ビール女子読者の皆さま、こんにちは。京都在住ビール好きイラストレーター、楠木雪野(くすききよの)です。
以前『ビール女子のためのビール入門ガイド』第5回にて「お気に入りのビールグラスがあれば、家で飲むのがもっと楽しい!」と書きました。
今回はそのビールグラスについてもっと掘り下げ、種類や特徴、扱い方、飲み比べ体験などを、イラストと共に前編・後編に分けてご紹介いたします。
毎日の家での晩酌にも、少し気分を変えたい特別な日にも、ぜひお気に入りのグラスでビールをより美味しく楽しく味わってみませんか?
なぜ、グラスで飲む方が美味しいの?
さて、そもそもなぜ、グラスで飲む方が美味しいのでしょうか。おおまかには、
・香りや味わい、泡立ちをより楽しめる
・見た目を楽しめる
・お気に入りグラスで飲むことにより気分が盛り上がる
などがあります。
嗅覚、味覚、視覚...と、五感をより稼働させて味わうことができるのですね。
選び方のポイントは?
それでは実際選ぶ時には、どんなところに着目すればよいのでしょうか?
以下に主なポイントを挙げてみました。
①形状
②飲み口の広さ
③容量
④分厚さ
⑤脚の有無
⑥ビジュアル、思い入れ
⑦どんなビールが好きか
このビールならこのグラス! スタイル別、ビールグラスのススメ
上のポイント⑦で「どんなビールが好きか」と書きましたが、ビールには多様なスタイルが、そしてそのスタイル固有の香りや味わいの特徴がありましたよね。(ビール入門ガイド第4回『ビールの「スタイル」を知ろう』参照)
そんな個性をより引き出せるように、スタイルに合わせて様々なビールグラスが造られています。「どのグラスがいいかわからない...!」と迷った時には、自分はどんなビールが好きでよく飲んでいるかを振り返って選んでみましょう!
より美味しく飲むための、グラスの扱い方
グラスがきちんと洗浄・乾燥できていない場合、ビールを注いだ時に気泡ができたり泡立ちが悪くなったりして、味わいを損ねてしまいます。
しっかり洗って乾かして、美味しく飲みましょう。
まずはひとつ、お気に入りのグラスを持ってみよう
以上、ビールグラスのあれこれについて、ご紹介いたしました。
私自身、家にあったテキトーなグラスで飲んでいた時期を経て、「このグラスが好き」と思えるものを使うようになってから、注ぎ方を研究するようになったり、お店で飲むときにもグラスを意識したりと、ビールを飲むことがもっと楽しくなりました。
しかしもちろん、缶をプシュッ!とやってそのまま飲んじゃいたい、瓶をラッパ飲みしたいような気分の日や、むしろそれこそが美味しいというシチュエーションも多々あります。
ぜひいろんな選択肢を知って、ビールライフの一助としていただければ、これよりうれしいことはありません。
後編では、実際にグラスを変えて飲み比べを行ったレポートをお届けします。
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