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Event 【9/2(土)まで】京浜東北線沿いの11ブルワリーが大集合「京浜東北ビールフェス」に行ってきた

2023/09/01

都心から東京近郊のベッドタウンを繋ぐ、青い車両が特徴の「京浜東北線」。

神奈川から埼玉までを網羅していて、賑やかな街からスロウな街まで様々点在しているので、「都内に通勤しているけど、日常は少し離れてゆったり暮らしたい!」という人に人気な路線です。

加えて、私たちビール好きにとっては「ビールスポットがどれだけ充実しているか」も利用する沿線選びに重要になってくるわけですが(?)、京浜東北線も個性溢れるブルワリーで賑わっていて凄いんです。

そんな「京浜東北線のブルワリーが集結するイベントが開催される」というとっておきな情報を耳にしました。

その名も京浜東北ビールフェス


2023年8月30日(水)~9月2日(土)の期間中開催されている「第8回 竹芝夏ふぇす 2023」の催しの1つとしてオープン。第1会場はミュージックコーナー、第2会場はダンスパフォーマンスコーナー、そして第3会場として「ビールフェス」が開かれているのだとか。

そんな激アツな「京浜東北ビールフェス」、初日に行ってきました!


隅田川と東京スカイツリーを臨む会場


ビールフェスの会場は、浜松町駅から徒歩7分の施設「ウォーターズ竹芝プラザ(芝生公園」。目の前には隅田川が流れ、ビルや東京スカイツリーも美しく見えます。


川にはレトロな可愛い船がぷかぷか浮いていたり…


後ろを振り向くと、巨大なビルに馴染むようにゆりかもめが上部を走っていたり。そのうえ空も広くて、ビールを楽しむのに最強なロケーションです。

テーブル席に限らず、隣の階段に座ったり、ちょっとしたベンチが近隣にあったり、究極立ち飲みでも楽しめたり。混雑していてもゆったり楽しめる雰囲気で、とても良い!


出店ブースには、それぞれのブルワリーのテントがぎゅっと詰まっているので、ビールも選びやすくて楽しい。

ということで、早速ビールを頼んでいきます!


横浜〜浦和間から、11ブルワリーが参戦!

今回登場するのは、こちらの11ブルワリー

出店ブルワリー

《横浜》YOKOHAMA BEER
神奈川・横浜を中心に、人と人を繋ぐクラフトビールを育むブルワリー。直営店の「驛(うまや)の食卓」は、25周年を迎えました。

《川崎》東海道BEER 川崎宿工場
川崎駅よりほど近い東海道沿いに佇むブリューパブ。輸入板ガラス商が営むブルワリーで、板ガラスや江戸切子の要素が取り入れられた店内が美しいのも特徴の1つ。

《蒲田》蒲田エール(shotbar ふくろう)
蒲田駅から徒歩5分の場所にある“SHOTBAR ふくろう”。Barならではの視点で醸造したオリジナルビールを提供。

《大森》大森山王ブルワリー
2019年7月に誕生したブルワリー。ハイカラだった街・大森の魅力を、ビールとそのストーリーと共にお届けしています。

《浜松町》ブラウアターフェル(8/31,9/1)・SHAKOBA(9/1,2)
浜松町からは2店舗。令和時代の“社交場”を目指す、アトレ竹芝内のコミュニティスペース「SHAKOBA」。そして、世界各国から厳選したクラフトビールを提供する「ブラウアターフェル」。

《秋葉原》Vevtor Brewing
秋葉原・浅草橋や、新宿で醸造するVector Brewing。『ねこぱんち』など、キャッチーでかわいいビールが揃います。

《日暮里》OKEI BREWERY
陽気なサングラスが目印のブリューレストラン「Okei Brewery」。2021年、荒川区初の醸造所としてオープンしました。

《東十条》Let's Beer Works
東十条駅から「美味しくて、楽しくて、心地よくなるクラフトビール!」をコンセプトに日々醸造。

《川口》星野製作所(麦)
川口の町工場を改装してできた、小さな醸造所。タコのマークでお馴染み!

《西川口》GROW BREW HOUSE
西川口駅の西口から徒歩3分の場所にあるブリューパブ。「最高ハッピーなクラフトビール」を発信!

《南浦和》AQUWA brew works
埼玉県南浦和にある日本一小さな醸造所(1坪!)。高い品質とワクワクするビールを醸造。

《浦和》U.B.P Brewery
「サッカーのまち・浦和」で“クラフトビール”と“フットボール”、そして“街”をつなぐ場所としてビールを醸造。


現地でもらえる案内には、路線図と共にブルワリーの紹介が。

どこのビールから始めようかな…と悩んだ結果、始点の「横浜」からスタートし、下り方面にかけて飲んでいき、今回の終点「浦和」でゴールすることに決めました。この日いただいたビールはこちら!


