“海のパイナップル”と呼ばれる、三陸を代表する海山物の「海鞘(ほや)」。東日本大震災で壊滅的な被害を受けましたが、2014 年に復興に伴い生産が復活、宮城県南三陸町で 60 年以上続く鮮魚店「山内鮮魚店」と、岩手県を代表する「いわて蔵ビール」がコラボレーションして生まれたのが『三陸の海蛸 (ほや)エール』です。
ビールに使われているのは、ほやの王様と言われる「真ほや」。主に宮城県で生産されています。新鮮な「ほや」と「ほや殻」を網に入れて煮出した煮汁を、醸造段階で麦汁に加えて、ホヤ殻を沈めてホヤエキスを抽出する製法。塩分が高く発酵がうまく進まない、などの試行錯誤を重ねながらようやく発売を迎えたとのこと。
麦芽の甘みとスモーキーな香りが特徴のレッドエール
グラスに注ぐと、深みのある赤い色。燻製した麦芽を使用しているので、ほのかなスモーク香を感じます。ドイツのラオホビールをよりスッキリさせたのど越しの良さがあります。
これは燻製おつまみが合いそう! と、ペアリングを試してみることに。まずは、「牡蠣の燻製(缶詰)」を合わせましたが、予想通りのベストマッチ。意外とポテトサラダやマリネといった、酸味のある料理との相性もグッドです。他にも、スモークチーズや、塩辛なども合わせてみたいですね。
海蛸(ほや)エールは、2015 年 8 月 27 日から 3000 本限定で、山内鮮魚店の店舗とネット通販にて販売中。
ほや独特の磯の香りはほぼ強くないので、食中酒としても最適かと。HPによると、2015 年 8 月 31 日時点で、1000 本出ているとのことなので、気になる方はチェックしてみて♪(ライターみつき)
【商品概要】
『三陸の海蛸(ほや)エール』
〇内容量:330ml
〇原材料:麦芽、ホップ・ほや殻・ほやエキス(麦芽比率 50 % 以上)
〇Alc:5 %
〇販売価格:597 円(税込)
〇販売先:山内鮮魚店 (店舗 TEL ):0226 - 46 - 2159