ビール女子のみなさま、こんにちは! ポートランド在住の東リカです。
今回はアメリカ北西部唯一のビーチフロントブリューパブ「ペリカン・ブリューイング・パシフィックシティ店(Pelican Brewing Pacific City)」へ行ってきました。
ビールのおいしさに定評があるのはもちろん、オーシャンビューも一望できるビアスポットです。
ビーチで生まれたブルワリー
ペリカン・ブリューイングは、1996年にオレゴン州の海岸沿いの町、パシフィックシティで創立されたブルワリー。アメリカ北西部ではよく知られたブルワリーで、現在はパシフィックシティ店に加え、同じく海沿いのキャノンビーチ、その中間に位置するティラムックの3カ所にブリューパブを構えています。今回訪れたパシフィックシティ店は、キワンダ岬州立自然地区の近くにあります。目の前には、オレゴン州最大のヘイスタックロック(干草の山のような形の海食柱)が!
お店のロゴには、オレゴンコーストでも見かけるアメリカホワイトペリカンが使われています。早速、お店に入ってみましょう!
世界に認められるビール
店内には、世界最大規模のビールの品評会「ワールドビアカップ(The World Beer Cup)」を始め、世界各地の名だたるコンペティションのアワードが所狭しと飾られています。
受賞アワード数はなんと、450以上だとか。その味と品質は、世界のお墨付きです。
シグニチャービール『キワンダ・クリーム・エール』
店内で楽しめる樽生ビールは18種類!実験的なスモールバッチシリーズや季節のビールもありますが、今回は定番のビールを3つご紹介します。
まずは、シグニチャービール。ペリカン・ブリューイングが生まれたここ、キワンダ岬の名前がついた『キワンダ・プレプロヒビション・クリーム・エール(Kiwanda Pre-Prohibition Cream Ale)』です(写真右)。
19世紀の伝統的なアメリカのビールにインスピレーションを得たという金色のこのビール。なんと60近い数のメダルを獲得しているんだとか。フローラルな香りでキレの良いビール。間違いないおいしさです!
写真の中央は、『インディア・ペリカン・エール(India Pelican Ale)』。ペリカンの名前がついたこちらも錚々たる受賞歴をもつノースウェストスタイルのIPAです。今年、レシピを今風にリニューアルしたそうですが、ホップの香りと苦味をしっかり味わえるとてもおいしいビールです。
そして最近の一番人気は、『ヘイジー・ロック・ジューシーIPA (Hazy Rock Juicy India Pale Ale)』(写真左)。「霧に隠れたヘイスタックロックのように力強いホップのアロマをスムースなボディの中に感じられる」というヘイジーIPAです。確かに香り高く、一番人気だというのもうなづけます。
どのビールも、この場所で飲むのにぴったりですね。
食事は地元のシーフードを
このブリューパブは、食事メニューも充実しています。通常のメニューはもちろん、日替わりのメニューにも、牡蠣、イカ、ホタテ、ダンジョネスクラブ、など、地元で仕入れたシーフード料理が並びます。メニューには、ペアリングにお勧めのビールも記されています!
一番人気の「フィッシュ&チップス」($18.99)や「クラムチャウダー」($7.99)、ちょっとヘルシーなグルテンフリーの「フィッシュ・タコス」($19.99:写真下)やビーガンの人にもおすすめな「くるみタコス」($18.99)なども揃っていますよ。
ビール片手にオレゴンコーストを満喫
店の奥の席からは、海とヘイスタックロックを眺めることができます。また、外にはビーチに続くパチオ席もあります。
この海岸はヘイスタックロックに加え、サーフィンスポットとしても有名です。また、クジラを見ることができる場所としても知られており、12月半ばから1月初旬をピークに南へと移動するクジラが。夏場でも滞在するクジラを見ることができるそうです。
海で遊んで、ホエールウォッチングをしながら美味しいクラフトビールを飲む体験は、きっと素敵な旅の思い出になるはず!
ただし、大人気のスポットで、週末はかなり混み合います。予約ができないので、できれば平日の早めの時間に訪れてみてくださいね。
ペリカン・ブリューイング・パシフィックシティ店(Pelican Brewing Pacific City )
〇住所:33180 Cape Kiwanda Dr., Pacific City, OR 97135
◯電話番号:503-965-7007
◯HP:https://pelicanbrewing.com/