
メタリックな水色の中を泳ぐ黒と透明の魚。
それは淡水魚なのか、海水魚なのか。
缶の中身は、川がせせらぐような柔らかい味わいなのか、それとも海のように深い味わいなのか。
想像を掻き立てるラベルを纏うビールの名前は、『Napoliの陽気』。
宮崎県のブルワリーが、同県内のイタリアンの名店とコラボレーションして醸造した1本です。魚好きは思わず手に取りたくなるビールは、一体どんな味わいなのか。ご紹介します。
宮崎のブルワリーとイタリアンのコラボビール

「Napoliの陽気」を手がけたのは、宮崎県にて2018年11月にスタートした「B.M.B Brewery」。
『クラフトビールに魅せられた男たちが、宮崎から世界のクラフトビール好きに贈る。』と謳い、全身全霊で日々クラフトビールを醸造しています。
地元宮崎の特産品や農産品を使ったビールの開発にも取り組み、過去には高岡文旦や大葉、新生姜、ユズやカボスを使ったクラフトビールを醸造し、地元の食材のPRにも貢献してきました。

さらに、2024年7月には規模を拡大し、“第2章”として宮崎市清武に新しい醸造所を設立。『宮崎のクラフトビール、宮崎の飲食店、宮崎の農産品をみんなで盛り上げ、宮崎の魅力を多くの人に届けていきたい』『生産力を向上させ、多様な宮崎の素材を使ったローカルなクラフトビールを日本中に届けたい』という想いから、缶充填機も導入することに。
それに伴い、クラウドファンディングも実施。519人もの支援者が集まり、目標としていた10,000,000円を達成し、好調なスタートを切りました。

そんなクラウドファンディングのリターンに、オリジナルビールの醸造権を用意したB.M.B Brewery。そこで手を挙げたうちの1つが、同県内にあるイタリアン『pappacarbone』(以下、パッパカルボーネ)でした。
ナポリで修行を積んだシェフが、イタリアに負けない食材の宝庫「宮崎」の四季折々の食材をふんだんに使用してナポリ料理を作るイタリアンで、「バリラパスタチャンピオンシップアジア 2025」のファイナリストにも選ばれるほどの名店です。

こうしてコラボレーションが決定し、パッパカルボーネのオリジナルビールの醸造計画がスタートしました。
▶︎B.M.B Brewery詳細記事:【宮崎県】面白いビールを世界に届けたい!地元への愛が溢れる「B.M.B Brewery」で個性あふれるビールを飲んできた
フィンガーライムを使ったセゾン

ビールの味わいは、「宮崎県産のフィンガーライムを使用したい」というパッパカルボーネの要望をもとに、B.M.B Breweryがレシピを構想。
フィンガーライムとの相性を考え、ジュニパーベリーとセゾンイーストを採用して醸造しました。

ラベルデザインには、パッパカルボーネのメインモチーフをそのまま採用しつつ、ベースにはメタリックカラーを取り入れ、爽やかな印象に。
また、「Napoliの陽気」という名前は、pappacarboneのオーナーが仕込みの最中に命名したのだとか。ナポリブルーをイメージした、晴れた海辺を想起させる爽やかなネーミングです。

実際に飲んでみると、セゾンらしい爽やかな味わいが口いっぱいに広がります。
フィンガーライム由来の酸味やジュニパーベリーのスパイス感もアクセントとしてわずかに感じられ、飲んでいて心地良い。

少し白濁した印象もあり、口の中に優しくこもるように香りと味が持続します。個性的ながらも飲みやすさもあるので、どんなイタリアン料理と合わせてもマッチしそうな予感。
公式では、香り豊かなオリーブオイルや魚介、ハーブ料理との相性をおすすめしています。イタリアンと一緒に楽しみたい1杯です。
一緒に食べたいおつまみは?

イタリアン生春巻
火を使わず、切ってのせて巻くだけの簡単レシピ。オリーブオイルと共に食材のシンプルな味を堪能できるので、柔らかい味わいの「Napoliの陽気」にピッタリ。
レシピを見る
宮崎の恵みを、イタリアンと共に

ラベルを泳ぐのは、宮崎とナポリの海をわたる魚。
「Napoliの陽気」は、宮崎の恵みが詰め込まれた、イタリア料理に合う味わいでした。
お好みのイタリア料理に合わせるのはもちろん、ビール単体でも楽しめる1杯。海にいるような開放感を味わうことができます。
陽気なビールを飲んで、心をほぐしてみてくださいね。

お酒は二十歳になってから。
