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Release 【6/23発売】世界のお茶専門店「ルピシア」から“お茶のビール”新登場!人気の茶葉を使った、夏にぴったりな味わい

2023/06/23

sponsored by 羊蹄山麓ビール

「緑茶と紅茶は同じ茶葉からつくられている」と聞いて衝撃を受けたことがある。

緑茶は湯呑みに注がれおばあちゃんの家で必ず出される、香りが青々としたお茶というイメージに対して、紅茶は甘かったり爽やかだったりと、香りや味わいも多様でティーカップに注いで飲むイメージだったから。

後に、発酵の仕方などで味わいが変わるということを知ったのですが、それを知ったとき、お茶の無限の可能性に驚いたことを覚えています。

そんな紅茶、緑茶、烏龍茶はもちろん、オリジナルのブレンドティー、フレーバードティーなど、世界中のお茶を紹介する世界のお茶専門店「ルピシア」が、桃の香りの“お茶のビール“を開発したと聞きつけました!


桃をまるかじりしたような味わいのビール「羊蹄山麓ビール 白桃烏龍 極品」。2023年6月23日(金)から数量・期間限定で世界のお茶専門店「ルピシア」から発売されました。

桃を思わせる味わいと香りを実現するために使用したのが、世界中のルピシアのお店で愛されるお茶「白桃烏龍 極品(はくとううーろん ごくひん)」。人気の茶葉を使った、爽やかな味わいの「羊蹄山麓ビール 白桃烏龍 極品」について深掘り!さらに、醸造担当の方に“お茶のビール”誕生の裏側をお聞きしました!



ルピシアが手掛ける「羊蹄山麓(ようていさんろく)ビール」とは?


2020年9月北海道・ニセコ町に開業したのが、世界のお茶専門店・ルピシアがプロデュースする「羊蹄山麓(ようていさんろく)ビール」。

標高1,896m、日本百名山にも選ばれている羊蹄山の麓に醸造所を構え、こんこんと湧く羊蹄山の伏流水を活かした、新鮮で無濾過のクラフトビールをつくっています。


定番ビールは4種。キャラメルのような風味をもつモルトをベースにした力強い味わいの『イングリッシュペールエール』、柑橘香と重厚な苦みの『IPA』、小麦を使用しグレープフルーツのような香りとキレのある後味が爽やかな『ニセコワーズ』、焙煎大麦による黒褐色のスタウトにラズベリーを漬け込んだ『ラズベリーブラック』です。



また、北海道を代表する石屋製菓「白い恋人」とコラボし、「白い恋人」に使われるホワイトチョコレートを原材料に使用したビール『白い恋人』など、チャレンジングなビールも醸造しています。

羊蹄山麓ビールの特徴としては、濁りのある無濾過の状態でボトリング。また、あえて短い賞味期限90日を明記し、注文ごとに自家工場のタンクからこまめにボトリング・出荷しているため、新鮮でおいしい状態で私たちに届けられます。

■羊蹄山麓ビールHP:https://www.yoteibeers.com/ja/


人気の茶葉を使った”お茶のビール”新登場!


ルピシアがお茶を使ったビールを初めて発売したのは、2022年7月。アールグレイ・ダージリンを使用した『羊蹄山麓ビール アールグレイ・ダージリン』がはじまりです。「お茶を生かしたルピシアならではのビールをお届けしたい」という思いで、醸造所の初出荷とともにお茶を使ったビールの試作を開始したものの、構想期間3年を経て発売されました。

そして、羊蹄山麓ビールの“お茶ビール”第2弾が、6月23日(金)に発売される「羊蹄山麓ビール 白桃烏龍 極品」です。

ということで、一足お先に飲んでみました!


