Release 【祝30歳】秋だけの限定ビール『キリン秋味』の30年を振り返ってみた

2020/08/21

まだ暑い日が続いていますが、暦上は秋になりました。秋といえば、「読書の秋」「運動の秋」「食欲の秋」「実りの秋」など、秋ならではの楽しみが増える時期。その楽しみのひとつとして、秋限定のビールがありますよね。待ち遠しく思っていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

キリン秋味 キリンビール
今年もキリンビール株式会社から『キリン秋味』が2020年8月18日(火)に発売されました。今や秋の定番ビールとなった「キリン秋味」は今年で30年目を迎えます。今回は「キリン秋味」の開発秘話と、全24種類のパッケージを一挙ご紹介します!

キリン初めての季節限定ビールだった「キリン秋味」

キリン秋味 キリンビール
「キリン秋味」は1991年9月11日に発売されました。当時は「ビールといえば夏に喉を潤す、のどごしよく、ごくごく飲むもの」というイメージがあり、秋はビールへの熱が最も下がる季節だったそう。

涼しい風が吹き始めるとビールを飲む気分が変わる。そんな“気分のスイッチ”を感じられるビールを、と秋の限定ビールの開発が始まりました。最終的に決まったコンセプトは、「日本ならではの実りの秋、食欲の秋を味わい、夏よりも少しゆっくりと、心地よく飲むこと」。

豊饒(ほうじょう)」をキーワードとし、キリンラガービール1.3本分の麦芽をたっぷりと使用し、アルコール度数は当時としては高めの6%に設定。“豊かな味わいと心地よい酔い”を楽しめるビールとして発売されました。

当初はおいしさをストレートに感じられるように「キリンビール秋味」と名付けられました。パッケージデザインには、秋の実りを表す黄金色の稲穂が描かれており、お馴染みの紅葉は登場していません。

今年で24代目!これまでのパッケージを一挙ご紹介

キリン秋味 キリンビール
秋を楽しむビールとして発売された「キリン秋味」。ビール好きの中に知られる存在となった2年目には、中央に黄色と赤色にそまった紅葉が中央に描かれています。

以降、年を追うごとに紅葉は彩りを増し、秋を思わせる赤と黄金色のパッケージが定番となっていきました。聖獣・麒麟(きりん)が秋の山々を駆けるように配置されたり、中秋の名月を思わせる満月やイチョウの葉が描かれたりと、少しずつ変化を遂げています。

続いて、1993年から2019年までのパッケージデザインの変化をお楽しみください!
キリン秋味 キリンビール
1994年には中秋の名月を思わせる満月が登場しました。
キリン秋味 キリンビール
1996年にはイチョウの葉が、1997年には「実りの秋」を想像させる稲穂が登場。
キリン秋味 キリンビール
2001年には、赤を基調としたデザインとなり、より秋が感じられるように。中央の赤い紅葉が目を引きます。2003年は赤と金色をベースとし、シンプルなデザインながらも豪華絢爛。
キリン秋味 キリンビール
2004年は、これまでの赤と白の配置を反転させ、真っ赤な夕日の中を麒麟(きりん)が駆け抜けているよう。
キリン秋味 キリンビール
2007年には満月が再登場。2010年は紫が使われ、シックな雰囲気です。
キリン秋味 キリンビール
2014年から2016年は、もみじ吹雪やもみじの絨毯など、紅葉だけが描かれています。
キリン秋味 キリンビール
2017年以降は、金色の使用量が増え、年々豪華な雰囲気になっていきます。

2020年はより現代の“秋”に合うビールへ

キリン秋味 キリンビール
発売30年目となる2020年は、味わいをブラッシュアップしました。残暑が厳しい現代の秋にも楽しめるように、原材料の配合や製造工程の最適化により、これまでの飲みごたえを保ちながらもすっきり飲みやすい後口に。

パッケージは、“秋が訪れるよろこび”をアイボリー色を背景に初秋をイメージした色合いの紅葉で描き、“豊かな味わい”らしい王道感のあるデザインに仕上げたそう。


秋を楽しむために開発された「キリン秋味」。コンセプトはそのままに、時代に合わせながら味わいもデザインも変化を遂げています。これまでのデザインを目で味わいながら、この秋にしか味わえない今年の秋味をご堪能ください。

『キリン秋味』

  • 〇発売日:2020年8月18日(火)
  • 〇アルコール度数:6%
  • 〇原材料:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ
  • 〇ラインナップ:350ml缶、500ml缶、中びん、大びん
  • 〇販売地域:全国
  • 〇URL:https://www.kirin.co.jp/products/beer/akiaji/


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ライターの紹介

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数年前に突然ビールの奥深さに目覚めて以来、寝ても覚めてもビールのことばかり考えています。全国の大手ビール工場や醸造所に通い、ビール関連の本を読み漁り、さまざまな勉強会やイベントに参加。日本地ビール協会公認「シニア・ビアジャッジ」として、IBC(インターナショナル・ビアカップ)の審査員を経験(2018年、2019年、2020年)。日本ビール検定2級。日本ビアジャーナリストアカデミー10期生。紙面協力:ライフスタイル情報『CHANTO』。

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