秋田県東南部に位置する横手市は、雪まつり、かまくら、横手やきそばなどで知られるまち。そして、ビールに欠かせない原材料の一つ「ホップ」の一大産地でもあります。
世界全体から見ると日本のホップ生産量は約0.2%しかなく、日本産ホップ自体がとても希少なものです。そんな希少な横手産ホップ「IBUKI」を使用したアルコール飲料「横手産ホップシリーズ 2020 冬」が、2月1日(月)に数量限定で発売されました。
もくじ
・ホップの一大産地・横手から届ける“冬に楽しむお酒”
・ダークな色合いとカカオのように香ばしい『横手産ホップを使った黒ビール』
・横手産ホップを使った白ビール『ベルジャンホワイト』
・今回の目玉!『紅の夢ホップサイダー』
・「横手産ホップシリーズ 2020 冬」はここでゲット!
ホップの一大産地・横手から届ける“冬に楽しむお酒”
横手産ホップを通じて日常の喜びや豊かさを提供したい、秋田県内のブルワリーを応援したいとの想いから、よこてホッププロジェクトが企画し2020年7月に発売した「横手産ホップシリーズ」。第1弾では秋田県内にある4つのブルワリーが醸造を担当し、同じホップを使いながらも全く異なる味わいを持つ4種類のクラフトビールが登場しました。
■第1弾の紹介記事はこちら
第2弾となる「横手産ホップシリーズ 2020 冬」では、華やかな香りが楽しめる「IBUKI」を使用していることに加え、ホップと同じように横手の魅力である「冬」をイメージ。“冬でも楽しめるアルコール飲料”をテーマに、冬に合う、自宅などでゆっくり味わってもらえるようなお酒を造りました。
紹介をアルコール飲料としたわけは、クラフトビールだけでなく、ハードサイダーも醸造したから。ハードサイダーとはリンゴの醸造酒のことで、アメリカでの呼称です。今回、ホップはビール以外にも使えることを知ってもらいたいと、ホップサイダーを造ることにしたとのこと。
また、前回に引き続き、ラベルデザインは秋田公立美術大学の学生さんが担当しました。今回はよりリアルなホップを描き、横手のホップが貴重であること、尊いものということを伝えたいとデザインしたそう。
第2弾で醸造を担当したのは、株式会社あくら 秋田あくらビール(以下、秋田あくらビール)、株式会社羽後麦酒(以下、羽後麦酒)の2社。秋田あくらビールはクラフトビール1品、羽後麦酒はクラフトビール1品とハードサイダー1品を発売しました。
ダークな色合いとカカオのように香ばしい『横手産ホップを使った黒ビール』
最初にご紹介する「横手産ホップを使った黒ビール」は、「冬のビール」をテーマに、アルコール度数が少し高く、色が濃いビールを造り、ゆっくりと飲んでもらえるビールに仕上げたとのこと。
ほろ苦いビターチョコの風味が感じられるほどに焙煎したチョコレート麦芽と、秋田市内にある「08 COFFEE(ゼロハチコーヒー)」のコーヒー豆を使用したChocolate Hazy IPAで、ダークな色合いとカカオのような香ばしさが感じられます。
醸造を担当した秋田あくらビールでは、全てのビールに横手産ホップ「IBUKI」をベースとして使用しています。この「横手産ホップを使った黒ビール」には、通常よりも多めに横手産ホップ「IBUKI」を使用したそう。
ブルワーの長谷川さんによると、食事後にデザートビールとして、ゆっくりと飲むのがおすすめとのこと。
さっそく飲んでみました。きれいな黒いビールで、光にかざすと少し赤みがかって見えます。ほんのりベージュ色の泡がモコモコと立ちます。コーヒーやビターチョコレートの香りの奥に、芝生の上に座っている時に感じるような草のようなさわやかな香りを感じます。飲んでみると、とろっとした口当たりで、麦芽の香ばしさとふんわりとした甘さが広がります。その香りから、アイスコーヒーを飲んでいるような気分になりますが、あくまでもビールですのでお気をつけて。温度上昇による味わいや香りの変化をじっくりと感じるのもよさそうです。
【横手産ホップシリーズ】『横手産ホップを使った黒ビール』
- 〇発売日:2021年2月1日(月)
- 〇ビアスタイル:Chocolate Hazy IPA
- 〇アルコール度数:7.0%
- 〇原材料:麦芽(外国製造)、小麦、オーツ麦、ホップ、コーヒー
- 〇容量:330ml
〇希望小売価格:税抜500円 - 〇醸造所:株式会社あくら 秋田あくらビール
横手産ホップを使った白ビール『ベルジャンホワイト』
続いて紹介する「ベルジャンホワイト」は羽後麦酒が醸造を担当。「冬のビール」をゆっくりと味わってもらいたいと、羽後麦酒がいつも造っているラインナップよりも、少しアルコール度数を上げ、しっかりとした香りと味に仕上げたとのこと。
