皆さんは、お家で晩酌しますか?
仕事や育児、家事に追われるなか、ふぅっと一息入れられる心と体に栄養を取り入れる時間。好きなビールやお酒を飲むことができるとしたら、ゆっくり楽しみたいと思うはず。
その時間の楽しみ方の幅がより広がる商品が、サントリー株式会社から 2024年10月15日(火)に数量限定で発売されます。
今回は、そんな「金麦サワー」の誕生秘話や実際の味わいについて深掘りしました!
「金麦サワー」って?
まずは「金麦」について。
「金麦」は、“日常的に家で飲むのに一番ふさわしいビール類”を目指して展開している、サントリーのブランドです。
季節や料理を問わず、年間を通じて家での食卓に寄り添い、おうち時間を豊かにしてくれるようにと、「金麦」「金麦ザ・ラガー」「金麦〈糖質75%オフ〉」* の3種類を定番として展開しています。
*「金麦」比
また、季節限定品も手がけており、最近では、秋季限定『金麦〈帰り道の金木犀〉』が発売され、ビール好きの間で話題となりました。
「金麦」ブランドの商品は、二条大麦麦芽の中でも、うまみ成分(たんぱく質)を多く含む旨味麦芽と国産麦芽をブレンドした「贅沢麦芽」を使用、天然水仕込、春夏秋冬それぞれの季節にあった味わいにととのえるというこだわりで、私たちの家時間に寄り添った美味しさを届けてくれています。
そんな「金麦」ブランドに今回新たに仲間入りした「金麦サワー」とは、麦のやさしいうまみと柑橘系の爽やかな香りが調和した“金麦のサワー”なんです!
なんと、ビール類とサワーの価値両取りを実現した味わいだとか…!
いろいろと気になる「金麦サワー」が誕生した経緯を開発担当者に聞いてみました!
ブランド担当者に聞く、新商品への想い
今回、サントリー株式会社 金麦サワーブランドマネージャーの磯見亮輔さんにお話をお伺いしました!2016年にサントリーホールディングスへ入社し、お客様リレーション本部へ配属。お客様センターに届く声を分析して事業部へ提言する仕事に5年従事。その後ビールマーケティング本部 ノンアルコールグループ プロモーション担当へ異動。2022年にオールフリー・ライムショットのブランドマネージャーを担当したのち、2023年より金麦〈ザ・ラガー〉のブランドマネージャー、金麦サワーの開発を担当。
磯見さんは入社から5年間、日々お客様の声と向き合うお客様志向経営推進部にいた経験から、ニーズを分析する意識が身についたそうで、その経験が「金麦サワー」という新価値商品の開発に役立ったのだとか。
開発担当になってから消費者調査を毎月繰り返し、現在まで約2,300名のお客様の声を参考にブラッシュアップを続けているそうです。
■金麦サワーは、自分自身の「こんなものがあったら」という想いから
そもそもなぜこの商品の開発に乗り出したのか聞いてみると、一番の開発のきっかけは、磯見さんご自身の「こういうものがあったら」という想いからだったそうです。
磯見さん
私自身、家でビール類とレモンサワーなどのRTD(=「Ready to Drink」の略、そのまますぐ飲める缶チューハイや缶カクテル、ハイボール缶などのアルコール飲料のこと)をよく飲むんですね。
晩酌の一杯目は絶対にビール類と決めていて、次にレモンサワーを飲むんですが、味の振り幅が大きいなと感じていて、「その次に飲むものは…」となるともう無いなと思っていたんです。1日のなかで一番楽しみな晩酌の時間がすぐに終わってしまうことが悲しいと、常々思っていたんです。
自分と同じような気持ちの人っているのだろうかと考え、お客様に直接インタビューを行ったそう。
磯見さん
お客様にお話を伺うと、「ビール類とレモンサワー以外に飲むものがなかなかなくて、大好きな晩酌時間がすぐ終わっちゃうんだよね」という思いの方が実際にいらっしゃることがわかったんです。
それなら、「ビール類とサワー系の商品の間を繋ぐ“中継ぎのエース”」みたいなものがあれば、お客様にとっての大切な晩酌時間をより楽しんでいただけるのではないか”と考えました。
そんな中継ぎのエースを、“家時間を豊かにする”ことを目指す金麦ブランドから発売できれば、お客様のニーズを叶えつつ、金麦ブランドの価値も提供しやすくなるんじゃないかと思い開発に乗り出しました。
