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Bar 【東京・虎ノ門】台湾の人気クラフトビール「SUNMAI」が日本一の品ぞろえ!「TORANOMON BREWERY」に行ってきた

2024/07/01

近年盛り上がりをみせる台湾クラフトビール。

台湾茶や台湾フルーツを用いるなど、日本や欧米などのクラフトビールとはひと味違うのが特徴的で、都内でも少しずつ台湾クラフトビールを楽しめる店舗が増えてきました。


今回は、東京店と人形町店の2店舗をかまえる「NIHONBASHI BREWERY.」と、台湾No.1クラフトビール「SUNMAI(サンマイ)」のコラボレーションショップ「TORANOMON BREWERY」に行ってみました!


はしご酒にぴったりな横丁内にある「TORANOMON BREWERY」


東京メトロ銀座線・虎ノ門駅から徒歩4分、東京メトロ日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅から徒歩4分の場所にある「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の3階に、2020年6月に開業した「虎ノ門横丁」。

ここには、「鳥茂」や「バードランド」など名だたる名店がずらり。そのうちTORANOMON BREWERYは、角打ちのできる「酒屋」エリアに位置します。


酒屋エリアには、TORANOMON BREWERYのほかに、東京の島焼酎と名水にこだわった東京発のクラフトジンが楽しめる「虎ノ門蒸留所」や、ワインテイスター大越基裕氏が監修したお気に入りのワインを持ち出せる「HAND PICKING WINE」などが集結しています。


TORANOMON BREWERYはカウンター6席、立ち飲みが1席。ふらりと立ち寄りやすい雰囲気で、女性のおひとりさまも多く訪れるそう

この日も女性グループやおひとりさまがいらっしゃいました。

虎ノ門横丁には「寄合席」と呼ばれるフリースペースがあります。それぞれ好きな酒屋で飲み物やフードを購入し、寄合席に持ち寄って自由に飲食することができるので、グループで訪れた際に、全員が必ずしも同じ店で注文しなくても良いのが嬉しいポイント。

「NIHONBASHI BREWERY.」「SUNMAI」のコラボショップ

今回訪れた「TORANOMON BREWERY」は、NIHONBASHI BREWERY.と台湾のブルワリー・SUNMAI(サンマイ)がコラボレーションしたお店です。


NIHONBASHI BREWERY.は、アメリカ最高峰レシピのビールが楽しめるクラフトビール専門店。

木の温もりを感じられる店内で、升の中にグラスを置いて、溢れるまでなみなみと注ぐ日本酒のもっきりスタイルでビールを楽しめるのが特徴的です。都内では東京店と人形町店の2店舗を展開していて、からだに優しい厳選素材のサラダやスムージーも楽しめるお店です。


一方、2004年に醸造を開始したSUNMAI(サンマイ)は、台湾におけるクラフトビールの先駆けとして知られるブランド。

ドイツ式の伝統的な醸造方法をベースに、台湾産のフルーツをはじめ、様々な材料を取り入れています。中でも台湾特産の「龍眼蜂蜜(ロンガンハニー)」と呼ばれる希少な蜂蜜を使用した蜂蜜ビール『HONEY LAGER(ハニーラガー)』はとくに有名で、クラフトビールファンの間でも人気のビールです。


NIHONBASHI BREWERY.とSUNMAIコラボのきっかけ、実は“偶然”だったそう

虎ノ門横丁で美味しいビールを提供するために、アジアNo.1のSUNMAIと一緒にお店をしたいと考えていたNIHONBASHI BREWERY.の社長。そんな矢先、浅草で偶然SUNMAIの社長と出会います

交渉したいと考えていた相手とばったり出会って、それが縁でコラボショップにつながる――そんな運命的なストーリーからTORANOMON BREWERYは誕生したのです。

またこんなお話も。

オープン日がすでに決まっていたということから、コロナ禍まっただなかの2020年6月にスタートしたというTORANOMON BREWERY。「時短営業や酒類の提供ができない時期を乗り越えられたのは、横丁ならではのお店同士の助け合いがあったからです」と店長の長田竜也さんは語ります。

