こんにちは!ビール女子リポーターのなな瀬です!
本日1月16日(金)発売のビール専門誌『ビール王国』。ビール女子編集部として一部コーナーに参加させていただいた前号に引き続き、今号でも企画の一部をご一緒させていただきました。その企画とは、なんと「語学学校でクラフトビールを飲んじゃお!」というもの。
私が取材のため向かった「ドイツ語学院ハイデルベルク」はビールの本場ドイツの語学学校。果たして、ドイツ語を勉強する生徒のみなさんはドイツ好きであり、ビール好きなのでしょうか。とはいえそこは学校、お勉強をする場にビールを持って取材に行くのはちょっとドキドキしていました。でもそんな心配を他所に、なんとこちらの学校では“ビール講座”なるものが開講されてたのです。本記事では「ドイツ語学院ハイデルベルク」のビール講座のクラスに突撃した様子を、『ビール王国』2015年冬号のスピンオフ企画としてリポートします。
ベルギーのビールから!の一言で試飲会がスタート
まずはどれから飲むか、という会話から始まりました。複雑なクラフトビールを試飲する上では、確かに飲む順番は重要になります。でもそんな中、迷わずアーント先生の声が。「ベルギーのビールからいこう!」と陽気な先生の鶴の一声で、まずは『ベルギーのブルゴーニュ・デ・フランドル』から飲み始めることに。
皆さん開口一番、「甘い!」と声が揃いました。その後、「甘みの中に酸味もあって飲みやすい」「普段飲み慣れているビールの味とは違う」など感想が出ました。チェリーやプラムなどが入ったフルーツ系のビールなので、ピルスナーが主流の日本では珍しい味たったのかも。
次に開けたのは、アメリカのコロナドブルワリーが造っている『オレンジアヴェニュー・ウィット』。こちらもオレンジピールが入ったフルーティなビールですが、皆さんの感想は「フルーティというよりもスパイシーな香り」「さらっとして薄め」といったもの。コリアンダーが入ったベルジャンホワイトのビールは、確かに先に飲んだフルーツビールに比べるとスパイシーでさっぱりに感じたのかもしれません。
続いて開けたのは、出ました!お待ちかねのドイツのビール、プランク醸造所の『ヘラーヴァイツェンボック』。こちらは口にしてすぐ、アーント先生が「やっぱりこれが一番だね!」と美味しそうな笑顔。生徒の皆さんも、「味がしっかりしていて美味しい」「ビールらしいビール」と好評でした。ボディがしっかりしたこちらのビールは、味も捉えやすかったようです。
苦みのある2種類を残して試飲会は佳境へ
色々と飲んできて、ついに、残すは2種類。先にイギリススコットランドの『ブラックアイルポーター』を開けることに。皆さん一言目に「苦い!」。そして、「今まで飲んだ黒ビールと違って新しい感じ」「苦味が強く、甘味はない」といった感想。ポーターって、香ばしいカラメルのような香りと甘味があるものもある一方で、このブラックアイルのポーターは甘みよりも苦みが強い印象。ボディはさらっとして苦味が強いこちらのビールは「苦いけど、その苦味がまた良いね」という意見もあり、焙煎の苦味が好きな方にはおすすめの一杯のようです。
そして最後は、お待ちかね日本のビール箕面のW-IPAです。こちらも「苦~い」という声が。「でも、さっきのと違って味がはっきりしてる」、「香りが強い」という声も。複雑な香りや味わいに、驚きの声も多数上がっていました。最後の最後に飲んだこちら、アルコール9%とかなりハードなビール。皆さんの顔も赤くなりいい感じです♪
最終的に、アーント先生は「“ドイツビールを除くと”フランスのが一番かな」と完全なるドイツびいき。(笑)皆さんからも「ドイツのが馴染みがあって一番飲みやすかったかな」なんて感想が。皆さんやはりドイツがお好きなんですね。
と、
▼本日発売の『ビール王国』2015年冬号
【撮影協力】
【登場ビール】
ブルゴーニュ・デ・フランドル(ティママン醸造所/池光エンタープライズ)
コロナド オレンジアベニューウィット(コロナドブルーイング/ナガノトレーディング)
プランク ヘラーヴァイツェンボック(プランク醸造所/KOBATSUトレーディング)
ブラックアイルポーター(ブラックアイル醸造所/株式会社キムラ)
箕面ビール W-IPA(箕面ブルワリー)