横浜元町に1981年開業のフレンチレストラン「霧笛楼」と、ビール発祥の地横浜で1995年からクラフトビールを造り続けている「横浜ビール」との贅沢なコラボレーションにより誕生したチョコレートビール『クリオロエール』。先日ニュースでとりあげた話題のビールですが、バレンタインデーが迫る1月末に試飲会があるとのことで取材に行ってきました!
レトロな佇まいが素敵な横浜元町の霧笛楼
クリオロエールと、“クリオロ種”を贅沢に使ったクーベルチュール
一口に「チョコレートビール」と言っても、焙煎した麦芽の一種である「チョコレートモルト」を使うことで風味を出しているものや、実際にカカオ豆を使うものなど、造り方は様々。『クリオロエール』は、主に2つのこだわりで造られています。
【その1】世界で5%のカカオ豆“クリオロ種”のチョコを使っている!
ビールを開発するにあたり、こだわったのは「本物のチョコレートを使う」こと。フランスの食材を取り扱う、「フレンチF&Bジャパン株式会社」のフランク・ドゥクロメニル氏によると、「カカオ豆でも品質の良い“クリオロ種”は、世界で5%しか生産されない希少なもので、なめらかさ、やさしい深い余韻が特徴です。さらに、高級ショコラティエで使われるフランス・プラリュ社のカカオ豆は、焙煎も手作業で丁寧に行っているため、焙煎をしすぎてしまった場合に起こる独特の酸味やの焦げ感を感じません。チョコレートをぜひ召し上がってみてください!」とのこと。
さっそく、カカオ80%のクーベルチュール(製菓などに使用するチョコレートのこと)を試食!いわゆるビターチョコなのですが、上品ですーっと消える苦み、酸味や焦げ感はほとんど感じません。これはやめられない!あっという間にサンプルが無くなってしまいました(笑)。
【その2】高級チョコレートを活かすこだわりのビール醸造技術
高級なチョコレートを原料の一部に使うとなると、失敗は許されません。そこで熟練された横浜ビールの技術が必要となります。横浜ビールの醸造長五條芳範氏にお話を伺いました。
スーツ姿も素敵な横浜ビール醸造長の五條氏。
「ブラックモルトの使用量を控えめにすることにより、ブラックモルト特有の焦げ臭を抑えてクリオロの香りを引き立てました。“チョコレートポーター”という軽めの黒ビールで、今回は甘みを抑えつつ、しっかりと飲みごたえのある味わいに仕上がったと思います。」
確かに焦げ感や甘すぎる香りは無く、上品なカカオ豆がふわっと香ります。一口飲むと、軽い苦味が訪れてすーっと消えていきます。甘くないので、ふたくち、みくち、とビールが進みます。これは、デザートビールというより、食中酒としても合いそうですね!
「このビールに合う料理は、“ムール貝のチョコレートソースがけ”かな。フランスで食べた料理なんだけど、このビールにぴったりだと思いますよ!」と、フランク・ドゥクロメニル氏。それ試したい!誰か作ってください~(笑)。
カカオ豆のお話をしてくださった「フレンチF&Bジャパン株式会社」のフランク・ドゥクロメニル氏(写真・左)
株式会社鈴音 代表取締役 鈴木信晴氏(写真・中)
株式会社横浜ビール 代表取締役社長 太田 久士氏(写真・右)
スッキリした味わいのチョコレートビールなので、普段甘いお酒を飲まない彼やお父さんへのプレゼントにおススメです。しかしながら1500本限定の『クリオロエール』は残りわずかとのこと。バレンタインデーの本命プレゼントで迷っている方、通販サイトでお早めに手に入れてくださいね!あ、もちろん、“自分用”もお忘れなく♪
【商品概要】
『クリオロエール』
◯酒類:発泡酒
◯原材料:麦芽、ホップ、糖類、カカオマス、香料
◯内容量:330ml
◯アルコール分:5.5%
◯販売数:限定 1500本(※期間限定販売)
◯価格:税別本体価格 580円(税込価格 627円)
【会社概要】
『株式会社鈴音(スズオト)』
◯本社所在地:〒236-0051 神奈川県横浜市金沢区富岡東2-6-21
◯電話番号:045-774-1669 (霧笛楼事業本部)
◯FAX番号:045-774-1675
『株式会社横浜ビール』
◯本社所在地:〒231-0013 神奈川県横浜市中区住吉町6-68-1 横浜関内地所ビル
◯電話番号:045-212-9633
◯FAX番号:045-212-9635