お隣のお店のスタッフさんが手伝いにきてくれるなどのエピソードをお伺いし、困ったときに助け合う横の繋がりが横丁にあるのが印象的でした。


そんなTORANOMON BREWERYのタップに目をむけると、見覚えのある模様が…。


この菱形の模様、実はNIHONBASHI BREWERY.のロゴを意識したものなのです。

NIHONBASHI BREWERY.のロゴ
また、木でできたタップの注ぎ手は特注品なのだそう。商業施設内ということで、インテリアの自由度に限りがあるなかでも、細かいところにNIHONBASHI BREWERY.の気配を感じることができます。


お店のトレードマークとなっているかわいらしい虎のイラストが施された看板やグラス類。虎の額の三本線は「SUNMAI」のロゴである「三」を表しています。

ここ数年はインバウンドのお客さんも増えたという虎ノ門横丁。お土産用にグッズ展開しないのですか?との質問に、長田さんは「実は提案したことがあって…いつか実現してみたいですね」とのこと。おうちでTORANOMON BREWERY気分が楽しめる日がいつか訪れるかもしれませんね。

TORANOMON BREWERYおすすめビールとフードを堪能


TORANOMON BREWERYでは、オリジナルで開発したSUNMAIのクラフトビールを中心に、ゲストビールやスペシャルビール、サッポロ黒ラベルなども含め、常時13タップほどをラインナップ。期間限定のビールは約3カ月ごとに入れ替わります。

SUNMAIのクラフトビールはフルーツをやハチミツをベースにしたものが多く、普段ビールをあまり飲まない人にもおすすめできる味わい。ちなみに、SUNMAIのビールを日本で一番多く取り扱っているのがTORANOMON BREWERYなのです。

実は長田さん、もともとビールが苦手だったそう。仕事柄飲まなければいけないシーンも多かったそうですが、「SUNMAIのビールは僕のようにビールが苦手な人でも飲みやすいです。『ビールは苦いもの』と思っている人にこそ、こういうビールもあるんだ、というのを知ってほしいですね」と説得力のあるコメント。

ワインのお店でも働いた経験のあるそうで、「ビールもワインと同じく個性がありますが、より遊びがあっておもしろいですね」と話してくれました。


『チェリー&ミックスベリー』(税込880円)

TORANOMON BREWERYのおすすめビール、1杯目はスペシャルビールの「チェリー&ミックスベリー」。

一口飲んでみて驚いたのが、ビールの苦みをほとんど感じないこと。長田さんによると、NIHONBASHI BREWERY.で提供している野菜スムージーの味に似ているとのこと。確かに、フルーツの甘酸っぱさがそう感じさせます。チェリーやミックスベリーなどをふんだんに使用しているヘイジーフルーツエールで、爽やかな飲みごたえながら、アルコール度数は5%。
ビールを普段あまり飲まない人や、苦手な人にも自信を持っておすすめできる味わいの1杯。フルーティーながら甘ったるくないので、暑い季節にゴクゴク飲めるビールです。

続いて、2杯目をオーダー。

『レモンサワーエール』(税込880円)
レモンサワーエール(写真左)
おすすめビールの2杯目は、氷を入れて飲むアジアンスタイルの「レモンサワーエール」。「氷を入れると薄まっちゃうんじゃないのかな…」と心配になるビールファンも多いかと思いますが、その心配は不要です。特別に、氷ありと氷なしで試飲させていただいたのですが、おどろくほどに味わいが変化。氷なしでもおいしいのですが、氷ありのほうが、より強く風味を華やかに感じることができます。アルコール度数は5%。
台湾青レモンを使用したレモンサワーエールは氷をいれることでまるでレモネードのような味わい。きりっと冷えていて、夏にぴったりの1杯です。

ビールの価格は共通で、通常グラス880円(税込)。レモンサワーエールのみ、6杯分入ってお得なピッチャー3,800円(税込)もあります。

ピッチャーをオーダーする女性グループも多いそうで、なかには2人で分け合う人も。ビール好きなら一人3杯は余裕かも!?


