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News 【秋色めぐり】
ゴールドからオレンジ、そして…。焚き火カフェで楽しむビールの時間

2016/10/22

ビール女子編集部では、2016年から季節に合わせたビアライフを提唱していく「Season’s Letter」をお届けしています。秋の魅力は様々あれど、それを印象的に盛り上げるのは、実りや紅葉から生まれる、赤や茶、黄色など。ビール女子編集部が提案する特集『秋色めぐり』で、あなたのビアライフにも彩りを加えてみませんか?

スクリーンショット

 

マジックアワーの色の移ろいと楽しむビール


……それは、夢の時間でした。

『秋色めぐり』の第二弾、ライターの宮原佐研子が、ビールと共に秋色を楽しむのに選んだのは「焚き火カフェ」。このカフェは、日没のひととき、三浦半島のどこかにそっと現れる特別なカフェです。

焚き火カフェ

 

夕景を独占できる特等席がそこにありました


待ち合わせは三崎口駅に16:00。そこから車で約10分、ちょうど日が傾き始めた頃に浜辺に到着。少しだけ入江になったこの場所が、本日の焚き火カフェのポイントです。

幸いにも風もほとんどなかった日でしたが、「風向きなどによって、その日の場所は選んでいるんですよ」と、焚き火カフェを運営するStep Campの寒川(さんがわ)ハジメさん。

焚き火アフェ

早速、焚き火の準備に取り掛かります。このカフェは、完全予約制。最低2名での申し込みで、焚き火で楽しむメニューも事前にオーダーします。

メニューは、基本的には焚き火で調理ができるもの。ということで、今回はビールに合わせ、ホットサンドと焼きソーセージをお願いしました。ちなみに、ビールはメニューにないので、事前に確認してこちらで持参しています。


焚き火カフェ


▲左から、よなよなエール(ヤッホーブルーイング)、エンドレスバケーションPALE ALE(CAP)、RAPTURE RED HOP ALE(マジックロック)


焚き火に使うのは、浜辺に打ち上げられた流木など。寒川さんのこだわりは、焚き火をする周辺で不要になった枯れ木などを使い、無駄なゴミを出さないこと。焚き火のできる場所は、住宅地はもちろん禁止。浜辺などはそれぞれローカルルールがあるそうですが、基本的にはバーベキュー禁止の場所はNG。後片付けはきちんとして、焚き火の跡などを残さないことなどで、みんなが気持ち良く楽しめます。

焚き火カフェ

小枝で火を起こし、さらに加える大きめの枝には、角にちょっとささくれを入れることで火の点きが良くなります。起こしてすぐの若い火は、生豆のコーヒーを煎るのに適していたり、薪の火が落ち着いてきたら、ホットサンドや焼きソーセージなどを焼くのに向いていたり。火の使い方にもコツがあるそうです。

焚き火カフェ

実は、私、毎夏通ったキャンプでは必ずかまどを担当、旅に行けば暖炉のあるホテルを探してしまう、無類の焚き火好き♪ 焚き火を使った調理を体験したりしているうちに、少しずつ、空と海の色が変化していきます。

 

柔らかく暮れていく優しい時間に飲みたいビール


焚き火カフェで飲みたいと用意したビールたちはこちら。

『エンドレスバケーションPALE ALE』(CAP Brewing)

ENDLESS-VACATION-Pale-Ale

ラベルのイラストそのままに、焚き火と一緒に飲みたいビール。スウェーデンのCAPブルワリーが醸造したペールエールは、ホップにコロンブスとカスケードを使用。カラメル麦芽のバランスも良く、ゆっくりと味わえるビールです。アルコール度数5.3%
今回は、残念ながら見えなかったけれど、天気の良い日はこの海岸から富士山も見えるそう。「まさにここのシーンそのままのビールですね」と寒川さん。

『RAPTURE RED HOP ALE』(Magic Rock Brewing)

RAPTURE-RED-HOP-ALE

パッケージのイラストがハロウィンのオバケみたいにキュートな、イギリスのマジックロックブルワリーのレッドエール。5種の麦芽と6種のホップを使用。グレープフルーツや松脂、シトラスやオレンジの香りがリッチな麦芽とバランスをとります。アルコール度数4.6%

『よなよなエール』(ヤッホーブルーイング)

よなよなエール

香り高いカスケードホップを使った、大人気のアメリカンペールエール。この日、東の空に、よなよなエールの缶のような十日夜〜十三夜の月が輝き始め、思わず記念撮影をバシャリ。アルコール度数5.5%

 

焚き火で作ったごちそうは格別のおいしさ


寒川さんが手際よくメニューを仕上げます。

焚き火カフェ

焚き火で焼きあがったホットサンドは表面がサクサク、中はトロトロに溶けたチーズがたまらないおいしさ!