■長年の経験や醸造技術が結集
ビール類とサワーの価値両取り”を目指したという「金麦サワー」。そもそも“サワー”はどういう風に定義し、開発に乗り出したのでしょうか。
磯見さん
「金麦サワー」で実現したいおいしさとして、「麦のやさしいうまみと柑橘系の爽やかな香りが調和した、食事をおいしくする新・サワー」をコンセプトに開発を進めたそう。
その過程で、せっかく金麦ブランドで出すからには、香料と甘味料は使用せず、ビール醸造技術だけでまだ見ぬ新しい味わいをつくりはじめたそうです。
磯見さん
また、「ビアボール」でも採用している高濃度醸造技術という、これもまた麦のうまみを引き出すポイントとなる製法を採用しています。
柑橘系の爽やかな香りは、全世界のホップ生産量の約0.1%しかない希少品種・「レモンドロップホップ」というレモンのような柑橘系の香りがするホップと、「シトラホップ」をつかって仕込をしています。
磯見さん
さらに、エールビールをつくるときに使用する酵母も使って、醸造条件をしっかりコントロールしながら狙いの爽やかな味わいを表現していきました。
麦のうまみとホップ由来の爽やかな香りを調和させるため、これらの原材料や製法を用いて、醸造家が一つひとつの工程をしっかり見ていきながら丁寧につくり込んでいるのが「金麦サワー」の中味づくりのこだわりです。
磯見さんが「こんなものをつくりたい」と構想をはじめたのは、現部署に配属される前ということで、長い年月を経て発売に至った「金麦サワー」。
しかし、具体的に動き出してから完成までは約1年半ほどと、商品開発という意味では短期間で完成に至ったそう。それは、これまでサントリーが積み重ねてきた経験や技術があったからこそで、一つひとつの良さを醸造家と見極めながら、イメージしたものをつくりこんでいったといいます。
磯見さん
たとえば麦感が強すぎるとそれはビールだし、柑橘系の香りが強すぎるとそれはもう全然別のものだしというところで、どうやって味わいを実現すればよいのか、味わいのバランスを取るというのが一番苦労しましたね。
最初は自宅で既存のビール類とサワーをブレンドしながら、なんとなくこういうイメージだなというのを想像し、それを醸造家には伝えていたんです。とはいえ、それを香料や甘味料は使わず、双方の味わいの価値を両取りするっていうところのハードルが高くて。何度も何度も調整しながら狙いの味わいを実現していきました。
一番難しい部分でしたが、今振り返ると、その過程を経て今の味わいが完成したので、私はすごく自信を持っています。
■あなたの食卓のお供に、そして声を届けてほしい
磯見さんの想い、そしてお客様の声により完成へと至った「金麦サワー」。実際飲んでみた人からはどんな反応があったのでしょうか。
磯見さん
「確かに麦のうまみと柑橘系の香りが、調和しているね」「飲みやすい」「食事にも合いそう」「スッキリして飲みやすい」など、前向きな反応が多かったですね。
また、新しい味わいなので、お客様の反応はちゃんと聞こうと北海道での限定発売をさせていただいたのですが、嬉しかったのは、「ほのかに麦の味わいもして、柑橘系の爽やかさも感じる」「食事にも合う」「ビール2杯はきついけど、ビールの後に“金麦サワー”はありだね」という声を実際聞かせていただいたので、手応えは感じましたね。
商品化してからも、たくさんの声を聞いたという磯見さん。ご自身の「金麦サワー」の楽しみ方を聞いてみました。
磯見さん
食事との相性という意味ではなんでも合うと思いますが、特に味がしっかりしたものとの相性が良いかなと個人的には思っていて。麦由来の飲みごたえとうまみ、柑橘系の爽やかな香りがあるので、例えば唐揚げとかの揚げ物にも合いますし、生姜焼きなどタレ系の味わいが強いものとの相性は結構いいなとは思っています。
また、氷を入れて楽しめるのも金麦サワーの特長です。
磯見さん
サワーらしい氷を入れた飲み方もできるとは! なにより、楽しみのバリエーションが増えるのも魅力です。
最後に、「金麦サワー」を、お客様にどう楽しんでほしいか伺いました。
磯見さん
「金麦なのか、サワーなのかどっちなの?」と思う方もいるかもしれないですが、ぜひ一度飲んでみていただきたいです。そしてその感想を教えてください!
