本日10月9日、ウェブサイト『ビール女子』を運営する株式会社京橋ファクトリーは、世の中の女性とビールとの関係を考える調査機関『ビール女子総合研究所』(以下、ビール女子総研)を発足。その第一弾として、「ビールの購買をためらう女性に関する調査」を実施。第一報の「ビールをためらう女性とその心理について」を発表しました。
ビール女子総合研究所とは?
世の中の女性とビールとの関係を考える調査機関です。 ビールと女性のコミュニケーションのあり方を、独自の調査や収集されたリアルな声を通して顕在化、可視化することで、ビールに関心のある女性の「ありのままの姿」をひも解いていきます。(ビール女子総合研究所Hpより)
今回のビール女子総研発足の背景には、このウェブサイト『ビール女子』を運営していて編集部に寄せられる反響や巷でのリアルな女性のビールに対する声やイメージを聞き、そうした女性の感覚的嗜好がいったいどういうところから来るのか、より深く探りたいという思いがありました。
第一弾の調査では、ビール本来の味や香りではなくビールに対する既存のイメージによってビールの購買(ここでは買うこと・飲むこと・頼むこととしている)をためらうことに繋がっているのではないか?という仮説から実際に20代〜40代の女性4884名にアンケート調査を実施。
その結果、“ビールを飲むことをためらった経験があるか”という問いでは若年層かつビール好きな人ほどためらう傾向にあることが判明。そうした理由の背景に、「ビール=酒豪・酒好き」のイメージが定着していることも示唆されました。また、20代に限ると、「女子力が低い」というキーワードが理由の1位にランクインし、特に若年層においてビールが好きにも関わらず、“女子力”を気にしてビールをためらう傾向があることが判ったとのこと。30代・40代においては「相手や周りが頼まないから」や「おしゃれな場所には似合わない」など、場の雰囲気に関するキーワードが上位にランクインしたことも興味深い結果に。
既存のビールに対するイメージでは「酒豪・酒好き」のイメージが各世代を通して定着しており、ある一定の場所ではネガティブとも捉えられるイメージがビールの購買を躊躇させていることはやはり否めない結果となったようです。
昨今のクラフトビールブームを背景に、大手メーカーも含め、これまでに比べビールのスタイルを多く打ち出していること、より深く様々なビールを飲むことができるクラフトビアバーやおしゃれビアガーデン、本や音楽とともにビールを楽しめるコンセプトカフェの登場など飲むシチュエーションもバリエーションに富んできていることが、こういった既存のイメージに今後どんな影響を与えてくれるのか、楽しみです。ビール女子総合研究所では今後もこうした調査を定期的に行い、“ビールに関心のある女性のありのままの姿”をひも解きたいとしており、ビール女子編集部でもその発表には随時注目しより解りやすくお伝えしていきます。
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