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Column 裏原宿にコンシェルジュ型のクラフトビールボトルショップが登場。threefeet Tokyoに行ってきた!

2020/10/05

2020年8月29日、裏原宿にコンシェルジュ型のクラフトビール販売店threefeet Tokyo」が新規オープンしました。そのお店は"おばあちゃんでもわかる”クラフトビール屋さんを目指しているのだそう。若者のまちというイメージがある裏原宿でおばあちゃんとは?いろいろと興味が湧いてきたので、さっそくお店に行ってきました!

裏原宿で正午から開いているボトルショップ

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「threefeet Tokyo」は山手線「原宿」駅竹下口より徒歩約8分、千代田線「明治神宮前」駅5番出口より徒歩約6分の位置にあるビルの1階にお店を構えています。

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瓶ビールが描かれた小さな青い看板が目印。

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ビルの1階奥にお店の入口があり、毎日12時から22時まで営業しています。ただし、平日は12時から15時までは配達業務(東京都内限定)、通常営業は16時30分からとなっていますのでご注意ください。

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店内はこじんまりとしていて8畳程の広さだそう。6基の冷蔵庫には常時100~120種類のクラフトビールが並んでいます。

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冷蔵庫の向かいには角打ちスペースがあり、購入したビールを試すことも可能(抜栓料なし、プラカップを1個税込50円で販売)。ちょっと懐かしいサッカーのテーブルゲームもあり、実際に遊ぶこともできます。

常時100種類以上のクラフトビールが揃う

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いつもお店に立つのはオーナーの多田順貴さん。多田さんに「threefeet Tokyo」について、いろいろと教えてもらいました。

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ーこちらのお店ではどんなビールを買うことができますか?

 多田さん

海外は10種類ほどありますが、ほとんどが国内のクラフトビールです。常時100~120種類位は置いてあります。2~3週間程度で在庫の3分の1ほどが入れ変わるので、ラインナップはだいたい月に150種類ほどになると思います。来る度にビールが入れ替わっているので、常連のお客様でも楽しんでいただけています。


ー冷蔵庫を見るとあまり他のお店では見たことがないビールもありますね。

 多田さん

小さい醸造所を応援したいという思いがあります。流通が少なく、あまり知られていない醸造所でもおいしいビールを造っているところは多くあります。ですので、そんな醸造所やビールの魅力を伝えて、その場で商品を楽しめる環境を作ったら喜ばれるんじゃないかと考えお店を始めました。


ーなるほど!だから角打ちスペースもあるんですね。

 多田さん

はい。意識しているのは「知ってもらってから、試してもらう」という一貫した流れ。気軽に楽しんでもらえるように抜栓料はいただいていません。プラカップ代(税込50円)のみご負担をお願いしています。


常時100種類以上の国内クラフトビールが揃うボトルショップで、その場で飲むことができるのは嬉しいポイント。どうして原宿だったのか尋ねました。

カルチャーの発信地でコンシェルジュ型販売

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ーどうして原宿でクラフトビールのボトルショップを開いたのですか?

 多田さん

原宿は若者のまちであり、ストリートカルチャー発祥の地だと考えています。僕にはクラフトビールの文化を、若者からお年寄りまで幅広い年代の方に広めたいという想いがあり、ファッションなどが広まった裏原宿にお店をつくることにしました。


ーでは、店名の「threefeet Tokyo」にはどのような意味がありますか?

 多田さん

「threefeet」を「お客様に手が届く距離」と定義しています。大好きなロックバンドグループ「10-FEET」から着想を得ました。彼らは"10 feet”のことを「手が届きそうで、届かない距離」との意味を込めています。10フィートは約3メートルほどですから、バスケットボールのゴールの高さくらいです。それに対し、3フィートは約1m。これには物理的な距離だけでなく、心もお客様の近くにありたいという思いも込めています。


ーお話を伺い、多田さんとぐっと近づいた感じがします。気兼ねせずに何でも質問できそうですね。

 多田さん

はい。このお店ではコンシェルジュ型の販売方式を採用しています。クラフトビールを初めて飲む方には、わからないことが多いと思うんですよね。ですので、僕たちがビール選びを全力でサポートします!


ーコンシェルジュ型の販売方式。具体的にはどのようにビールを紹介するのですか?

 多田さん

普段どのようなお酒を飲むのか。どんな食事が好きなのかなど、味わいからアプローチをします。ですが、それだけでなく日本のクラフトビールを取り扱っていますので、お客様とビールとの縁(ゆかり)を探ることもあります。例えば、出身地や旅行したことがあるなど、その方の思い入れがある場所のクラフトビールを飲んでいただけると嬉しいですよね。


ー出身地など自分と縁がある醸造所のビールがあれば、ちょっと飲んでみたいなって思いますね。単にビールを販売するだけでない点が「threefeet Tokyo」の特長なのですね。

 多田さん

そうですね。僕はあくまでもサポート的な立場ではありますが、BANSHAKUというメディアで取材していることもあり、ビールの誕生の背景や造り手の想いなどをお客様にお伝えしています。このお店での出会いが、お客様のクラフトビールを飲むきっかけになれば嬉しいです。


ーSNSに紹介してある"おばあちゃんでもわかるクラフトビール屋さん”が気になっていました。どういう意味がありますか?