『ピリ辛チーズナチョス』(税込1,100円)

おすすめフードの1品目は、「ピリ辛チーズナチョス」。サルサとハラペーニョの程よい辛さが美味しい1品です。量も多めなので、グループでわけあうのもぴったり。おかわりトルティーヤチップスは(税込770円)、おかわりチーズソースは(税込220円)とお得な追加セットもあります。


『麻辣青豆』(税込660円)

おすすめのフード2品目は「麻辣青豆」。麻辣の痺れが後を引く味わいで、ビールが進むおつまみです。お客さんの間でも評判がよく、おひとりさまのおつまみにもぴったり。ついつい手が伸びる美味しさです。

このほかにも、カプレーゼや生ハム&サラミ盛り合わせ、ドライフルーツなどジャンルに捕らわれない、さまざまな味わいのおつまみが揃います。定番から意外な組み合わせまで、その日の気分で試してみてください。

おすすめビール番外編「ヤルダグラスのビール」


さきほどご紹介したおすすめビールのほかに、ご紹介したいものがあります。それは、お店の口コミでも話題になっている「ヤルダグラス」(税込2,200円)

メキシコなどで使用されることの多い、丈の高いグラスで、「ヤルダ」とは長さの単位「ヤード」が語源になっています。通常グラスの約2.5杯分が入っていて、SNS映えするグラスです。

丁寧に注いでくださる長田さん
女性客で頼まれる人も多いそうで、迫力あるビジュアルのわりには通常グラスの約2.5杯分ほどなので、ビール好きなら難なく飲める量です。


注いでみると、この通り。やはり迫力があります!

グループで頼んで、みんなで写真を撮ってみるのも楽しい1杯。日本ではまだあまり見かける機会が少ないので、ちょっとした海外旅行気分が味わえます。


大きさを比べてみても…通常グラスがとても小さく見えますね。

こちらも通常グラスと同様ビールの価格は共通で、「サッポロ黒ラベル ヤルダグラス」の場合は税込1,500円で楽しめます。

コロナ禍を乗り越えた“横丁”ならではの人とのつながり


「最後に、一言だけいいですか」と切り出した長田さん。

長田さん「伝えたいのは、虎ノ門横丁の魅力はTORANOMON BREWERYだけではないということ。他のお店はどんなのがあるんだろうと、ハシゴできるのが横丁のおもしろいところです。ぜひ色々なお店に行ってみてくださいね」

コロナ禍の大変な時期を横丁のみんなで乗り越えてきたからこそ、お店だけでなく横丁も含めて魅力を感じてほしいと願う長田さん。まさに横丁ならではの人との交流を垣間見ることができました。

みなさんもぜひ、TORANOMON BREWERYに訪れ、そして横丁でお酒や人との素敵な出会いを体験してみてください!

 TORANOMON BREWERY

〇住所:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 3F 虎ノ門横丁
〇アクセス:東京メトロ銀座線・虎ノ門駅徒歩4分 東京メトロ日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅徒歩4分
〇営業時間:
平日 17:00~23:00(L.O. 22:30)
土 12:00~23:00(L.O. 22:30)

日祝 12:00~22:00(L.O. 21:30)
〇席数:カウンター6席、立ち飲み1席、横丁内に寄合席(フリースペース)あり
〇SNS:https://www.instagram.com/toranomonbrewery/

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羽柴観子 ライター

九州出身、東京在住。ビールと猫と映画が大好き。「春はお花見しながら、夏はビーチサイドで、秋は秋刀魚を焼きながら、冬はお鍋と…」何かしら言い訳をつけて一年中ビールを呑んでいます。美味しく呑むために毎朝のランニングにもハマり中。

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