と言いながら見せていただいたのは、缶の裏面。
なんと、二次元コードとともに「是非感想をお聞かせください。」という文章が掲載されています。
磯見さん
飲んだ後の感想は人それぞれだと思いますが、それを見て私たちも商品をより良くしていきたいと考えています。率直な感想を聞くのは、やっぱり商品でお客様との接点を持ったときに行うべきだろうと思ったんです。
これは私がお客様に近い部署にいて、お客様の声を聞くのが一番大事だと考えているからこそなんです。そのため、このような工夫をして、お客様の声を生かしながら、商品価値を上げていきたいなと考えています。
なんてドキドキしてしまう取り組み…!ですが、こんな思いつきもこれまでお客様に寄り添い、たくさんの声を聞いてきた磯見さんだからこそだからだと感じました。
そして、裏面の文章の最後にある、「春にまたお会いしましょう」という文章。
実際に手に取って飲んでみたお客様の声がたくさん集まったら、次の春にブラッシュアップされた「金麦サワー」に会えるのかもしれない、と想像せずにはいられません。
編集部が飲んでみた!
たくさんお話を聞いたところで、「金麦サワー」を編集部が飲んでみました!
そのままでも良いですが、おすすめは “氷入り” ということなので、氷を入れたグラスに注いでみます。
注いでみると、クリアでオレンジがかった黄金色の液色。純白な泡もよくたち、ほのかにホップ由来の柑橘香が感じられながらもサワーらしさを感じます。
一口飲んでみると、とっても爽やか! 麦の甘みを感じながら、ホップ由来の柑橘香を感じます。
喉越しは完全にビール類ですが、鼻に抜ける香りやすーっとした口当たりにサワー! このとき、「金麦とサワーの良いとこどりじゃないか!」と驚きを隠せませんでした。
後口にビール類を飲んだあとのような苦みはなく爽快な後味で、すっきりしています。
「金麦」のサワーってどんな味わいなのかがうまく想像できていませんでしたが、考えもしなかった角度の香りや味わいで、「これぞ金麦サワーだ!」と確信した味わいです。想像以上に心地よい飲み口です。
「金麦サワー」に合わせたいおつまみは
そんな「金麦サワー」を、「ビール女子」おつまみレシピと合わせてみました!金麦サワーに合わせたいおつまみレシピの一品目は、「爽やかミントの鶏唐揚げ」。サクッとジューシーな旨みにミントのほのかな風味が口いっぱいに広がる一品です。
金麦サワーの麦のうまみと柑橘系の爽やかな香りとマッチして、唐揚げも金麦サワーも進む相性抜群の組み合わせです。
二品目は、「鶏のみぞれ生姜焼き」。生姜の効いたタレがたっぷり絡んだ鶏肉の濃厚さを、金麦サワーがすっきりとさせてくれます。
旨みの生姜焼きと爽やかな金麦サワーを延々とループしてしまいます。
とはいえ、おうち時間を豊かにし、食卓に寄り添ってくれる「金麦」ブランドの新顔「金麦サワー」は、ぜひ、いつもの食卓のお供として味わってみてください!
“あったらいいな”が実現した一杯を、あなたの食卓へ
北海道での限定発売を経て、今回 “全国” で数量限定販売される「金麦サワー」。それは、たったひとりの、「こういうものがあったらいいのに」という想いから生まれたものです。
その想いから始まり、「それを思っているのは自分だけではないかも」とたくさんの方の声を聞き、日本全国に届けるまでの形にしていった過程を考えると、どうしても胸が熱くなってしまいます。
スーパーやコンビニで「金麦サワー」を見かけたら、ぜひ一度手に取ってみてほしい。そして、いつものあなたの食卓を楽しみながら味わったら、飲んで感じた“あなたの声”を届けてみてください。
『金麦サワー』
- 〇発売日:2024年10月15日(火)
- 〇品目:発泡酒
- 〇アルコール度数:6%
容量:350ml缶・500ml缶 - 〇原材料:麦芽、ホップ、糖類(国内製造)
- 〇販売地域:全国(数量限定)
- 〇「金麦サワー」HP:https://www.suntory.co.jp/beer/kinmugi/