こんにちは!第2回目は、前回お伝えしたポートランド ビール女子の一大イベント「ホリデー・エール・フェスティバル」で出会ったユニークなクラフトビールについてお届けします !
※参考記事:ポートランドビール女子が大挙「ホリデー・エール・フェスティバル」
ホリデー気分を盛り上げるビールが集結
「ホリデー・エール・フェスティバル」は、毎年12月初旬にポートランドのダウンタウンで開催されるクラフトビールの試飲イベントです。
ここでテイスティングできるのは、地元を中心とした50以上のマイクロブルワリーが、ホリデーを意識して作った特別なクラフトビール。クリスマス、年末年始と友人や家族と飲む機会が増えるこのシーズンにぴったりのビールが揃いました。
10種類ほど試飲したのですが、今回はその中から独断と偏見に満ちた私のベスト3をご紹介します。
バレル・エイジド・インペリアル・スモア・スタウト
まずは、ポートランドのブルワリー「ベース・キャンプ・ブリューイング・カンパニー」のバーボンの樽で熟成させたインペリアル・スモア・スタウト。
アメリカ人の大好きなスモア(炙ったマシュマロとチョコレートを2枚のグラハムクラッカーで挟んで作るキャンプファイヤーの定番おやつ)を連想させる「スモア・スタウト」は、このブルワリーの人気商品です。
それをさらに「インペリアル」にグレードアップさせた限定版がこちら。アルコール度数は、11.1%とかなり強くなっています。もちろん見た目は、真っ黒。バーボン樽で熟成させただけあって、バニラや黒砂糖のような甘くて香ばしい味です。
寒い日に、暖かい部屋の中で、ゆーっくりと味わいたい大人のデザートのようなビールです。
「ヒップス・ドント・ライ」
続いては、ポートランドの南にある大学都市、ユージンのブルワリー「ニンカシ・ブリューイング・カンパニー」のベルジャンスタイル・ペールエール。シャキーラのヒット曲「ヒップス・ドント・ライ(お尻は嘘をつかない)」と同じネーミングですが、ビールを作る過程でローズヒップと白胡椒を加えてあるというので、こちらのヒップはお尻ではなく、ローズヒップのようです。アルコール度数は5.4%。
見た目は金色で、鮮やかですっきりとした味わいです。胡椒のパンチも聞いています。
このビールなら「暖房、効きすぎー」といった会場や、「しつこい料理を食べ過ぎたー」なんていう食後でも、気持ち良く飲める気がします。
ジューシー・ウィンター・エール
最後は、コロンビア渓谷フッドリバーの醸造所「フリーム・ファミリー・ブルーワーズ」のIPAです。このブルワリーは昨年、地元紙が選ぶベストブルワリーの1位に輝いた人気の醸造所。季節のビール「ウィンター・エール」のジューシー版をこのイベント用に作りました。
「ジューシー・ウィンター・エール」の見た目は深い金色。まろやかでホップの香りが高くバランスもいい、素直に美味しいビールです。
いろいろ個性的なビールの揃った今回のイベントでしたが、私は今回このビールが一番好きでした。ウィンターエールは、店頭でも購入できます。フルーツケーキやオードブルなどクリスマスの食事によく合いますよ。機会があればぜひ試してみてくださいね。