お正月といえば、箱根駅伝。家でビール片手に応援するのも良いけれど、今年は違った楽しみ方をしてみたい!ということで、「ビール女子」編集部が、箱根駅伝のルートを辿りながら、各エリアのビールスポットを巡ってみました!訪れたビールスポットは全7店舗。どのお店もこだわりのビールとおいしい料理を楽しめるお店です。今回はおすすめメニューとともに紹介いたします。
それでは早速、いってみましょう!
【第1区】BREWIN’BAR -主水-(銀座)
まずやってきたのは、日本有数の繁華街で有名な商業施設も多く、ショッピングやグルメが楽しめる街・銀座。「BREWIN`BAR 主水-monde-(ブリューインバー モンド)」は、銀座で初めてバーに併設された醸造所でクラフトビールをつくったお店です。
ビアバーの奥につくられた醸造所は「銀座醸造所」と名付けられ、ピカピカのタンクが並びます。醸造設備が小さいことは「主水」のよさの一つ。他の設備に比べると1回の醸造量が少ないため、お客さんの意見や要望を取り入れやすいのだとか。
タップ数は14個。銀座醸造所でつくった新鮮なクラフトビールが常時つながっています。いろいろと飲んでみたいという方におすすめな「飲み比べセット」もあり、3~10種を選ぶことができます。
おすすめメニュー
『Fish & Chips』と『ケルシュラオホ』
あなごを使った「Fish & Chips」は、衣にビールを使い、外はサクサク、穴子は熱々でフワフワ。自家製のタルタルソースがたまらない!熱々のフライを、適温に冷やされたビールと一緒に食べる。なんとも贅沢なペアリングです。
『Fish & Chips』と『ケルシュラオホ』
あなごを使った「Fish & Chips」は、衣にビールを使い、外はサクサク、穴子は熱々でフワフワ。自家製のタルタルソースがたまらない!熱々のフライを、適温に冷やされたビールと一緒に食べる。なんとも贅沢なペアリングです。
「BREWIN`BAR 主水-monde-」は、ゆっくりとクラフトビールをたしなみたい方におすすめのスポットです。ひとりでカウンター席で楽しむもよし、グループで楽しむもよし。きさくで知識豊富なバーテンダーさんとの会話は、ビールを楽しむためのスパイスになるはず。
【第2区】「驛(うまや)の食卓」(横浜)
続いて、開港の町として西洋の文化が今も残り、連日多くの観光客が訪れる横浜エリアにやってきました! JR桜木町・関内駅から徒歩約7分の場所にある「驛(うまや)の食卓」は、店内の醸造所でできたばかりの新鮮なビールと、地産地消の料理をたっぷり楽しめるレストランです。
ファミリーレストランのような外観で、とっても入りやすい雰囲気。普段ビアバーなどに行かない人やファミリーでも気軽に入ることができます。
「驛の食卓」には、7種類のレギュラービールと期間限定のシーズナルビアがあり、ビアコンペディションの受賞歴がある実力派ビールが勢ぞろい。アットホームで気取らない、居心地のいい店内はつい長居してしまいたくなるかも。
おすすめビール
『道志の湧水仕込』
横浜市の水源である道志村の水を使用したケルシュスタイル。2019年に「ジャパン・グレートビア・アワーズ」銅賞を獲得。みずみずしい飲み口で、何杯でも飲みたくなる味わい!乾杯ビールとしてもおすすめです。
『道志の湧水仕込』
横浜市の水源である道志村の水を使用したケルシュスタイル。2019年に「ジャパン・グレートビア・アワーズ」銅賞を獲得。みずみずしい飲み口で、何杯でも飲みたくなる味わい!乾杯ビールとしてもおすすめです。
「横浜発祥のものを料理に生かしたり、農家さんと直接お話をしながらおいしさをとことん追求しています。神奈川や横浜の食材を使うことで、その地域の魅力を伝えていけたらいいですね。」と話すのは、「横浜ビール」の横内勇人さん。「驛の食卓」でビールを飲み、料理を食べながら、農家さんやその地域に思いをはせてみるのもよいかもしれません。
【第3区】熊澤酒造(茅ヶ崎)
続いてやってきたのは、神奈川県茅ヶ崎市にある熊澤酒造が運営するダイニングレストラン『MOKICHI TORATTORIA』。「湘南ビール」と日本酒、両方のお酒と料理のマリアージュを楽しめるコースを体験することができます。