焚き火カフェ

今回のビールでも、特に『エンドレスバケーションPALE ALE』との相性抜群です。

焚き火カフェ

そして、焚き火の火で焼くソーセージ。

焚き火カフェ

仕上げに、ちょっと燻してくれるので、香ばしさも更に加わり、表面パリパリ、中はジューシーで、これはたまりません!

焚き火カフェ

『RAPTURE RED HOP ALE』や『よなよなエール』とも相性ピッタリです♪

焚き火カフェ

 

日が落ちても、心も温かい。そんな至福の時間


焚き火カフェで楽しめるのは、マジックアワーと呼ばれる、地球が見せてくれる壮大なハッピータイム。

焚き火カフェ

今回は、日没が近づくほどに雲が広がってしまい、日の入りまで見届けることはできず……。でも、暮れなずむほどに温かさが増す焚き火の炎に、全く寂しさはありません。

焚き火カフェ

「みなさん、それぞれの形でこの焚き火カフェを楽しんでいただいています。ワイワイ楽しむだけでなく、ただ静かに本を読むためだけで過ごす方も。浜辺も、日によって周りもにぎやかだったり、今日みたいに静かな時もあって、毎回雰囲気が違いますね。ビールはメニューにはないですが、飲みたいとおっしゃるお客様も多く、その時は持参をお願いしています。僕もビールは大好きなんですよね。メニューに焚き火で温めたホットワインはありますので、今度はホットビールをやってみたいですね」と寒川さん。

焚き火カフェ
およそ2時間。それは、長かったような短かったような……。

時間とともに変化するマジックアワーは、ゴールドからオレンジ、そして藍色へと変化するブルーとの美しいコントラスト。炎の色は日が落ちるほどに温かい明るさを増していき、ビールの色を鮮やかに照らしてくれます。

これはまさに、ビールを味わう〝極上のクオリティアワー〟
教えたい!でも、教えたくない……。ぜひ、大切な人と、そっと、楽しんでください!

(Photo by Takanori Chiba)

【焚き火カフェ】

基本料金(焚火に関わる一式)おひとり¥2500
焚火カフェは専用の道具を使用して、焚火の炎でお客様に仕上げていただきます。
以下メニューからお好みでお選びください。
★焚火焙煎コーヒー(焚火で生豆からローストします)ポットで4杯分ほど¥2000
★焼きリンゴ(専用のダッヂオーブンでリンゴ1個を焼き上げます)¥1000
★ホットサンド(ハムとチーズのサンドを焚火で焼き上げます。2ヶ入り)¥1000
★焼きマシュマロ(焚火フォークで焼いて、クラッカーにはさみます。4ヶ入り)¥500
★焼きソーセージ(焚火フォークでじっくり焼いてください。2本入り)¥1000
★焚火POPコーン(焚火でポンポン、美味しいポップコーンつくります)¥500
★自家製ホットワイン¥500
(お車の運転の方はご遠慮ください)
★12月限定ミニローストチキン¥1500
小型のダッヂオーブンでつくります。2名様分

価格は消費税別となります。
その他、紅茶、ワイン、などもご用意できます。ご相談ください。
飲食物のお持ち込みはご遠慮いただいてます。
所要時間は日没前の約2時間 雨天中止(雨天時のキャンセル料はかかりません)
完全予約制です。
基本は一週間前までにはご予約お願いします。

ご予約は2名様から承ります。
まずはメールにて(san@ozzio.jp)ご希望の日程、人数、交通手段(電車バス利用もしくはクルマ)、ご連絡先などお知らせください。折り返しご返信いたします。


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ライターの紹介

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宮原佐研子 ライター・エディター

ゴクゴクたしなむBEER LOVER。企画開発の仕事を経て、ビアジャーナリストとしてライター活動中。季刊誌『ビール王国』(ワイン王国)、『クラフトビールの図鑑』(マイナビ出版)、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』『ビールの教科書』(宝島社)、グルメサイト「ippin」キュレーター 他

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