サンクトガーレン有限会社は、今年の夏に収穫したばかりのホップで仕込んだ「摘みたて生ホップ使用 YOKOHAMA XPA(ヨコハマ エックスピーエー)」を、2017年8月30日(水)から数量限定で販売します。
いつもの「YOKOHAMA XPA」とひと味違う!
「YOKOHAMA XPA」は、サンクトガーレンのレギュラービールの中で最も多くのホップが使われているビールです。通常のビールの4倍のホップを投入することによって、他のビールとは段違いの華やかな香りと鮮烈な苦味が実現しました。
2011年と2013年には、イギリスの「ワールド・ビア・アワード」のIPA 部門で世界一に輝きました。そんな「YOKOHAMA XP」を、山梨県北杜市の「かいこがね」ホップで仕込んだのが今回の限定ビールです。
発祥の地のホップ
突然ですが、日本におけるホップ栽培発祥の地ってどこだか知っていますか?それは、山梨県の北杜(ほくと)市。八ヶ岳山麓に位置する北杜市は涼しい気候がホップ栽培に適しているため、同市ではホップ栽培が広く行われていました。
北杜市で発見されたホップ「かいこがね」は、国の種苗登録ホップ第1号。フローラルな香りの中に柑橘の香りを感じるホップで、「甲斐」の国で生まれた「黄金」色のホップということでその名前がつけられました。
最盛期には北杜市で800軒ほどの農家がホップを栽培していましたが、大手ビール会社が輸入ホップに切り替えたことに伴ってほとんどの農家がホップ栽培をストップ。「かいこがね」も姿を消していきましたが、ある1軒の農家が「種を絶やしたくない」という想いで畑の片隅で細々と「かいこがね」の栽培を継続していました。
その噂を聞いたサンクトガーレンが、2012年からホップ収穫のお手伝いとするとともに、そのホップを買い取ってオリジナルビールを造っているんです。
摘みたて生ホップ×新装置=さらに華やかに
「ビールの魂」と言われるホップは通常、夏に摘まれて長期保存できるよう乾燥処理したのちにビールへと加工されます。しかし、今回のビールに使われているホップは「摘みたて生ホップ」。今回は、今年8月3日に収穫した「かいこがね」をすぐ神奈川県に持ち帰って、生のまま翌4日に仕込みました。1年を通してたった数週間の間にしか造れない、摘みたて生ホップ使用の貴重なビールです。
また、今回は「ホップニック装置」という新装置を使い、生ホップの良さを最大限に引き出しました。ビールにホップの香りを強くつけたいとき、2次発酵中のビールにホップを漬け込む「ドライホップ」という方法が用いられますが、伝統的な方法では網袋に入れたホップをビールのタンクに吊り下げて、ホップの香りが抽出されるのを静かに待つことしかできませんでした。
今回新たに導入した「ホップニック装置」では、ポンプでビールを動かすことで全てのビールを絶えずホップに触れさせ、ホップの香りをより強く引き出せるように。生ホップならではの瑞々しさをたっぷり感じられるようになりました。
つまり、摘みたて生ホップの使用と新装置の導入で、より一層華やかな香りのビールが出来上がったというわけです。
オンラインショップで気軽にゲット
ホップ栽培発祥の地の農家さんの想いとサンクトガーレンの強いこだわりによってできた「摘みたて生ホップ使用 YOKOHAMA XPA」。ボトルは、サンクトガーレンのオンラインショップのほか、横浜高島屋や東急たまプラーザ店、小田急町田店など全国の取扱店で購入可能です。
また、樽生はサンクトガーレン取扱のビアバーや同社が出店するイベントで楽しむことができます。女子1人でも飲みきれるサイズなのでぜひ気軽に手に取って、生ホップならではの華やかな香りをお楽しみください!
○「摘みたて生ホップ使用 YOKOHAMA XPA」オンラインショップ
http://www.sanktgallenbrewery.com/news/freshhop.html
8/30発売、YOKOHAMA XPA摘みたて生ホップ仕込みの瓶詰めがはじまりましたhttps://t.co/gqTk1DsuFt
8/3に山梨県でスタッフが収穫してきた“かいこがね”ホップで、翌4日に醸造しました。
瓶詰めで溢れ出たビールから、爽やかで青々しい柑橘の香りが! pic.twitter.com/JfLG4XHDp6— 地ビール会社で働く広報@サンクトガーレン (@mikiSanktGallen) 2017年8月28日