店内は、落ち着いた雰囲気で、時間がゆっくりと流れるよう。古民家の壁や床などを再利用して作られたテーブルや椅子は、なめらかな手触りで、あたたかみを感じます。
熊澤酒造は、1872年創業の湘南唯一の蔵元。厳選した原料を使用し、ドイツの伝統的な方法で醸造した「湘南ビール」を醸造しています。ピルスナー、シュバルツ、ゴールデンエール、IPA、さらに湘南の果物などの産品を使ったビールやコラボレーションビールなど、年間約40種類がつくられています。
おすすめメニュー
『蝦夷鹿肉の炭火焼き ポワヴラードソース』と湘南ビール『シュバルツ』
鹿肉を一口食べ、シュバルツを飲むと、お肉の旨みにビールの香ばしさや酸味が寄り添うように、味わいが一つにまとまります。満足感が高い組み合わせ。
『蝦夷鹿肉の炭火焼き ポワヴラードソース』と湘南ビール『シュバルツ』
鹿肉を一口食べ、シュバルツを飲むと、お肉の旨みにビールの香ばしさや酸味が寄り添うように、味わいが一つにまとまります。満足感が高い組み合わせ。
【第5区】箱根ビール(箱根)
さあ、いよいよ小田原へ!“かまぼこのためにつくられたビール”と、鈴廣のかまぼこを楽しめる『鈴廣かまぼこの里』を訪れました。
手軽に箱根ビールとかまぼこを楽しめるお店『えれんなごっそCAFE107』にある赤い車体は「箱根登山鉄道 モハ1形107号」。なんと大正時代から走っていた車両で、2019年7月に引退した車両を譲り受けたもの。大勢の鉄道ファンが早朝から見守る中、この場所に設置されたそうです。
提供される樽生ビールは、通年提供の『箱根ピルス』『小田原エール』と、季節ビールの合計3種類。車内での飲食も可能です。伝統工芸の寄木細工をモチーフにしたシート柄やつり革など、随所に当時の様子を知ることができます。
おすすめメニュー
『かまぼこピンチョス』と『箱根ピルス』
一番人気のフードは「かまぼこピンチョス」。その数、なんと107種類。日替わりで提供されるので、いつ行っても違う味を楽しめます。お好みのビールに合わせて楽しんで!
かまぼこ好きの方、ビール好きの方、電車好きの方におすすめしたい「えれんなごっそ CAFE 107」。車両を眺めながら、あるいは車両の中で。時間をかけて作り上げられた伝統の味わいを楽しんでください。『かまぼこピンチョス』と『箱根ピルス』
一番人気のフードは「かまぼこピンチョス」。その数、なんと107種類。日替わりで提供されるので、いつ行っても違う味を楽しめます。お好みのビールに合わせて楽しんで!
【第6区】GORA BREWERY(箱根)
復路がスタート!箱根地区で唯一のブルワリーレストラン『GORA BREWERY & GRILL』へやってきました。世界的に有名な日本人シェフ、NOBUこと松久信幸氏がプロデュースし、こだわりの料理とクラフトビールのペアリングを楽しめるお店です。
GORA BREWERYは2018年1月に醸造をスタート。料理に精通したシェフがブルワーをつとめ、料理との調和を大事にしたビールづくりを心がけているそうです。現在は『漆 -URUSHI-』を始め、4種類のオリジナルビールがつくられています。
ビールを全種類試してみたいという方には「テイスティングセット(90ml×4、1,300円、税別)。料理とのペアリングを試しやすく、全部を飲んでも360mlでグラス1杯分位の量なので、料理もビールも楽しみたいという方にもおすすめです。
おすすめメニュー
『シーフードとトマトのセビーチェ』と『琥珀 -KOHAKU-』
ビールのフルーティーな香りとすっきりとした味わいが、鯛、カンパチ、えび、サーモンなどの新鮮なシーフードを爽やかな味わいにしてくれます。
『シーフードとトマトのセビーチェ』と『琥珀 -KOHAKU-』
ビールのフルーティーな香りとすっきりとした味わいが、鯛、カンパチ、えび、サーモンなどの新鮮なシーフードを爽やかな味わいにしてくれます。
広々とした空間の中で、世界的に有名なシェフプロデュースの料理と、その料理に合うようにと進化するクラフトビールを満喫できるお店でした!
