Release 【1月20日発売】笑顔咲く！エチゴビール新作『林檎とハーブの微笑みエール』をひと足先に飲んでみた

2018年の酒税法改正をきっかけに、さまざまな副原料を使った個性溢れるクラフトビールが生まれています。「ビールに使用できる副原料が増え、表現できる味わいの可能性が拡がった」と話す醸造家も多く、地元の特産品を使ったビールを目にする機会も増えたのではないでしょうか。

全国第一号地ビールとして知られるエチゴビールでも、定番ビール以外に、副原料を活かした新たなビールづくりにチャレンジしています。


2023年1月20日（金）に新作『林檎とハーブの微笑みエール』を発売するエチゴビール。りんごやハーブがどんな調和をビールと生み出すのか気になって、ひと足先に飲んでみました。

世界各地の原料を使用したビール

「世界中に微笑みが咲き、人々の想いが実り、心が彩られるように…」という願いを込めて造られた「林檎とハーブの微笑みエール」。ペールエールをベースに、小麦麦芽を一部使用しているのだそう。原料にはフランスとドイツの麦芽、アメリカのホップ、チリのりんご果汁、エジプトのカモミール、ウクライナのエルダーフラワーが使われています。

ほのぼのとしたイラストの中にも、ハーブの花束やりんごの樹、カゴから溢れんばかりのホップなど、様々な原料が描かれています。


中でも、「エルダーフラワー」というハーブが特に気になって、今回少し調べてみました。

和名は西洋ニワトコで、小さな白色の花を咲かせるそうです。花言葉は「思いやり・苦しみを癒す・愛らしさ」。 デトックス効果やリラックス作用があるハーブで、映画「ハリー・ポッター」ではこの木で作られた魔法の杖が登場するなど、神秘的な伝説も多くあります。

マスカットのような甘い香りが特徴。りんごやカモミールと相まってどんな香りや味わいになるのか、さっそくグラスに注いでみます。

いざ、テイスティングリポート！

ほんのり赤みがかったオレンジのきれいな液色で、やわらかな泡はきめ細やか。甘くフルーティーな香りが優しくただよいます。アルコール度数は6％。スムーズにのどに流れ込みます。

リンゴとハーブは、どれかひとつの原料が前面に出ているというよりは、華やかさやジューシーさを全体として演出している印象。この季節（発売時期の冬季1月～2月）に飲むなら、冷やし過ぎずゆっくり飲むとよりハーブの味わいを感じられそうです。

実は今回、発売開始に先駆けて、サンプル缶とテイスティング用のビールを手にしているのですが、製造担当者さんからは、「発売日までに甘さのバランスをさらに整えて、キレの良さも出せるように微調整しています」とコメントをいただきました。あと味がよりすっきり仕上がることで、更にグビっと飲みやすくなりそう！

一緒に食べたいおつまみは？

ベーコンチェダーのひとくちアップルパイ

おつまみのペアリングを考える時に、「同じ素材を合わせる」方法があります。ビールに使われている副原料のリンゴをパイと一緒にいかがですか。

カラメライズした甘いリンゴと、塩味が効いたベーコン、チェダーチーズの絶妙な組み合わせ。普通のアップルパイよりも少し塩気があることで、ビールがすすんでしまいます。トロリと溶けだしたチェダーチーズがパリッとこげた食感がたまりません。

他にも、オイル系のパスタやハーブを使ったサラダと合わせてみたり、デザートとして更にあまいスイーツと一緒に「林檎とハーブの微笑みエール」を楽しむのも面白そう。

このレシピを見る！
■ペアリングの参考記事：【イラスト解説】3つのコツでビールがもっと楽しくなる！ビールと料理の「ペアリング」って何？

一緒に聴きたい音楽は？

下北沢夢眠書店発・お店でかけるミックステープ ♯ラブリーRSE選曲・夢眠ねむ

リンゴやカモミール、エルダーフラワーなど複数の原料が掛け合わされたこのビールには、ミックステープの世界観と通じるものを感じます。

小沢健二さんが、昨年末リリースしたラブリー（Remaster Short Edit）を含む夢眠ねむさん独自のプレイリストで、選曲や構成がとってもいい雰囲気。せかせかした気持ちが落ち着いたり、力の入った身体が少し軽くなったりするようなハーブに似た効用がある楽曲がセレクトされています。全21曲の中にはきっとあなたの好きなアーティストもいるのではないでしょうか。

大切な人との乾杯やプレゼントに

「時間をかけてゆっくり味わえるビールだなぁ」と思いながらも、甘さや飲みやすさであっという間にグラスがあいてしまいました。少し酔ったせいか、自然と口角もあがるあたり、「微笑みエール」というネーミングに偽りなしです。

あらためて缶に目を向けると、両目にりんごを当てたクマが「You are the apple of my eye！」としゃべっています。この言葉は「目の中に入れても痛くないくらい愛おしい」という意味で、とても大切にしている人に対して使う英語の慣用表現なんだとか。


イラストを眺めながら、誰かと一緒にこのビールを飲むだけで会話がひろがりそう。

2月にはバレンタインもありますし、パートナーへのプレゼントとしても活躍しそうですね！