2018年9月5日(水)~9日(日)の5日間、さいたまスーパーアリーナにて「けやきひろば 秋のビール祭り」が開催されています。北海道から沖縄まで日本全国のブルワリーに加え、海外のビールを含む 90 店舗 400 種類以上(予定)のビールがラインナップする日本最大級のクラフトビールイベントです。
そんな日本最大級のイベントで、様々な方にオススメビールを紹介してもらい、リレー形式で飲みつないできました!今回、ご紹介する以外にも沢山のビールがあるので、この記事を読んで興味を持たれた方は、さいたまへ足を運んでください!
では、ビールリレースタート!
ビールリレーのルール
(1)最初は会場で楽しんでいるビール女子のオススメビールを飲む!
(2)以降は、紹介されたブルワリーさんのオススメビールを飲む!
けやきの常連!ビール女子に聞いた!
最初の1杯は、地元・埼玉からお越しのビール女子2人組にお聞きします。毎年、春も秋も参加しているという常連さん。J-CRAFTの飲み比べセットを楽しんでいました。
「早速ですが、お2人のオススメビールを教えてください!」
まろやかな味わいでごくごく飲める一杯
1杯目:J-CRAFT「爽快のヴァイツェン」
おふたりが飲んでいたJ-CRAFTは三菱食品株式会社が展開しているオリジナルクラフトビールブランドです。『ブルワリーでしか味わえない できたてのおいしさを、全国へ。』のコンセプトで開発しています。共同開発したブルワリーは、ベアードブルーイング、銀河高原ビール、DHCビール、黄桜、宮下酒造、宮崎ひでじビールの6つです。
では、記念すべき1杯目、銀河高原ビール製造の「爽快のヴァイツェン」をいただきます!
きのこ
<テイスティングコメント>
ろ過していないので、少し濁った見た目。バナナのような甘くフルーティーな香りがします。飲んでみると、苦味はほとんどなく、まろやかな味わいです。少しの酸味とスパイシーな感じもあり、スルスルと飲めるビールです。
続いて、2杯目のビールをお店の方に紹介してもらいました。おススメポイントは「ブース内の全員が絶賛!ジュースっぽくて飲みやすい。」とのこと。楽しみです。早速、行ってみましょう!
濃厚メロンの香りで贅沢な気分に!
2杯目:hokkaido brewing「ゆうばりメロンエール」
北海道小樽市の石狩湾に面した漁港にある醸造所です。生産地を訪れて厳選したこだわりの素材を使用した定番ビールやフルーツビールなど、個性に富んだビールをつくっています。
では、2杯目「ゆうばりメロンエール」をいただきます!
きのこ
<テイスティングコメント>
明るいオレンジ色というより、これはもう夕張メロンの果肉の色ですね。ビールを受け取った瞬間から、濃厚なメロンの香りがします。飲んでみると甘くて、炭酸が軽く、ゴクゴクと飲めてしまいます。飲み込んだ後に感じるメロンの香りが強く、贅沢な気分になります。ついつい沢山飲んでしまいそうですが、アルコール度数は5%あるので、注意しないとすぐに酔っ払ってしまいます。
続いて、3杯目のおススメビールを紹介してもらいました。おススメポイントは「カクテルのように飲めるゴーゼ。」とのこと。ビールなのに、カクテルですか。気になりますね。
ジントニックにインスパイヤ!?
3杯目:TDM 1874 Breweryコラボレーションビール「ゴーゼ」
神奈川県横浜市十日市場にある創業明治7年の酒屋が2017年に始めた醸造所です。イングランド出身の醸造長がバランスの良さ、香りにこだわり、ワールドクラスのビール造りをしています。
大塚にあるTITANS(タイタンズ)の2周年を記念してつくられたコラボレーションビールです。「ジントニックにインスパイアされたライムたっぷりのゴーゼ」とのこと。
*ゴーゼとは、大麦麦芽、ホップの他に小麦麦芽を使い、薬草と大量の塩を加えてつくられるビールです。ビール酵母の他に、乳酸菌による発酵も並行して行われるという珍しいスタイルです。
では、3杯目「ゴーゼ」をいただきます!
きのこ
<テイスティングコメント>
明るい黄色で濁っています。鼻を近づけると、ほのかにライムとシナモンのようなスパイシーな香りがします。一口飲むと感じるのは、ライムの爽快な酸味。塩を使ったビールなので、どんな味がするのかと思いましたが、絶妙な塩加減で酸味がまろやかになり、よい風味を感じられます。ジントニックのように、鼻に抜けるスパイシーさがたまりません。塩・コショウで焼いたお肉に合いそう。蒸し暑いこの季節にピッタリの味わいです。
続いて、おススメビールを紹介してもらいました。おススメポイントは「ヘイジーらしく、ジューシーで、グレープフルーツジュースのよう。スムーズな口当たりで、ペロッと飲める」とのこと。なんて素敵な紹介。聞いてるだけで美味しそうです。急いで向かいます!