グラスに注ぐと、濁りのあるオレンジ色の液色に、ふわふわな白い泡が浮かびます。注いでる間にも、ふわっと白桃が香り、鼻を近づけると青々とした香りも感じます。


一口飲んでみると、まさに白桃!!まるごと白桃にかぶりついているような香りが口いっぱいに広がり、思わず「うまっ…!」と声が漏れてしまうほど。飲むたびに白桃は存分に感じますが、飲み口はドライでほどよい酸味も感じます

後口はグレープフルーツのような苦みの余韻が心地良い。すっきりとドライな飲み口で、ごくごくと飲みたくなる夏にぴったりなビールです!

詳細・購入はこちら!

中の人に聞く、“お茶のビール”への想い


お茶を使ったビールって実際どうなの?ということで、醸造を担当した石村さんにお話を伺いました!

石村さん
羊蹄山麓ビール ヘッドブルワー

2019年にアメリカの醸造家育成プログラム「American Brewers Guild」のCraftbrewer’s Apprenticeship (CBA)を受講し、オレゴン州アストリアのFort George Breweryで実地研修を行う。2020年ルピシアグルマン入社。石屋製菓とのコラボレーションビール「白い恋人」をはじめ、「Coucher de SOLEILE(クッシェドソレイユ)」のリニューアル、今年の夏季限定ビール「’O sole mio(オソーレミオ)」を担当。


公務員からブルワーに転身したという異色な経歴の持ち主である石村さん。学生時代にコーヒーを目当てにポートランドへ旅をしたところ、ビールに魅了され、2020年にルピシアに入社したそうです。

羊蹄山麓ビール立ち上げの経緯を伺いました。

石村さん

ルピシアは2020年に北海道ニセコ町に本社を移転し、同じ年に自家醸造をスタートしました。

ヨーロッパでは各地に地元の人々に愛されるその土地のビールがありますよね。ルピシアもクラフトビールを通して、地元の人々に愛される企業になりたいという想いからビールの醸造を開始しました。


ー実際、地元の方からの声を聞くことはありますか?

石村さん

醸造所から車で30分ほどの場所に、直営レストラン「レストラン&デリ ヴィラ ルピシア」があるんですが、タップから生ビールを飲むことができたり、夏はビアガーデンも行っていたりと、多くの地元の人にビールを飲んでいただく機会があります。

実際ビールを注ぐ手伝いに行ってお客様から直接声を聞いたとき、「おいしい」という声をたくさんいただいて。そのときはとても嬉しかったですね。



ー羊蹄山の麓に醸造所があり、ビールにも羊蹄山の湧水を使用しているそうですが、水質の特徴ってありますか?

石村さん

羊蹄山の湧水は少し硬めの軟水で、亜鉛を多く含んでいます。亜鉛が多いと酵母の働きが活発になるんです。酵母を活発にするため栄養剤を入れる醸造所もありますが、「羊蹄山麓ビール」にはその必要もなく、しっかりとした泡もできやすい特徴があります。

ー他に「羊蹄山麓ビール」のこだわりはありますか?

石村さん

新鮮・無濾過のコンセプトのもとビールづくりをしています。

最高の状態で飲んでいただくため、あえて短い「賞味期限90日」を明記していて、注文ごとにタンクからボトリングをすることで新鮮な状態でお届けしています。また、ビール本来の穀物に由来する甘みやなめらかな口当たり、ホップ由来の果実のようなジューシーでつくりたての香りを追求し、無濾過にこだわってつくっていますね。

また、醸造所を立ち上げる際プロジェクトにレストランのシェフも参加していたこともあり、ビールは「食事に合うビール」を重要視しています。

ーお茶を原料に使用したビールの開発経緯を教えていただけますか?

石村さん

母体がルピシアということもあり、醸造所立ち上げ当初からお茶を使ったビールづくりを視野に入れていました。たくさんお茶があるなかでも、ルピシアはダージリンに特にこだわりがあるため、第1弾はダージリンを採用したビールをつくりました。

ー第2弾で「白桃烏龍 極品」を採用したのはなぜですか?

