“神奈川県の繁華街”と聞いて、頭に浮かぶ街はどこですか?
横浜中華街、横須賀、みなとみらいなど…オシャレで気高い繁華街はたくさんあるけれど、人情深く、気さくで温かい繁華街として人気を誇る「川崎」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
そんな川崎は、近年クラフトビールも盛り上がりをみせていて、川崎市内でビールを造る醸造所も増えてきました。さらに2022年からは、ある1つのアツいクラフトビールのイベントが開催されています。
その名も「いなげカンパイビアデイ」。
皆が笑顔になり心の距離が縮まる言葉「カンパイ」を合言葉にビールを楽しむイベントとして、2022年にスタートし、春・秋と年2回開催。回を重ねるごとにパワーアップし、ビールの数も入場者数も増え、“川崎のビールイベント”として定着してきました。
そしてこの秋も「いなげカンパイビアデイ 2023autumn」として、10月20日(金)〜22日(日)の3日間開催!その魅力に迫るため、編集部が行ってきました!
川崎駅から徒歩8分!稲毛公園で開催
川崎駅から歩くこと8分。稲毛神社の隣にある公園として親しまれている「稲毛公園」が会場です。
子供も駆け回れるような広々とした敷地に、ずらっと並ぶ出店者ブースやテーブル。手作り感のあるテントや、温かみのある木の立ち飲みテーブルが可愛くて、ウキウキしてきます。
初日は16:00開場だったので、すぐに陽が落ちてライトアップがキラキラしていました。土日は11:00開場なので、明るい太陽の下で気持ちよくビールを楽しめます。
入場は無料ですが、ビールを楽しむために必要なのが、イベント専用のリユースカップ!会場入り口のリユースカップ販売窓口で購入(税込300円)してから、ビールを販売しているブースに向かいましょう。
「以前同イベントに参加したことがあるよ!」という方は、その時に購入したリユースカップでも会場のビールを楽しめます!
ブルワリー・インポーター・飲食店と充実の出店
イベントには、川崎や神奈川に縁のあるブルワリーやインポーター、そして飲食店が出店。さらに、他県からのゲストも迎えていて、充実したビールのラインナップです。《神奈川・川崎》TKBrewing
アメリカのクラフトビールカルチャーの影響を強く受けたビールをつくる小規模な醸造所。ホップの特徴を活かしたおいしいビールを楽しめます。
《神奈川・湯河原町》HUMANS BEER
カナダ人ブルワーとそのファミリーによる小規模醸造所。福浦漁港の海が目前に広がる場所で、ホッピーなIPAを中心としたビールを醸造しています。
《東京》Devil Craft
“シカゴピザ×ビール”の先駆者であるビアバー。“本場アメリカの雰囲気を東京で気軽に”をコンセプトとして、流行に左右されることなく、芯のある自社醸造のクラフトビールとシカゴピザを提供しています。
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《埼玉》麦雑穀工房マイクロブルワリー
畑からのビール造りを目指した家族経営のブルワリー。伝統産業や有機農家が集まる町としても有名な「クラフトマンシップ」に溢れた埼玉県比企郡小川町に生きる、鈴木さん夫妻が造るビールには小川町の良さと愛が溢れています。
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《静岡》Repubrew
Repubrewとは「Republic + Pub + Brew」の造語で、2016年に静岡県沼津市で設立したブリューパブ。富士山麓の清らかな湧水でつくられるビールは年間60種類以上にものぼります。
■インポーター
《神奈川・日ノ出町》Cardinal Trading(カーディナルトレーディング)
アメリカ東海岸出身であり、現地のトレンドやブルワリー事情をよく知るグレイソンさんが営む、アメリカの東海岸を中心に海外からクラフトビールなどを直輸入する輸入業者。日ノ出町には直営店「Southbound」も展開。
■ビアバー
《神奈川・川崎》cube bar
2023年7月には21周年を迎えた、川崎の街の老舗ビアバー。日本のクラフトビールは4タップ、その他アメリカのビールなども揃い、IPAを中心としたビールを提供。
《神奈川・川崎》PLATINAM FISH CRAFT BEER BAR アトレ川崎店
全国から厳選した国産クラフトビールが楽しめるビアバル。JR川崎駅アトレ改札を出てすぐの場所にあり、朝はなんと10時からオープンしているので、朝からビールを飲めちゃいます。
《神奈川・日ノ出町》ALL WELL
キャンプギアやアパレルも扱うビアスポット。店内ではキャンプブランド「Helinox」のチェアに座りながらビールを飲めます。ビールは国産のものを取り揃えています。
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ブルワーさんやインポーターの代表など、自分たちが造る・取り扱うビールに対する愛情を持ち、しっかりと味わいについて説明をしっかりしてくれる方々が店頭に立っているので、ビール好きの人は会話が弾み、そしてビールを飲み慣れていない人にとっては選びやすい、というのが嬉しい!
そんななかから、この日楽しんだビールをご紹介。ブルワリー・インポーター・ビアバーから1種ずつ楽しみました。
■カンパイ’23秋(TKBrewing)/税込800円
■【限定】ラムバレルパンプキン(カーディナルトレーディング)/税込1,000円
■ミツメLager(ミツメビール×ALL WELL)900円
ビールに合わせて楽しめるフードの出店も盛りだくさん!野毛のビアバー「サクラタップス」が手がける『Sakura燻製工房』の燻製ナッツや、川崎の鶏料理屋『路地裏チキン bonbon』など、川崎のビールイベントならではのお店が揃います。また、小さいお子さんが楽しめるクレープ屋さんも。老若男女問わず、川崎の食を楽しめます。
グッドミュージックで、グラスと体を揺らして
そして、「いなげカンパイビアデイ」は音楽にもこだわっています。
会場の一角にはDJブースや、楽器を広げられるスペースが。過去開催から、毎回たくさんのDJやバンドたちが出演し、会場を沸かしてくれます。なんと今回は、3日間のイベントで出演するアーティストは17組!
イベント主催者によると、出演アーティストは「ビールを飲みたくなるような音楽を奏でるかどうか」で決めているというこだわりがあるのだそう。ビールにまつわる音楽や、皆の乾杯が進むような楽しい音楽など、時間帯によっていろんなサウンドが楽しめそうな予感。
また、イベント会場ではグッズも販売!日常生活でも着用できそうなオシャレなビールTシャツが揃っています、ぜひ覗いてみてくださいね。
呑兵衛のまち「川崎」を楽しもう
イベントの開催時刻は21時まで(最終日22日のみ20時)ですが、川崎は21時に眠るような街ではありません。
イベントの後も、続けてビールを楽しみたい人たちがふらっと入れるような居酒屋さんが、会場から駅にかけての道だけでもたっくさん並んでいます。
川崎の街をもっとディープに楽しんでから、帰路についてもいいかもしれません。
「いなげカンパイビアデイ 2023autumn」の会場にあふれる、ビールと笑顔と音楽と、そして「カンパイ!」の声。
仕事終わりや休日の昼下がりから、気さくな街・川崎で、たくさんのカンパイを楽しんでくださいね!
いなげカンパイビアデイ 2023autumn
○日時:2023年10月20日(金)〜22日(日)金曜 16:00~21:00(L.O. 20:00)
⼟曜 11:00~21:00(L.O. 20:00)
⽇曜 11:00~20:00(L.O. 19:00)
○場所:JR 川崎駅から徒歩8分 稲毛公園内
○入場料:無料(ビールの購入には、リユースカップ税込300円が必要)
○公式HP:https://kanpai-beerday.com/