2016 年 5 月 6 日、2 年に 1 度開催のビールのオリンピック「 World Beer Cup 2016 」の授賞式が、アメリカのペンシルバニア州フィラデルフィアコンベンションセンターで開催され、日本からエントリーした 43 のブルワリーのうち、9 銘柄が金・銀・銅を受賞しました!
今年は 55 カ国の 1907 ブルワリーから 6,596 銘柄のビールがエントリー。日本からは 43 のブルワリーが参加しました。エントリーは、96 にわけられたカテゴリーに対し、そのビアスタイルにあった銘柄を登録します。
ちなみに前回 2014 大会は、4,754 銘柄のエントリー実績ということで、2016 年は 38.5% の増加、2014 年のカテゴリー毎の平均エントリー数が 50 だったのに対し、今回は 69 と増加。そんなシビアな争いとなっている中で、今年、日本のビールが 9 種類受賞するという快挙を遂げています。
日本の受賞ビールはこちら
Herb and Spice Beer 部門(129 エントリー)
金賞:桜満開ラガー/シャトーカミヤ牛久ブルワリー
Session Beer 部門(34 エントリー)
銅賞:ゴールデンドラゴン/伊勢角屋麦酒
Experimental Beer 部門(86 エントリー)
金賞: 有馬麦酒 JAPAN ALE/小西酒造
銅賞: オイスタースタウト/いわて蔵ビール
Aged Beer 部門(40 エントリー)
金賞: ナインテイルドフォックス/那須高原ビール
Light Lager 部門(45 エントリー)
銀賞: アサヒ ザ・ドリーム/アサヒビール
British-Style Imperial Stout 部門(53 エントリー)
金賞: アークデビルインペリアルスタウト/デビルクラフト
Classic Irish-Style Dry Stout 部門(42 エントリー)
金賞: スタウト/箕面ビール
American-Style Strong Pale Ale 部門(118 エントリー)
銀賞: IPA 2016/ヤッホーブルーイング
129 という多数エントリーの中で見事金賞に輝いたシャトーカミヤ牛久ブルワリーの『桜満開ラガー』、既に World Beer Award(※)では金賞を受賞していたものの、この WBC で初の金賞となる那須高原ビール『ナインテイルドフォックス』と箕面ビール『スタウト』、そして、正式醸造スタートまもないデビルクラフトの『アークデビルインペリアルスタウト』がいきなり金賞に輝いたことも注目です。
※World Beer Award:イギリスのビール専門誌『Beers of the world』主催の、2007 年の開催から年に一度行われるビールのコンペティション。カテゴリごとにブラインド・テイスティングによって審査し、各カテゴリの “World’s Best Beer” を選出する。
また、日本の大手ビールとしては、アサヒビールが、2014 年は International Lager 部門でスーパードライが金賞、そして、今回は Light Lager 部門でアサヒ・ザ・ドリームが銀賞と、連続受賞を果たしています。
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エントリー数の多かったカテゴリー
一番エントリー数が多かったのは、アメリカンスタイルのインディア・ペールエール:275エントリー、次にインペリアル・インディア・ペールエール:181エントリー、そして3番目がアメリカンスタイルのペールエール:167エントリー。
ここからも、世界的にアメリカンタイプの華やかでホッピーなビールの人気が伺えます。
【World Beer Cup 概要】
ビールのオリンピックと称される、2 年に 1 度開催されるビールの世界大会。
200 人以上のビアブロフェッショナルによって、90 以上のカテゴリーごとに金・銀・銅を選ぶ。その他に、ブルワリーとブルーマスターのアワードも実施。
ワールドビアカップ HP: http://www.worldbeercup.org/