ペロッと飲める、人気上昇中のビアスタイル
4杯目:DevilCraft Brewery「ペイリオット クラッシュ NE IPA」
アメリカで自家醸造を楽しんでいたクラフトビール好きのアメリカ人3人組「ジョン、マイク、ジェイソン」がオーナーのクラフトビールとシカゴピザのお店です。2015年に品川区に醸造所をオープンしました。都内に、神田、浜松町、五反田の3店舗があり、連日賑わっています。
NE IPAは、New England IPAのことで、ホップを大量に使い、フレッシュでジューシーな感じが楽しめるスタイルのこと。ホップを使うタイミングを工夫することで、苦みが抑えめにつくられていて、人気上昇中のビアスタイルです。
では、4杯目「ペイリオット クラッシュ NE IPA」をいただきます!
きのこ
<テイスティングコメント>
フレッシュな柑橘系の華やかな香りが豊かです。飲んでみると、やわらかな炭酸で、口当たりがなめらかです。グレープフルーツのようなさわやかな味わいと穏やかな苦みがあり、ドライな後口で、オススメ通り、ペロッと飲めるビールでした。
まだ行きます!次のビールのオススメポイントは「さっき飲んだばかり。飲みやすいウィートエール」とのこと。新鮮な情報で間違いないでしょう!
優しい味わいの小麦ビール
5杯目:秩父麦酒醸造所「ウィートエール雪熊」
けやきひろばビール祭りに初登場!2017年に埼玉県秩父市で免許を取得した新しい醸造所です。クラフトビールに馴染みのない方にも、飲みやすさと楽しさが伝えられる造りを目指しています。ロゴの白熊や可愛い熊のイラストを、見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、5杯目「ウィートエール雪熊」をいただきます!
きのこ
<テイスティングコメント>
少し濁りのある麦わら色。香りと口当たりがやわらかく、優しい味わいの小麦のビールです。飲み込んだ後に、すっと消える苦みがあり、酸味と苦みの心地よいバランスが楽しめます。どんな食事にも合いそうですが、焼き魚と一緒に楽しんでみたいです。
だいぶお腹がいっぱいになってきましたので、次で最後にしたいと思います。
ラストは、女子におススメのビールを紹介してもらいました。おススメポイントは「しっかりとホップがのっているヴァイツェン」とのこと。ヴァイツェンは苦くないと紹介されることが多いので、「ホップがのっている」という紹介は、とても気になります。
ラストは、けやき20回記念限定で乾杯
6杯目:松江びあへるん「けやきスペシャルヴァイツェン」
縁結びの国、島根県松江市にある醸造所です。島根のテロワールともいうべき気候風土・食文化を活かしたビールを目指しています。ラベルに描かれている口ひげが素敵な人物は、地元「松江」で「へるん先生」と親しまれた明治の文豪「小泉八雲」です。縁結麦酒スタウト(えんむびーる)や濃厚なヴァイツェン、どぶろくビールの「おろち」が有名です。
では、ラスト(6杯目)です。
ここでしか飲めない、けやき20回記念限定「スペシャル・ヴァイツェン」をいただきます!
きのこ
<テイスティングコメント>
濁りのある麦わら色。とってもなめらかな泡がおいしそうです。ヴァイツェンらしい香りがします。ブースでは「香りにぎやかビター&フルーティー お祭りヴァイツェン」と紹介してあり、飲んでみると、その味わいに納得です!ヴァイツェンの特徴がありつつ、ホップの香りと苦みがしっかりと感じられます。ビール独特の苦味が好きな方が満足できるヴァイツェンとしておススメいたします。
第20回目のけやきひろば秋のビール祭りでの、ビールリレーはいかがでしたか?
20回記念の限定ビールを飲んだり、苦みのあるヴァイツェンを飲んだり、今回も新しい発見があったリレーになりました。訪れた日は平日の夕方にも関わらず、予約席は満席。自由席もほぼ埋まっている状態でした。土日は大変な混雑が予想されるので、参加される方はお気をつけください。
このイベントの開催は9月9日(日)まで。いろいろなビールに出会える素敵なイベントです。ぜひ行ってみてください!
第20回 けやきひろば 秋のビール祭り
(2018.09.05~09)
○日時
5日 16:00 ~ 21:30
6 ~ 8日 11:00 ~ 21:30
9日 11:00 ~ 19:00
○会場:さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
JR京浜東北・高崎・宇都宮線「さいたま新都心駅」下車徒歩3分
JR埼京線「北与野駅」下車徒歩7分
○Facebook:https://www.facebook.com/beerkeyaki/