今こそ、ポートランド Column 【行ってきた】暮らすように旅をする「ポートランド」ってどんなところ？ おすすめスポット、航空会社を紹介！

“クラフトビールの聖地” ポートランドを知っていますか？

約70軒以上のクラフトビール醸造所が存在する、オレゴン州ポートランド。創造的なビールはどれもおいしくて飲み歩くのが楽しい、ビール好きにとってまさに聖地です！

長年夢に見ていたポートランドへ、生まれて初めて足を踏み入れたビール女子編集部。ビールはもちろん、自然やカルチャー、温かくてユニークな人々など、皆さんに伝えたい魅力がとにかく盛りだくさん！ 特別連載『今こそポートランド』を通じて、オレゴン州ポートランドの溢れんばかりの魅力をお届けします。


記念すべき1回目のテーマは「ポートランドという街」について。初めての方にはぜひ読んでほしい、おすすめスポットやおすすめの航空会社をご紹介します！


オレゴン州ポートランド ビールフェス参加ツアーの参加者募集中！ポートランドで2024年7月に開催されるクラフトビールのフェスティバル「Fuji to Hood」の開催に合わせ、とっておきのツアーが用意されました。イベントの参加はもちろん、ポートランドのビールを楽しめるオプショナルツアーも！

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オレゴン州ポートランドってどんな街？

まずは、オレゴン州ポートランドの基本的な情報から。

全米で10番目に大きい州・オレゴン州。さらにその中で最大の都市として人気を誇るのが、今回の訪問地「ポートランド」です。


コロンビア川とウィラメット川が流れ、フッド山（Mount Hood）がどっしり構える、自然に恵まれた街。フッド山は、富士山に似ていることから、別名「オレゴンフジ」と呼ばれているのだとか。


観光向けのスポットは多くないけれど、地元に根ざしたお店・そして人々の生活をそのまま味わうことができるとして、“暮らすように旅をする街”と言われています。

アメリカに対して『最先端で忙しなく、人も街も全てが華やか』といった先入観を持っていましたが、ポートランドは一味違います。

スローで、人も街も柔らかくて、日本人の穏やかさとどこか共通しているよう。私たち日本人にとっては気張らずに訪問しやすく、ユニークなカルチャーがひしめき合っています。
ポートランドは、街中を南北に流れるウィラメット川を境にざっくり西と東に分けて、街の雰囲気が異なります。
ブルワリーの多くは東側に固まっていて、歩きやバス・電車でバーをはしごできるのが嬉しい！ちょっと遠い移動でも、車を使えば大体30分ほどで移動できちゃいます。またアメリカでは、「Uber」や「Lyft」といったライドシェアが発達しているので、ぜひうまく活用して移動してみてください。

渡米手段は「デルタ航空」がおすすめ

オレゴン州ポートランドへ行くなら、飛行機は、アメリカの航空会社「デルタ航空」がおすすめ！ 私たちもデルタ航空を利用して往復しました。


ポートランドまでは、一度シアトルを経由します。「羽田空港→シアトル・タコマ国際空港→ポートランド国際空港」の順番です。


デルタ航空のおすすめポイントは、3つ！

（1）充実のドリンク・機内食

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なんとデルタの機内では、アメリカのクラフトビールが飲めちゃいます！
※提供種類は1種。アメリカ→日本の復路のみ。

しかも私たちが搭乗した日は、New Belgium Brewing（コロラド州）の『VOODOO RANGER IPA』が…！これを機内で飲めるの、贅沢すぎる。

日本のビールは、『ザ・プレミアム・モルツ』『アサヒ スーパードライ』の2種類がありました。「ビールの選択肢がある」という楽しみを提供してもらえるのは、私たちビール好きにとって最高のおもてなし。


そしてコーヒーは、シアトル発祥スターバックスコーヒー！飛行機という密閉された空間の中でも、“おいしい”だけでなく、訪問する土地に縁のあるものを味わえるというのは、私たちをただ旅先へ連れて行ってくれるだけでない付加価値があって、とっても嬉しい。


