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お酒は二十歳になってから。

今さら聞けない、ビールのはなし。 Column どう選ぶ?ビール専門店。今さら聞けない、ビールのはなし。

2018/08/13

こんばんは!今年の夏もビール専門店巡りやイベント参加で大忙しのライターきのこです。

ビール女子の皆さんは、どこでビールを楽しんでますか?おウチですか?それともお店ですか?私はおウチでも、お店でも、どちらでも楽しんでいます!



ところで、ビール専門店って、ビアレストラン、ビアホール、ビアバー、ビアパブ、ブルーパブなど、いろいろな呼び方のお店がありますよね。店名だけ見ると分かりにくいお店、選び方で悩んだことありませんか?

今回は「ビール専門店の選び方のポイントと、ビール専門店での飲み方」をご紹介します!


ビールのお店、どうやって選ぶ?

お店を選ぶ時、ホームページなどで情報を集めることが多いのではないでしょうか。「行ってみたら想像と違った」という失敗をしないように、次のチェックポイントを押さえてみてください。




ビール女子にとって、どんなビールが提供されているのかは、と~っても大事な情報ですよね。日本のビールと言っても、大手メーカーなのか、クラフトビールなのか。また、時々「海外のビール」と書いてあることがありますが、大雑把すぎますよね。少なくとも、どの国のビールが提供されているのかは要チェックです。

そして、料理のラインアップも大事なポイントです。ビールを食事と共に楽しみたいのか、それともビールだけ楽しみたいのかなど、シーンによって選択が変わります。


お店の業態について、明確な決まりはありません。以下のようなイメージを持ってもらえると分かりやすいです。

○ビアホール(Beer hall)、ビアレストラン(Beer restaurant)…主にビールを提供する大きめの飲食店。

○ビアパブ(Beer pub)、ビアバー(Beer bar)…ビールを提供するパブやバーで小さめなお店。(パブはイギリス発祥、バーはアメリカ発祥が有力説。)

○ブルーパブ(Brew pub)…ビール醸造所が併設されているお店。


飲み始める前に計画を!

お店に入ったら、すぐに飲み始めたいところですが、少し待ってください。慌てずに、今日のビール計画を立てましょう

まずは、メニューを眺めましょう。メニューにはいろいろな情報が書かれています。お店によって書かれている情報は異なりますが、ビールの名前、醸造所名、アルコール度数、ビアスタイル(ビールの種類)、ビールの紹介文、ビールの色が分かるイラストがあることも。



メニューを見ながら「どんなスタイルを、どんな順番で、どのくらい飲むのか」を考えます。


どんなスタイルを、どんな順番で、どのくらい飲むのか ビール


1. 「どんなスタイルを」

普通にビールを楽しむのであれば、ビアスタイルを詳しく知る必要はありませんが、おおまかに知っておくと便利です。自分の好きなスタイルや苦手なスタイルを覚えておくと、効率よくビールプランを立てることができます。

【関連記事】入門ガイド:ビールの「スタイル」を知ろう〜


2. 「どんな順番で」

ビールの楽しみ方は人それぞれです。あなた好みの順番で楽しんでください。料理との組み合わせで、飲む順番を考えるのもオススメです。

一般的には「1. 薄い色のものから飲み始め、濃い色のものへ」「2. アルコール度数が低いものから飲み始め、アルコール度数が高いものへ」飲むのがおすすめと言われています。


①薄い色のものから飲み始め、濃い色のものへ  ②アルコール度数が低いものから飲み始め、アルコール度数が高いものへ


もちろん店員さんに相談するのもアリです!遠慮なく聞いてみてください。メニューには掲載されていない限定ビールなどの情報を教えてもらえるかも。


3. 「どのくらい飲むのか」

ビールをおいしく楽しむために大切なことは、適性飲酒量を守ることです。ぜひ、飲み始める前に、「今日はどのくらい飲めるのか」、「どのくらい飲むのか」を考えましょう。


ピルスナー ケルシュ アルト


いろいろ飲みたい人には、「ビアフライト」、「サンプルセット」、「飲み比べセット」などと呼ばれる、少しずつ飲むことができるセットがおすすめです。セットがないお店では、ハーフパイントのグラスで少しずつ飲み比べを楽しみましょう。


bunkbed

飲みたい銘柄が決まっていて、しっかりと味わいたい人は、パイントグラスでどうぞ。


「パイント」の豆知識

ところで、「パイント」には2種類あることを知ってますか?

そもそも「パイント」とは、イギリスやアメリカを中心に使われているヤード・ポンド法における体積の単位のことです。そして、イギリスとアメリカで量が異なります。イギリスのUKパイントは568 ml、アメリカのUSパイントは473 mlです。

覚えておくと海外旅行などで役に立つかも…!


ビールをもっと楽しく!

ビール初心者の方もベテランの方も、いろいろなビール専門店に足を運んで、いろいろなビールを試してください。そして、ただ飲むだけではなく、飲んだビールの感想やビアスタイルをメモしたり、お気に入りのお店リストを作ってみてはいかがでしょうか。

ビール女子の皆さんが、豊かなビールライフを楽しめますように。乾杯!



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ライターの紹介

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数年前に突然ビールの奥深さに目覚めて以来、寝ても覚めてもビールのことばかり考えています。全国の大手ビール工場や醸造所に通い、ビール関連の本を読み漁り、さまざまな勉強会やイベントに参加。日本地ビール協会公認「シニア・ビアジャッジ」として、IBC(インターナショナル・ビアカップ)の審査員を経験(2018年、2019年、2020年)。日本ビール検定2級。日本ビアジャーナリストアカデミー10期生。紙面協力:ライフスタイル情報『CHANTO』。

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