■YOKOHAMA BEER『グリーンシトラスピルスナー』(税込600円)


おいしいみかんを育てる過程で間引きされた、小さな青みかん”摘果みかん”を活かしたピルスナー。ひとつひとつのミカンを甘く育てるために、木にたくさん実る若いみかんを間引く工程があり、廃棄されてしまっているのだとか。そんな資源を大切にすべく、小田原の「あきさわ園」と協力して醸造。

甘いみかんというよりも、フレッシュな酸味と皮の苦みをグッと感じます。ホップの苦みと相まって、随一のビターに!めちゃくちゃおいしい〜〜!1杯目にぴったりなフレッシュな味わいでした。



■大森山王ブルワリー『大雑把なアレ』(Mサイズ 税込800円)

イベントやフェス専用ビールとして醸造された「大雑把なアレ」。7つのホップを使用していますが、“7”という数字にはいろんな意味が込められていて、「ドレミファソラシ」の“7”、「曜日の数」の“7”など、フェスにまつわるアレコレの意味を詰め込んだとか。ちなみに、「アレ」は「ALE」を意味し、ビアスタイルはジャンルレス(=決まってない)という、ベールをまとった1杯。渡されたプラカップにも謎のワードが……

飲んでみると、ホップの青青しさと苦みが効いててうまい!「なんかわからないけど、とにかくうまい!」と叫びたくなるような、「難しいことは考えずに、ビールはフィーリングで楽しめばいいんだよ」と背中を押されているような、まさに(いい意味で)大雑把な味わいでした。



17時に出発して、終点の「浦和」に到着する頃には、すでに日が暮れていました。ビール旅の締めとしていただいたのはこちら!


■U.B.P Brewery『Red Bayberry Wit』(税込700円)

埼玉県小川町産のヤマモモを100kg使用したフルーツベルジャンウィット。ヤマモモの酸味がキュッと口の中を引き締めてくれて、締めにぴったりな1杯でした!

ちなみに、U.B.P Breweryは2023年にスタートしたばかりのブルワリー。あえて定番は設けず限定ビールを中心に、店名である「U.B.P」の頭文字になぞられた「Ultras series」「Base series」「Proud series」の3つのシリーズを展開しています。「サッカーの街」という誇りを胸にビールを醸す、新進気鋭なビール界のルーキーの味わいを、この機会に堪能してみてくださいね。



販売しているビールのサイズは、ブルワリーごとに様々でした。飲み比べセットを販売しているブースもあったので、小さいサイズで色々飲みたい人は、そちらもおすすめ!



また、ビールに合わせる食事もしっかり充実しています!唐揚げやキューバサンドのキッチンカーだけでなく、隣の建物「アトレ竹芝」の路面店でもおつまみを購入することができました。お気に入りのフードを見つけて、ビールと一緒に頬張っちゃいましょう。


その他のコンテンツも盛りだくさん!


その他にも、楽しいことが盛りだくさん!

皆さんにもぜひ体験してもらいたい、目玉企画の1つは「ビアバイク」。オランダ発祥で、屋根のついた移動式カウンターバーを併せ持った特殊な自転車。自転車を皆で漕ぎながら、気持ちの良い風にあたりながら、ビールを飲むことができる素敵な自転車です。

いつもは横浜を滑走していますが、今回東京23区初として東京ポートシティ竹芝からウォーターズ竹芝を回遊します。参加費は無料、当日受付の先着順(各回6名まで)なので、乗りたい人は急ぎ駆けつけてくださいね!

■関連記事:ビールを飲みながらペダルを漕ぐ!横浜で「ビアバイク」に乗ってみよう





その他にも、星空観察会やナイトクルーズが行われていたり、第1会場《竹芝ふ頭デッキ》ではアーティストによるライブステージ、第2会場《東京ポートシティ竹芝 3階グリーンプラザ》ではダンスパフォーマンスが行われていたり。ビール以外の楽しみも超てんこ盛りで、まるでテーマパークのよう。


ウォーターフロントならではのイベント「第8回 竹芝夏ふぇす 2023」を楽しみつつ、ビールを通じて京浜東北線の魅力に浸ってみてくださいね。


京浜東北ビールフェス(第8回 竹芝夏ふぇす 2023 第3会場)

○日時:2023年8月31日(木)〜9月2日(土)
 平日 17:00~21:00
 ⼟曜 11:00~20:00
○場所:JR浜松町駅 北口/東京臨海新交通臨海線竹芝駅 から徒歩7分「ウォーターズ竹芝」
○入場料:無料(各店舗で注文ごとに支払い)
○公式HP:https://waters-takeshiba.jp/news/event/20230817103000/

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sakko 編集長

「ビール女子」編集長。記事の企画・編集やイベントの運営を担当。小さい頃から、両親が毎日ひたすらビールを楽しそうに飲む姿を見てきたため、「私もきっとビール好きなのだろう」という根拠のない自信と、「大人になったらおいしく楽しくビールを飲みたい」という夢を抱いて育つ。そして、20歳の誕生日を迎えてすぐベルギービールの店で働きはじめたところ、案の定魅了されてビールの世界にどっぷり浸かり、今に至る。

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