キリンビール株式会社は、2017年、ビール市場での新たなチャレンジとして、ビールをお客様にとって “再び魅力あるものに” していく新提案を次々と発表しています。中でも目玉となるのが、新しいクラフトビールの楽しみ方を提案する「Tap Marché(タップマルシェ)」です。
▲布施孝之社長とTap Marché(タップマルシェ)専用ディスペンサー
Tap Marchéとは?
「Marché(マルシェ)=市場のように、個性豊かで多様なクラフトビールとたくさんのお客様が出会い、気軽に楽しんでいただく"場"を実現する」とキリン株式会社代表取締役社長の布施孝之氏。
具体的には、飲食店に専用ディスペンサー「Tap Marché(タップマルシェ)」を設置して、より多くのお客様にバリエーション豊かなビールを楽しんでもらえるよう、多様なクラフトビールを提供する「場」を作るとのこと。 スタートは、2017年4月が目処。展開店舗は、クラフトビールに興味のある業態と広く設定し、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の飲食店(初年度1,000店舗)。店舗は、以下の8種類のクラフトビールから4種類をチョイスし、セットすることができます。
タップマルシェ用クラフトビール
【Tap Marché用クラフトビール】
『496』:スプリングバレーブルワリーのフラッグシップビール(スプリングバレーブルワリー)
『コープランド』:日本のビール産業の祖、W. コープランドの名を冠した、新次元のピルスナー(スプリングバレーブルワリー)
『on the cloud』:大麦に小麦を加え、柔らかく白ワインのような香り(スプリングバレーブルワリー)
『After dark』:これまでの黒ビールとは一線を画す異次元の濃色ビール(スプリングバレーブルワリー)
『ブルックリン・ラガー』:NYで一番人気のクラフトビール(ブルックリン・ブルワリー)
『よなよなエール』:ヤッホーブルーイングのフラッグシップビール(ヤッホーブルーイング)
『グランドキリンJPL<ジャパン・ペールラガー>』:国産麦芽、そしてホップに国産ホップ「IBUKI」を一部使用(キリン)
『グランドキリンIPA<インディア・ペールエール>』:希少ホップを漬け込むことで上質な苦みを引き出したIPA(キリン)
小型の専用ディスペンサーは、従来の重い樽を使わず、軽量なペットボトルに詰められたビールをそのまま差し込むというセッティング。そのため、ビアサーバー置き場がない、または従来の容器や容量などで取り扱いが不慣れな店舗でも、多様なクラフトビールの提供ができ、洗浄などに伴う複雑な作業もほぼ不要となります。また、ペットボトルは3ℓなので、売れ残りによるロスも少ない形で運用可能です。
テスト展開店の反響は?
タップマルシェは2016年にテスト設置を実施。展開店舗では、このディスペンサーの投入によりクラフトビールも選べるという提案の幅が広がり、前年売上の1.5倍〜2倍となる実績も報告されています。
展開店の感想
「売上が一番大きいビールカテゴリーで、お客様への提案の幅を広げることができたことが大きい」
「お客様の満足度が高いことが何よりいい。女性も飲んでくれている」
「お客様とのコミュニケーションツールとして機能している。料理との提案もしやすい。」
「自分たちのお奨めで、たくさんの『へぇ〜』をいただけて、自分たちが嬉しい気持ちになれる」
「ビールって、こんなに色々あって、面白い!」 そんな “飲む楽しさ” の裾野を広げるこの取り組み。スタートが楽しみです。
【編集後記】
近所の居酒屋やカフェに設置されたら通っちゃいそう! でも、夢が叶うなら、このディスペンサーが我が家に欲しいっ♪(編集員:宮原佐研子)
Tap Marché(タップマルシェ)
◯展開エリア:1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の飲食店(初年度1,000店)
◯展開ブランド:スプリングバレーブルワリー、グランドキリン、ヤッホーブルーイング、ブルックリン・ブルワリー
◯容 器:複数のクラフトビールの販売に適した3ℓ小型ペットボトル容器を採用
◯専用ディスペンサー:1台で4種類のクラフトビールが提供でき、省スペースで容易に3ℓ小型ペットボトル容器を交換できるディスペンサーを開発。自店にあったクラフトビールの選択、料理とクラフトビールのペアリング提案、取り扱うクラフトビールの変化ができ、お客様にも選べる楽しさや新しい発見を提供する。
◯キリン公式HP:http://www.kirin.co.jp