Bar “泊まれるクラフトビール醸造所” おすすめ4選!ビアタップ付きの客室も

2023/08/25


旅に出て、その土地ならではのビールを買い込んで、お部屋でじっくり味わう時間は至福ですよね。そんな時間をより幸せにしてくれる、クラフトビールの醸造所が併設されている宿が近年増えているんです。

醸造所のすぐそばに泊まれるなんて、クラフトビール好きにとっては夢のような世界。旅に出やすくなったいま、クラフトビール好きのあなたに届けたい、醸造所併設のホテルを4つをご紹介します!


1. 湯坊いちらく TENDO SPA & BREWERY(山形県)


山形県・天童市に位置し、世界一の湯上がり体験ができる「唯一を、楽しむ」温泉宿をコンセプトとする「湯坊いちらく TENDO SPA & BREWERY」。もともとは、「天童ブルワリー」が館内にある老舗旅館でしたが、コロナ禍の影響で変化した市場の動きに伴い、2023年1月にリニューアルオープンしました。


すべての付帯サービスが含まれた「オールインクルーシブ」が全宿泊プランに適用されており、チェックイン直後からいつでも好きな時に天童ブルワリーのビールが楽しめます

客室は、和室と洋室のほか、露天風呂付きのスイートルームがある別邸「桜桃庵」、また仕事に集中できる書斎がついたワーケーション用客室など、さまざまな過ごし方を選べます。天童温泉の大浴場と露天風呂は朝5時から24時までオープン。飲む前も後も、入れる時間帯に空いているのが嬉しい。


天童ブルワリーのビールは、天童の豊かな伏流水をベースに、山形が誇る食材を取り入れてつくられています。

定番ビールは、山形県産の更科蕎麦を使用したピルスナー『蕎麦ドライ』と、さくらんぼの王様・佐藤錦を使用したちょっぴり甘酸っぱい『天使のさくらんぼ』の2種類。実は、日本で初めてさくらんぼのビールを醸造したのが、天童ブルワリーなのだとか。

また、山形県白鷹町で採れたフレッシュなホップを使用したビールや、桃の匂いが香る『天使のピチピーチ』など、さまざまなビールをつくっています。


さらに、同敷地内にある築100年余りの蔵をリノベーションした新施設「TSUKIKOMA(ツキコマ)」には、ビアスタンド「ツキコマSTANDがあります。

天童ブルワリーのクラフトビールはもちろん、カクテルやモクテル(ノンアルコールカクテル)も楽しめます。外にはビアテラスもあるので、あたたかい季節には湯上がりに夜風に当たりながらビールを楽しめそうです。

観光地巡りや飲み歩きももちろん楽しいですが、山形の魅力がぎゅぎゅっと詰まった「湯坊いちらく TENDO SPA & BREWERY」で新しい山形を楽しんでみてください。

 湯坊いちらく TENDO SPA & BREWERY

〇住所:山形県天童市鎌田本町2-2-21
〇交通:JR天童駅から車で約4分
〇HP: https://itiraku.com/
〇Instagram: https://www.instagram.com/yubowichiraku/

2. 板橋 Cask Village HOTEL(東京都)


東京都板橋区。住宅街の一角にそびえ立つ「板橋 Cask Village HOTEL」は2022年にオープン。クラフトビール醸造所「TOKYO ALEWORKS」があるマンションの2.3階の12部屋をリノベーションをしたホテルです。

名前の由来は、かつて江戸の四宿の玄関口であった東京の「板橋 (Itabashi)」が、お酒を通して集い合う「名所(Village)」として、美味しいお酒と共に、円熟「樽(Cask)」したひと時を過ごしてもらうようなサービスを提供する、という思いが込められています。


客室は全部で12種類。和室から西海岸風の開放的な部屋まで、いろんなデザインが。お部屋は全て30㎡以上あるので、比較的ゆったりとしたスペースで過ごせます。


「板橋 Cask Village HOTEL」で飲めるビールは、もちろん「TOKYO ALEWORKS」のクラフトビール。オプションでなんと生樽で楽しめます。10L樽なので、複数人でのパーティーにもってこい。クラフトビール好きの友人と集まりたいですね。ホテルの1階にあるTOKYO ALEWORKS板橋本店の名物ハンバーガーと20種類以上あるクラフトビールもテイクアウトが可能です。
「TOKYO ALEWORKS」は、数々のコンペティションで受賞歴のある東京を代表するクラフトブルワリー。“Back to Basics”(基本に戻る)をモットーに、クラシックスタイルからニュースタイルまで、あらゆるスタイルのクラフトビールをつくっています。そんなブルワリーのスタッフがアシスタントになって、オリジナルのクラフトビールのボトルづくり体験もできるんだとか。