機内食は、日本食も選べました。馴染みある味でお腹を満たすことができて幸せな気分になります。

ガーリックの効いた枝豆炒めやポテトサラダ、豚肉のソテーは、ビールのおつまみとしても最高でした。


（2）リラックスできるアメニティ

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羽田からシアトルまで、約9時間と長丁場。時差ボケに備えてぐっすり眠ることをおすすめしますが、そのためのグッズが充実しています。「スリッパ」で足を伸ばせるのはもちろん、「アイマスク」「ブランケット」、そしてふわふわの「枕」ももれなく配布してもらえます。


映画やゲームも充実しているので、眠れない人もちゃんと暇潰しできます。映画は日本語訳がないものもあるので、そこだけ注意してください。

機内のWi-Fiではメッセージのやりとりは無料（Facebookメッセンジャー・スマホ付属のメッセージのみ）。LINEは使えないので、渡航中に連絡を取りたい方には、メッセンジャーからメッセージで連絡することを事前に伝えておくと◎です！


（3）飛行機に関することがなんでもわかるアプリ

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デルタ航空の公式アプリ「Fly Delta」をスマホにダウンロード、事前登録しておけば、搭乗券を簡単に表示できたり、運航状況が都度確認できたりと、とっても便利。


実際私たちは、ポートランドの大寒波に巻き込まれてしまい、シアトル→ポートランド行きの飛行機に予定通り搭乗することができなかったという、少し苦い経験もしました。また、そういった理由から、臨機応変に搭乗ゲートが変わることも多々あります。

そんな予定外の事態に対応するためにも、アプリを味方につけ、最初から最後まで安心できる旅にしましょう！

到着したら、ポートランド国際空港（PDX）を楽しもう

街中の観光スポットを紹介する前に触れておきたいのが、ポートランド国際空港（通称、PDX）！

PDXも観光スポットの1つで、到着して早々エンジョイすることができます。


飛行機を降りてトコトコ歩いていると、搭乗口内にブルワリーがお出迎え！“ビールの聖地”らしいですよね。ここは、オレゴン州で最も大きいブルワリーの1つ「DESCHUTES BREWERY」の直営店です。

「最高！もう我慢できないから、とりあえずここで1杯のみたい！」という気分の方は、すぐに駆け込んでください。最高の“ポートランドはじめ”になるはず。すでにお土産として購入したくなるような可愛いグッズも並んでいます。

ちなみにこのPDX、大改装が進行中で、2024年5月下旬には飛行機を眺めながら99種類のオレゴンのクラフトビールが飲めるビアバー「Loyal Legion」がメインターミナルに開業予定とのこと。今からとても楽しみです！


そしてPDXと言えば、空港のカーペットも有名です。

「到着したよ〜！」という証拠に、自分の靴とカーペットを写して写真を撮るのが、観光客のお決まりなのだとか。ポートランド土産として最適な「カーペット柄のグッズ」も空港内で販売しているので、欲しい方は時間を作って探してみてください！


浮かれ過ぎた私は、旅の前にこのカーペット柄をネイルに仕込んできました！左手には今のカーペット柄を、右手には旧カーペット柄を。爪も一緒にパシャリ。


PDXを堪能したら、街へ繰り出しましょう！

現地の案内人が教えてくれた、おすすめスポット3選

今回、ポートランドの案内人・Jeffrey Hammerlyさん（ジェフさん）に、オレゴン州ポートランドに来たらぜひ訪れてほしい観光スポットを3つに厳選して案内してもらいました！

まずはダウンタウンへ繰り出します！

【1】街の1区画を占める本屋「パウエルズ・シティ・オブ・ブックス」

1971年に創業した「パウエルズ・シティ・オブ・ブックス（Powell’s City of Books）」は、この街で最も大きな本屋さん。新書に限らず古本も販売していますが、2つを同時に扱う本屋としては、ポートランドどころか世界最大を誇る規模。名所となっています。