石村さん

ルピシアのお茶をよくご利用になる方は、「お茶は好きだけど、ビールは好まない」という方も多い印象があるので、「お茶好きがビール好きになれるには」と考えてルピシアで最も人気のフレーバードティー「白桃烏龍 極品」を採用しました。

「白桃烏龍 極品」は、「文山包種(ぶんざんほうしゅ)」という上品で渋みの少なくスッキリとした烏龍茶に、みずみずしく甘い白桃の香りをつけた茶葉です。

非常に人気の高い茶葉のため、お茶を飲んだことがある方のイメージを崩さないよう、茶葉の特徴を前面に押し出したビールを目指して、普段ビールをあまり飲まないお茶好きの方にも手に取りやすいように、アルコール分を4.5%、炭酸を2.6volと定番商品に比べて若干低めにしています。


ー味わいの特徴は?

石村さん

白桃烏龍の瑞々しく華やかな香りが広がります。また「白桃」と聞くとジューシーでトロピカルな印象を持たれる方も多いのではと思いますが、桃そのものは使っていないので、ラガーのようにすっきりとした飲み口です。

色味は若干オレンジがかったゴールド。グラスを鼻に近づけると、瑞々しい白桃の香りが心地よく香り、口に含んだ直後に白桃のほのかな甘みを感じ、飲み込んだ後に茶葉の上品な渋みが微かに広がります。

ニュートラルなノルウェーのKevik酵母を低温で発酵させることで、ラガーのようにすっきりと仕上げ、白桃烏龍を際立たせています。

ーKveik(クヴェイク)酵母は、どういう理由で使っているんですか?

石村さん

Kveik酵母は、高温で発酵させることができ、醸造期間が短縮できるため最近多く使われている人気の酵母です。

通常は高温で発酵させることでエステルなどのフルーティーな香りも出やすくなりますが、この酵母は温度に関わらずエステルの生成が少ない特徴があります。今回はよりエステルをおさえるために低温で発酵させて使用しています。

そうすることで、よりお茶の香りを強調させすっきりと仕上がるというのを狙ってこの酵母を選んで使っています。

ー茶葉をお湯につける時間が長いと渋みが出すぎてしまった経験があるんですが、茶葉を漬け込む時間ってすごく難しかったのでは?

石村さん

おっしゃる通りで、茶葉の使用量、投入のタイミングと漬込み時間の見極めは非常に苦労しました。

渋みの出方や香りのつき方は茶葉によって違い、香りをつけるのに最適な時間と渋みが出始める時間がイコールではないので、「この茶葉の香りはつけたいけど、渋みは出したくない」のバランスが難しかったです。

かなり短時間で茶葉をあげないと、結構渋みがでてしまう。ホップの漬け込む時間を参考に色々試し、お茶部門の方にもアドバイスをもらいつつ、茶葉と水の分量、抽出温度と抽出時間など検討を重ねて開発に1年以上かけて完成しました。

ー1年以上…!具体的にはどのような工程でつくられているんですか?


石村さん

2種類の麦芽、3種類のホップを使用して、茶葉は2回のタイミングで投入しています。

茶葉の投入1回目は煮沸後に75℃まで麦汁を冷却した後、ワールプールの工程で20分間漬込むことで茶葉本来の上品な渋みと味わいをメインに抽出しています。2回目は発酵後の冷却したビールに約12時間漬込みを行っています。

昨年、紅茶のビール(アールグレイ・ダージリン)をリリースしましたが、1,000Lの仕込みに対する使用量はダージリンに比べて1.5kg少なく、コールドサイドでの漬込み時間も約半分に短縮しています。

両茶葉ともフレーバーティーですが、もともとの香りの強さも抽出されやすさも異なるので、バランスが取れた際には非常に達成感を感じましたね

ーおすすめの飲み方は?