【第9区】254BeeR(横浜)
続いて横浜・関内へやってきました。馬肉とクラフトビールのペアリングを楽しめるお店「29BY(にーきゅーびーわい)」へ。「254BeeR(にーごーよんびーる)」の醸造所が併設され、できたてビールが飲めるお店でもあります。
1階部分は「254BeeR」の醸造所になっており、できたてのビールを2階の店舗「29BY」でいただくことができます。ガラス越しに見えるタンクについついテンションが上がる!
店内は木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気で、ゆったりビールと料理を楽しめる空間が用意されています。友達と一緒に遊びに来るのはもちろん、1人飲みにも利用できそう。お店には合計8タップのクラフトビールが用意されており、日によって種類はさまざまです。
おすすめメニュー
『馬刺し4種盛り合わせ』
臭みのない、肉厚で柔らかいお肉はあっさりしているのにうまみがたっぷり!2種の醤油と塩が入ったごま油、さらにわさび、にんにく、しょうが、ネギなどお好きな薬味と一緒に味の変化を楽しむのがおすすめです。
『馬刺し4種盛り合わせ』
臭みのない、肉厚で柔らかいお肉はあっさりしているのにうまみがたっぷり!2種の醤油と塩が入ったごま油、さらにわさび、にんにく、しょうが、ネギなどお好きな薬味と一緒に味の変化を楽しむのがおすすめです。
数多くの飲み屋が立ち並ぶ関内で、おいしい馬肉と焼き鳥、クラフトビールのペアリングが楽しめるのは「29BY」だけ。お肉好きにも、ビール好きにもおすすめしたいお店です。
【第10区】TKBrewing(川崎)
最後にやってきたのは、JR川崎駅東口から横浜方面に歩いて約10分の場所にあり、週末限定で併設の直売所でつくりたてのクラフトビールが飲める『TKBrewing』。アメリカのクラフトビールカルチャーの影響を強く受けたビールをつくる小規模な醸造所です。
TKBrewing直売所とカフェとの共有スペースになっていて、テーブル席やソファー席など、どこでも好きな席を利用できます。ビジネスでもプライベートでも、どんなシーンでも利用可能。ビールを飲みながら、ゆっくりと過ごすことができます。
「TKBrewing」では、アメリカン系のホップを効かしたビールや、ベルギー酵母を使ってアメリカナイズしたビールをつくっています。提供するビールの数は8種類。ラインナップは特定のビールの種類に偏らないようバランスよく提供し、毎週、新作を提供するようにしているそうです。
おすすめメニュー
自家燻製の『スモーキーナッツ』と『Smokey Ale』
燻製麦芽をふんだんに使った「Smokey Ale」は、いぶされた香りがする珍しいビール。燻製したカシューナッツと相性抜群。香りが口いっぱいに広がった後に鼻から抜けるとき、なんともいえない満たされた気分になります。
自家燻製の『スモーキーナッツ』と『Smokey Ale』
燻製麦芽をふんだんに使った「Smokey Ale」は、いぶされた香りがする珍しいビール。燻製したカシューナッツと相性抜群。香りが口いっぱいに広がった後に鼻から抜けるとき、なんともいえない満たされた気分になります。
TKBrewing直売所は小規模醸造所ならではの魅力があります。毎週、新作ビールが飲めることもその一つ。髙林さんご夫婦がビールを注いでくれるので、直接感想を伝えたり、質問したりすることができます。感想や要望は次のビールつくりに反映することもあるそうで、つくっている人との距離が近いことが最大の魅力といえます。
まだ小さい醸造所のビールを飲んだことがない方、気軽にクラフトビールをのんでみたい方、アメリカ系のクラフトビールを飲んでみたい方、ぜひ一度、川崎のTKBrewing直売所を訪れてみてください。
以上、箱根駅伝のルートを辿りながら、各エリアのビールスポットを巡ってみました!どのお店もビールがおいしいのはもちろん、つくり手の想いをしっかりと感じられるビールスポットでした。2020年、こだわりのビールに出会いたい!という方は、ぜひお出かけ先の候補に入れてみてくださいね。
今年もおいしいビールにたくさん出会えまように。