ヤッホーブルーイング株式会社(以下ヤッホーブルーイング)の「前略」シリーズ第4弾、『セッション柚子エール~あら塩仕立て~』が、 5 月 7 日(木)から発売となりました! 先日一足お先に、醸造家を交えての試飲会に参加してきました。
ヤッホー初のフルーツエールには仕掛けがいっぱい!
固い信頼で結ばれている、ヤッホー マーケティングユニット稲垣さん(写真左)、醸造ユニット福岡さん(写真右)
「よなよな」など、コンビニのイメージが強いヤッホーブルーイングのビールですが、この「前略」シリーズは生産量が限られているため、マニア度がちょい高めなビールファン向けに、エッジの効いた企画を日々考えているとか。少量だからこそできる、遊び心いっぱいのフルーツエールには、こだわりがいっぱいです。
柚子の皮を増やすとでてくる「エグみ」。これを解消するヒントは「梅酒」の作り方にありました。梅を氷砂糖に漬け込んで、浸透圧を使ってエキス分を抽出する方法を、砂糖ではアルコール度数が上がってしまうので、「塩」で代用できないか・・・と試行錯誤して生まれたのが、「香味しぼり・あら塩仕立て」製法。
「スイカに塩」の原理で、ビールの甘みを引き出す塩味
用意されたのは、ふわっとしたライトブルーの缶。缶を開けた瞬間に柚子の香りが広がります。薄い柚子の皮のような色合い、モルトの甘みは抑えて味わいはかなりドライ。塩味には強い苦味との相性が良くないため、ホップの苦味を IBU14* と低くしています。
*IBU:ホップ由来の苦み成分の指標
一番のポイントは、絶妙な「塩加減」。開発過程で、塩味はビールの甘みの感受性を高めることが分かりました。「スイカに塩」の原理ですね。
“いい塩梅”のエールは食中酒におすすめ!
試飲会でビールと一緒に出されたのは、なんと「柏餅」。なるほど、塩漬けにした葉とあんこの組み合わせ、絶妙に合いますねぇ。
醸造ユニットで今回の開発を担当した福岡さんは、色々なものとのペアリングを試したそうです。水羊羹は合わないが、塩羊羹なら合うんじゃないか。青魚系ではお刺身との相性は良く、焼き鯖は、香りがぶつかってしまうのでダメだとか、鶏肉をスチームで焼いて、その肉汁と相性が良いといった、食事とのペアリングを教えてくれました。
参加者からも、いろんなペアリングの提案が活発に出ました。「紫蘇の葉を使った料理に合いそう」「生姜など、和のスパイスを合わせたら」「お寿司!」など。次回はペアリング会やろうよ! と参加者含めて盛り上がりましたので、ヤッホーブルーイングさん、ぜひ(笑)。
缶でグイッといきたい、アウトドアにお勧めなビール
アルコール度数も苦みも抑えた、軽い塩分の缶ビールって、ありそうで意外となかったですよね~。これから暑くなる季節、キンキンに冷やして、缶のままでぐいーっといっちゃいましょう♪
【商品詳細】
『前略 好みなんて聞いてないぜSORRY 其ノ四 セッション柚子エール~あら塩仕立て~』
〇ビールの種類:柚子とあら塩を使用したセッション柚子エール
〇アルコール分: 4.0 %
〇原材料:大麦麦芽・小麦麦芽・ゆず果皮・ゆず果汁・ホップ・食塩
〇内容量: 350 ml
〇希望小売価格: 324 円(税込)
〇発売日: 2015 年 5 月 7 日(木)
★直営Web通販サイト「よなよなの里」 5 月 1 日(金)より予約開始
★公式ビアレストラン「よなよなBEER KITCHEN」では 5 月 2 日(土)より提供開始