石村さん

ティーブレイクをするように、気軽に飲んでいただけるお茶のビールを目指しました。そのため、これから夏になってきますし、しっかりと冷やしてアイスティー感覚で飲んでいただくのはおすすめです。

個人的なおすすめはタンブラーグラスに注いでいただくこと。カジュアルな雰囲気に合っていることと、白桃の香りがしっかりしているので、注いだ瞬間に立ち上がる香りを存分に感じられると思います。あとは、香りを閉じ込めてくれるチューリップグラスも良いと思います。

ー料理などのペアリングでおすすめはありますか?

石村さん

通常の食事と合わせるなら、味の主張が強すぎない白身魚のソテーフルーツサラダなどとの相性が良いと思います。

お食事の際にももちろんですが、ティーブレイクをする際にアイスティーを飲む感覚という意味だと、フィナンシェなどの焼菓子と合わせてカジュアルに楽しんでもらいたいです。あとは、「白桃烏龍 極品」のおいしさをそのままビールに仕上げているので、お茶と一緒に飲み比べても面白いかもしれません。


ーお茶と飲み比べは面白そうですね!最後に、「羊蹄山麓ビール 白桃烏龍 極品」はどんな方に飲んでもらいたいですか?

石村さん

お茶好きな方には、お茶の「白桃烏龍 極品」をフックにビールに興味を持ってもらいたい。ビール好きには、お茶屋さんがやってるブルワリーということから興味を持って飲んでもらいたいですね。

今回も、お茶好きもクラフトビール好きも楽しめるLUPICIA BREWERYならではのビールができ上がったと思います。まだ「羊蹄山麓ビール」を飲んだことのない方々にも是非楽しんでいただきたいですね。

今後も、世界のお茶専門店LUPICIAの強みであるお茶、緑茶やジャスミン茶など、いろいろなお茶をつかったビールづくりに挑戦していきたいですね。

「休日の外出する予定がない日に、昼間からのんびりと飲みたいです。気が付いたら、ふわふわと気持ちよくなっていると思います」と話す石村さん。

お茶にも原料にもつくり方も、検討に検討を重ねてつくりあげたビールは、お茶好きもビール好きもこの夏飲んでみてほしい一本です。

お茶好きも、ビール好きも。


果物を使ったビールはこれまでにもさまざまな醸造所でつくられています。しかし、ルピシアならではのお茶を使い、その知見を活かしつくられたことで、新しいビールの味わいや楽しみ方を見つけられたような気がします。

それは、ビール好きな人だけではなく、食を楽しむグルマン(=食通)やお茶好きな方、ビールを普段あまり飲まない方にも新しいお茶の可能性を届け、楽しみ方を提供したいという、職人の想いをひしひしと感じました。


気取らず、ごくとくと飲みたくなる白桃の味わいのビールは、普段の食卓のお供にも、手土産にもおすすめです。その時は、ルピシアのお茶「白桃烏龍 極品」も一緒に味わって飲み比べてみるのも楽しそうです!

これから桃の旬がはじまるのを先取りできる「羊蹄山麓ビール 白桃烏龍 極品」は、6月23日(金)より、数量・期間限定で発売。しっかりと冷やしてグラスに注ぎごくごくと飲み干せば、夏を迎える準備は万全です。


詳細・購入はこちら!

 『羊蹄山麓ビール 白桃烏龍 極品』

  • 〇発売日:2023年6月23日(金)
  • 〇アルコール度数:4.5%
  • 〇容量:瓶入 330ml
  • 〇賞味期限:要冷蔵90日
  • 〇取扱店舗:ルピシアの一部店舗と通信販売、北海道内の一部スーパーマーケット、コンビニエンスストア、酒販店
  • 〇URL:https://www.yoteibeers.com/ja/
  • 〇製造者:株式会社ルピシア グルマン


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山吹彩野 編集・ライター

星の準ソムリエの資格を持つ星空エディターで、星や宇宙を編集して伝えるWEB SPACE「星とくらす」を運営。最近では星を眺めながら、ビールと宇宙をつなげたいと日々考えている。好きなビアスタイルはIPA。音楽、カメラが好き。

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