飲んで、泊まって、楽しい体験もできて。都内での新しいビールの楽しみ方が、ここにはあります。

 板橋 Cask Village HOTEL

〇住所:東京都板橋区板橋1-8-4
〇交通:JR板橋駅から徒歩約4分
〇ホテルHP:https://caskvillage.com/
〇ブルワリーHP:https://tokyoaleworks.com/

3. The Villa & Barrel Lounge(静岡県)


静岡県・用宗にある「West Coast Brewing」醸造所の向かいに位置する「The Villa & Barrel Lounge」。2022年7月より、“ブルワリー(醸造所)に泊まれる”をコンセプトに掲げてオープンしました。

客室数は全5部屋で、館内1階にはフレッシュなクラフトビールが常時10液種前後飲めるタップルームの営業も。時間をかけて樽熟成させた希少な“バレルエイジドビール”の試飲ができる、バレルラウンジも併設しています。


客室にはそれぞれ異なる壁画アートがあり、すべてを繋げると1つのストーリーが完成するそう。また、客室ごとにホップの名前がついているそうで、ビール好きのオタク心をくすぐってくれます。全室泊まりたくなるような、面白い仕掛けが素敵。


「The Villa & Barrel Lounge」で飲むことができるのは、もちろん「West Coast Brewing」のビール。なんと、客室には宿泊者専用のビアタップが設置されています!まさに「蛇口からビール」という、ビール好きの夢を叶える特別仕様。

飲み放題プランを選択した場合、なんと最大10Lまで飲み放題。また、ミニバーの冷蔵庫には、缶ビールがよりどりみどり。入手困難なレアな銘柄があることもあるんだとか。


ホテルの1階にあるタップルームでは、向かいの醸造所でつくられたフレッシュなクラフトビールが全16タップ・常時10液種前後が用意されています。朝7時から22時までオープンしているので、1日中ビールとフードの最高のペアリングを楽しめちゃいます。ミニマルなホテルなので、スタッフの方や宿泊者同士のコミュニケーションも期待できそう。タップルームは宿泊者以外の利用も可能です。

「The Villa & Barrel Lounge」に足を踏み入れたら、クラフトビールの世界があなたを離さない。まさに夢のような時間を過ごせるはず。

The Villa & Barrel Lounge

〇住所:静岡市駿河区用宗2-26-1
〇交通:JR用宗駅から徒歩12分
〇タップルーム営業時間:07:00~22:00(L.O.21:00)※不定休
〇HP:https://thevillamochimune.com/
〇Instagram:https://www.instagram.com/wcb_thevilla/
■詳細記事:【静岡・用宗】全部屋タップ付きの“泊まれる醸造所”に行ってきたら、町ごと好きになった
■関連記事:クラフトビールが楽しめる静岡県のおすすめビアバー・ブリューパブ14選


4. SHIROYAMA HOTEL kagoshima(鹿児島県)


鹿児島市の市街地にありながら、樹齢400年以上の樹木や600種以上の植物が自生する「城山の森」に建ち、唯一無二といわれる雄大な桜島と青々とした錦江湾の絶景を堪能できるホテル「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」。

鹿児島の美を象徴する場所として、1963年のオープンから60年間の歴史を紡いできました。


全355室・31タイプの部屋があり、桜島が見えるお部屋をはじめ観光やビジネスなど、利用シーンに合わせて選ぶことができます。


この老舗ホテルに併設されているのは、鹿児島産の素材を活かしたクラフトビールを醸造する「城山ブルワリー」。日本人の舌に合うように、原料・麦芽比率・製造方法の全てにおいてこだわっていて、国内外のコンペティションで数々の受賞歴も持ちます。

鹿児島産の原料を使用してつくられているのが、桜島小みかんを使用したベルジャンウィット『ベルギーホワイト』、奄美黒糖を使用したアイリッシュスタイルスタウト『スタウト』、串木野でとれたレモングラスを使用した『ハーブエールレモングラス』、徳之島で万咲(まあざく)と呼ばれる野草「徳之島長命草」を使用したIPA『万咲IPA』です。

そのほか期間限定醸造のビールがラインナップ。ホテル内の一部レストランで飲むことができたり、お土産屋さんで購入できます。また、工場見学が可能なので、宿泊する際はぜひ訪れてみたい。

自然と史跡に囲まれた城山で、鹿児島の素材に触れながら優雅なリラックスタイムを楽しんじゃいましょう。

SHIROYAMA HOTEL kagoshima

〇住所:鹿児島県鹿児島市新照院町41-1
〇交通:鹿児島中央駅西口からシャトルバスで約35分
〇HP:https://www.shiroyama-g.co.jp/
〇Instagram:https://www.instagram.com/shiroyama_hotel_kagoshima/

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nanase ライター

ビールが飲めるとわかった途端、わかりやすくテンションがあがってしまう人。好きなスタイルはケルシュ。ドイツビールを飲み尽くす旅に出るのが夢。

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