元々は自動車ディーラーの建物だったそうで、街の1区画を占めるほどの広さ。店内は、9区画に分かれています。

本は、探しやすいようにジャンルごとに陳列しているので、新書も古本も同じジャンルであれば混在しています。探しやすさ重視なのはとっても嬉しい！古本は、どんな人たちの手に渡ってここに巡ってきたのだろうと思いを馳せてみると、ワクワクしてきます。

そして、ジャンル数はなんと3,500！本の総数は100万冊以上。圧巻です。日本に関する本ももちろんあります。


写真は、一面ビールの本！日本の本屋さんで、ビールの本がこんなに並んでいるのは見たことない……ビアスタイルや歴史の本はもちろん、アメリカでは当たり前に楽しまれている「ホームブリューイング（自宅でのビール醸造）」に関する本も！おうちでビールを造ることができるとは、なんて羨ましい。


本だけでなく、お土産になりそうな雑貨やトートバッグ、メッセージカード、インテリア家具、食器など、センス抜群なものが所々に並んでいて、何時間いても時間が足らないほど充実していました。

ポートランド土産を購入する場所としても、おすすめです！

【2】ポートランドの生活がわかる「スーパーマーケット」

その土地の生活を知るために一番良いスポットと言えば、スーパーマーケット！日本と同じように、小さなところから大きなところまで、様々なスーパーマーケットがあります。

今回、私たちは3軒ほどスーパーを巡ってみましたが、なかでも一番品揃えが良かった「ホールフーズマーケット（Whole Foods Market）」をご紹介。「ホールフーズマーケット」は、オーガニック食品にも力を入れるスーパーマーケットで、ポートランド内には4店舗あります。


お店に入るやいなや、てんこ盛りに置かれた野菜たちが目に入ってきて、アメリカを感じます。そしてとにかく天井が高い！


ビール好きの皆さんへ、真っ先にお伝えしたい嬉しいポイントが、ビールの品揃えが半端ないこと。

ざっと数えただけでも200種類ほどは並んでいました。日本のビール専門店でも、取扱数が200種類と聞くと「多くて品揃えがいいね！」という印象ですが、それが街中のスーパーマーケットレベルで対応しているなんて、、衝撃しかありません。

ジャンルとしては、アメリカのビールはもちろん、ベルギー、ドイツ、そして日本のビールも並んでいました。

「ポートランドに来たからには、ポートランドの醸造所に行ってビールを飲みたい。スーパーのビールコーナーを見る価値ってあるのかな？」と思うかもしれませんが、それがあるんです。


日本では見ること（飲むこと）ができない、ジョッキ型をした650mlの『SAPPORO PREMIUM BEER』や…


日本ではなかなかお目にかかることのできない、ベルギービールの缶商品もあって、大興奮！！！

もちろん、ポートランドのビールを楽しむことが第一だと思いますが、日本では見ることができないお宝を見ることができるという点で、とってもおすすめ。アメリカではどんなビールが販売されているのか、ぜひ覗いてみて欲しいです。


食品コーナーも、もちろん充実しています。オレゴン州はサーモンが有名ですが、スーパーの鮮魚コーナーにもずらり。綺麗なオレンジ色で、眺めているだけでおなかが鳴ってきます。


生鮮食品としては、もちろんお肉も充実。日本のお肉屋さんとは違って、アメリカサイズでドドンと並んでいてそそられる。


お米やナッツ、オートミールなどの小粒な商品は、計り売りされています。自分の欲しい量だけを購入できるシステムが、サステナブルに注力しているポートランドらしい。それにしても、すごい品数です。


そして、最もおすすめなのが「量り売りのお惣菜コーナー」！

緑色の野菜から、スクランブルエッグ、お腹が満たされるメイン料理まで揃います。外食ばかりだと、日本人にとって野菜が不足しているように感じると思うので、スーパーのお惣菜を購入してホテルで食事をするのもおすすめ。