オレンジピールとコリアンダーを使用し、フルーティーな中にも横手産ホップ「IBUKI」の苦みもしっかり感じられるビールです。
ブルワーの鈴木さんによると、フルーティーで甘味も感じられるだけでなく、苦みもしっかりあるビールなので、食事に合わせるのがおすすめ。オリーブオイルやハーブを使った料理とよく合うそう。
グラスに注ぐと、少し濁りのある麦わら色。グラスからはバナナのような甘い香りやオレンジのようなフレッシュな香りがして、とってもフルーティー!飲んでみると、細かい炭酸がシュワシュワと弾け心地よい感じに。フルーティーでスパイシー、そして苦みがやってくる。通常のベルジャンホワイトでは感じられない苦みが、このビールの特徴に。エスニックな料理とも相性がよさそうです。
【横手産ホップシリーズ】『ベルジャンホワイト』
- 〇発売日:2021年2月1日(月)
- 〇ビアスタイル:Belgian White
- 〇アルコール度数:5.5%
- 〇原材料:麦芽(ドイツ産)、ホップ(横手産IBUKI)、オレンジピール、コリアンダー
- 〇添加物:炭酸ガス
〇容量:330ml
〇希望小売価格:税抜600円 - 〇醸造所:株式会社羽後麦酒
今回の目玉!『紅の夢ホップサイダー』
最後に紹介するのが「紅の夢ホップサイダー」。横手市内にあるゲストハウス兼発酵バル「OK,ADAM(Hostel&Bar CAMOSIBA)」が企画監修し、羽後麦酒が醸造したハードサイダーです。
ホップとともに横手で盛んに栽培されているりんごの中から、酸味が特徴的で果肉まで赤い加工用りんご「紅の夢」を贅沢に使用。横手市産ホップ「IBUKI」を中心にドライホップを行い、爽快で飲み飽きないホップサイダーに仕上げたとのこと。
CAMOSIBAオーナーの阿部さんによると、リンゴのお酒といっても甘くはなく、狙い通り、すっきりとした味わいになっているとのこと。乾杯酒としてはもちろん、いろいろなお食事のお供にもおすすめ。
いよいよホップを使ったサイダーを飲んでみます!果肉まで赤いりんごを使っているとのことでしたが、グラスに注いでみると、予想に反して少し濁りがあるゴールド色。この淡い色合いがいいですね。グラスに鼻を近づけると、ほのかにすっぱい香りと蜜のような甘い香りがします。飲んでみると、酸味が一気に口に広がり、香りとのギャップに驚く人もいるかもしれません。飲み進めていくと酸味に慣れてくることもあり、酸味と苦みのハーモニーにはまっちゃいます。食事と合わせるなら、この酸味が引き立つような揚げ物、焼鳥の塩味などがよさそう。
【横手産ホップシリーズ】『紅の夢ホップサイダー』
- 〇発売日:2021年2月1日(月)
- 〇アルコール度数:6.0%
- 〇原材料:りんごジュース(国産)、麦芽、ホップ
- 〇添加物:炭酸ガス
〇麦芽使用率:25%以下
〇容量:330ml
〇希望小売価格:税抜850円
〇企画監修:OK, ADAM(Hostel&Bar CAMOSIBA) - 〇醸造所:株式会社羽後麦酒
「横手産ホップシリーズ 2020 冬」はここでゲット!
横手産ホップ「IBUKI」を使った「横手産ホップを使った黒ビール」「ベルジャンホワイト」「紅の夢ホップサイダー」の3種は、秋田県横手市を中心に以下のお店で販売されています。横手になかなか行けないという方は通販サイトでも購入できますのでご利用ください。
春から夏にかけてグングンと成長するホップ。今は土の中でひっそりと春を待っている状態です。こたつに入りながら「横手産ホップシリーズ 2020 冬」をゆっくりと飲んでいると、力強く成長し青々と茂るホップ畑の光景が思い浮かぶかも。
「横手産ホップシリーズ 2020 冬」は、第1弾よりも少ない本数で醸造された希少な商品です。気になる方はお早めに!
【インターネット通販】
株式会社こめたび こめたび EC サイト
【飲食・小売提供】
Hostel&Bar CAMOSIBA
【飲食提供】
あきたくらす(秋田駅ビル トピコ2階)、YA-YA Stazione B(秋田駅ビル トピコ3階)
【小売提供】
スーパーマーケットよねや 各店 酒売り場、ギフトショップ アクアス横手店、石川酒店(秋田駅ビル トピコ2階)、おみやげ処 こまち苑(秋田駅待合室内)、秋田県内 NewDays 店舗(NewDays 秋田ぽぽろーど店、NewDays 秋田中央口店、NewDays 横手店)
※1月25日時点。その他、秋田県内を中心とした酒類販売店、飲食店にて販売予定。
※各店舗により、取り扱い種類や販売方法等が異なります。