせます！

アンバーエールが琥珀石であることを実感するジュエリー

Sae+Sumi Koruさんのジュエリーを見ていると、アンバー＝琥珀色であるということを改めて実感します。肌に自然と馴染むような優しい色味のジュエリーは、老若男女問わず身につけられるデザインです。

さいごに、Sae+Sumi Koruさんに「アンバーエールを飲んだことはありますか？」と伺うと、「お酒に強くないこともあり、じつはまだ飲んだことがない」とのことでしたが、せっかくの機会なので今度TKBrewingのアンバーエールを飲んでみたいとおっしゃっていました。

現在は、Creema、minne、iichi、Pinkoiの販売サイトでジュエリーを販売中。現在販売中のもの以外は受注生産での販売となります。また、受注での制作も、琥珀の色やジョッキの形など、創るたびに作品の表情は微妙に異なるそうなので、了承のうえでご依頼をお願いいたします。

すてきなご縁によって生まれた新しいジュエリーは、ビール好きの心を鷲掴みにしてしまうはず。大好きなビールを身につけて、おいしいビールを探しに街へ繰り出したくなりますね。