また、お惣菜のいいところは「チップがかからない」こと。アメリカはチップの文化があり、飲食店では20%ほどのチップを自主的に支払うことが通常ですが、スーパーにはチップ制度が適用されていないのです。節約にもなるので、長期滞在する方には特に推奨です！

【3】廃校が奇妙なエンタメに生まれ変わった「ケネディ・スクール」

最後のおすすめは、「マックメナミンズ ケネディ・スクール（McMenamins Kennedy School）」。1915年に設立され、すでに廃校となってしまった小学校跡地を活用した施設で、バー・レストランやブルワリー、映画館やホテルなどが入る総合施設です。


元々ボイラー室だった場所が「レストラン」になっていたり、教室だった場所が「宿泊部屋」になっていたり、体育館だった場所が「映画館」になっていたり。小学校の匂いはそのままに、大人から子供までが楽しめる“エンタメ・遊び場”に生まれ変わりました。


「小学校」「遊び場」と聞くと、どんな楽しくて明るい場所なんだろう！と思うかもしれませんが、一歩足を踏み入れると、奇妙な石像や絵画がそこらじゅうに散らばっています。写真ではあまり伝わらないのが悔しいですが、奇妙な臨場感が……ホーンテッドマンションやタワー・オブ・テラーのような世界観で、クセになる。


廊下にたくさん飾られた絵画の一部。開校したばかりの時代に在籍していた、生徒たちの似顔絵。

こういったテイストの絵画が、廊下を埋め尽くしています。


ブルワリーの中も少し外から覗くことができましたが、設備に描かれたイラストのインパクトが凄い。今にも、短調の音楽が流れてきそうです。


ケネディ・スクールに入るバー・レストランは5軒。レストランでは、アメリカンスタイルのハンバーガーやステーキなどを楽しむことができます。


バーは、収容人数が10人ほどのこぢんまりした部屋から、天井の高い部屋など、様々。好きなコーナーを見つけて、お酒と食事を楽しんでくださいね。

迷ったら、観光案内所へGO！

今回は、おすすめのスポットを3つピックアップしましたが、もちろん他にも素敵で楽しい場所で溢れています。

事前に行きたい場所をチェックしていく人がほとんどだと思いますが、想定外の空き時間ができてしまい、いく場所に困ってしまうこともあるかと思います。

そんな時に役立つのが、観光案内所の役割を果たす「Porland Visitor Centor」！ダウンタウンにあります。


優しいスタッフさんが、地図をもとにおすすめを教えてくれます。


ここでは、ポートランドと、その近郊に関するパンフレットが、なんと40種類も無料配布されています！どこにいくか悩んでいたのが、逆に行きたいところが増えて悩んでしまいそう。また、ポートランド日本語ミニガイドももらえるので、ぜひゲットして。


ビールのパンフレットもありました！ぜひ参考に、手に取ってみてください。

その他の困りごとでも、気軽に相談ok！何か困ったことがあったら、訪問してみてくださいね。


さて、ポートランドの街並みを楽しんだところで、次はいよいよ、ポートランドのブルワリー巡りです！

この夏、ポートランドへ旅に出よう！ビールフェス参加ツアー

クラフトビール好きの皆さんに朗報！

オレゴン州ポートランドで2024年7月に開催されるクラフトビールのフェスティバル「Fuji to Hood」に合わせ、とっておきのツアーが用意されました。イベントの参加はもちろん、イベント以外にもポートランドのビールを楽しめるオプショナルツアーも！

・クラフトビールフェス「Fuji to Hood」入場チケット込み
・「Fuji to Hood」でしか飲めないコラボビールを存分に楽しめる！
・イベント以外にもポートランドのビールを堪能できるオプショナルツアーをご用意！
・ベストシーズン！夏のポートランドを訪問！
・フリータイムで魅力的なポートランドの町を自由散策！


詳細はこちら！

“クラフトビールの聖地”であるポートランドをとことん感じられるビール旅に、あなたも参加しませんか？

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■協賛：デルタ航空
■協力：Red Gillen さん