静岡の東部にある富士宮市。その中心から山を越えたところにある「柚野(ゆの)」という地域に、クラフトビール醸造所「FUJIYAMA HUNTER'S BEER」がオープンします。
「豊かな自然を愛し、次の世代に継承したい」
「FUJIYAMA HUNTER'S BEER」は、猟や農業、醸造、料理に携わる4人のメンバーが立ち上げました。
この4人がビールづくりに挑戦する柚野(ゆの)は、新米や猪、梅に柚子、柿などの果物やはちみつなどが、季節によって豊富に実る地域。お米もお肉も果物も、全てまかなえてしまう自然の宝庫です。
豊かな棚田の風景が広がっています。
四季折々で採れる豊かな食材と、富士山から流れる日本一の水。そんな自然の恩恵を全身に受けながら「この豊かな自然を愛し、次の世代に継承したい」という想いで彼らのクラフトビールづくりが始まりました。
つくるのは、100%地元産のクラフトビール
つくるのは、麦の素材やビールに隠し味的に合わせる副原料まで、地元、富士宮の自然素材を100%使ったクラフトビール。自分の手で育てた麦、そして梅や蜂蜜など、富士宮ですくすく育った自然の幸がたっぷり詰まっています。
「FUJIYAMA HUNTER'S BEER」は、2014年からOEM生産(相手先ブランド製造)でビールづくりをスタートさせ、現在に至るまで計5回の醸造を行っています。
そして5回目にたどり着いたのが、『FUJIYAMA SAISON(フジヤマ セゾン)』。
地元柚野産の柚子と二ホンミツバチのハチミツを使用して、無ろ過でつくられるビールです。その特徴的な香りと麦のやわらかい香りがふわりと漂い、土地のぬくもりを感じることができます。
クラウドファンディングに挑戦中
彼らは、現在クラウドファンディングに挑戦しています。集まった資金は、棚田を見渡すブルワリーの開業資金、建屋・タンク、薪ボイラーなどの調達資金、古民家を利用した農泊・農家レストランの開業資金に使用するとのこと。
リターンには、「FUJIYAMA HUNTER'S BEER」の農場や醸造シーンを見学できる「醸造所ツーリズム」のコースなどがあります。
先人が残してくれたものを守り、そして活かして、あたらしい価値を見出して、後世に伝えていきたいという「FUJIYAMA HUNTER'S BEER」。彼らの熱い魂がこもった新しいクラフトビールを飲む日が楽しみです!
◯ホームページ:http://farment.sakura.ne.jp/
◯クラウドファンディング特設ページ:https://www.makuake.com/project/fujiyama-hunters-beer/