 多田さん

僕自身がクラフトビールを飲み始めたのが4、5年前で、きっかけはヤッホーブルーイングのよなよなエールでした。当時、ルームシェアしていた先輩が買ってきたものを試しに飲ませてもらいました。「なんだこれ!」と衝撃を受け、少しずつ試すうちに、すっかりクラフトビールにはまるようになりました。


クラフトビールの持つ多様性に惹かれ、味わいだけでなく、造られた方々の想いやストーリーをいろいろな方に紹介したいなと考え、クラフトビールのボトルショップを開くことにしました。


質問の回答に戻ると、僕がクラフトビールを飲み始めた頃、ビアバーなどでわからないことが多すぎて、店員さんに質問することをためらい、ちょっと恐縮してしまった経験があります。だからこそ、このお店では誰でも分かるようにサポートしようと決めました。その思いを示したのが"おばあちゃんでもわかるクラフトビール屋さん”という言葉です。


ービールの話をしていたら、ビールが飲みたくなってきました。多田さんにおすすめのビールを選んでもらいましょう!

ビールコンシェルジュを体験

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多田さんと冷蔵庫の前で、普段飲むビアスタイルや好みの味、この醸造所は知っているけど飲んだことがないなど、あれこれと話しながら絞り込んでいきます。だいたい10分ほどをかけて、2本のビールを選びました。

1本目は大子ブルワリーの『ヘレス』に決定。

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 多田さん

茨城県の大子(だいご)町にあるとことんドイツにこだわるブルワリーです。ブランド名は「やみぞ森林のビール」で、ピルスナー、ヘレス、ヴァイツェン、季節限定で黒ビールを造っています。ヘレスは麦芽の旨みが濃く、甘みもあり、ホップの苦みが弱いのが特徴で、塩気のある食べ物と相性がいいと思います。ラベルもドイツっぽい、どこか懐かしい雰囲気を持つビールです。

ヘレスはドイツの伝統的なビアスタイルですが、日本のブルワリーで造っているところは少ないので久しぶりに飲みたいなと選びました。

プラカップに注いでみると白い泡で泡立ちがよく、明るい茶色の色合い。クリーンなホップの香りと麦芽の風味がふわりと香ります。口に含むと香ばしい麦芽の風味が広がり、飲み込むと同時に苦みがすっと消える。麦芽の風味も苦みも強すぎず、バランスが取れていて品のいい感じ。アーモンドとの相性がいいです。


2本目はうさぎのラベルがかわいい『CHROA VIVIANN(クロア ヴィヴィアン)』です。

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 多田さん

群馬県太田市の夢麦酒太田(ゆめびーるおおた)で造っているビールで、世界的に有名なファッションホイールデザイナーである片岡達也さんがプロデュースされています。片岡さんはアメリカの有名カーホイールメーカー、MHT Wheels社で「KAOTIK(ケオティック)」シリーズを手がけたことで広く知られるデザイナーです。


クロアというシリーズは、ラベルの裏面にポエムが書かれていることが特徴です。ヴィヴィアンは「不条理な社会を楽園に変えろ」という反骨精神のような思いが込められているビールです。

ビアスタイルは「ベルジャンスタイル・トリペル」で、ベルギー修道院酵母を使ってるのでバナナのような香りがあると思います。アルコール度数が8%と普通のビールよりは高めなんですけど、もたれる感じもなく飲めると思います。食事と合わせるなら、カマンベールや豚の揚げ物などと相性がいいですね。

ラベルのうさぎでかわいいですし、お月見シーズンでお楽しみいただくのにもおすすめです。


プラカップに注いでみるとクリーミーな白い泡で輝くゴールド色。バナナのような香りと、トーストのような香ばしくて甘い香りがします。一口飲んでみると、なめらかな口あたり。最初に甘さを感じ、スパイシーな風味と苦みがやってきます。口あたりがいいので、するすると飲めてしまいそう。飲み込んだ後のアルコール感と余韻が心地よいです。もう一口、もう一口と飲み進めてしまいそうな危険なビール。

ー今回、多田さんと一緒に2本のビールを選びましたが、ビールのコンシェルジュ、とってもいいですね!自分一人では選ばないようなビールを紹介してもらいましたし、何より多田さんの情報量の多さが魅力的。ぜひ皆さんにも体験してもらいたいです。

多田さん

ビールコンシェルジュを体験してもらってよかったです。また一緒に選びましょう。


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「threefeet Tokyo」では、横浜の「カシューツリー」のナッツなどのおつまみも販売しています。

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今回いただいたのは『インカベリー(写真左)』と『ソフトシェルアーモンド(同右)』(※撮影用にお皿に出しています。通常は盛り付けるお皿はありません。)。インカベリーはあまずっぱいスーパーフルーツ。ヴィヴィアンとあわせると、紅茶にいちごジャムを溶かしたような贅沢な風味に。「ソフトシェルアーモンド」は自然な甘さと程よい塩加減で、IPAでもピルスナーでも、どんなビールにも合いそう。

もっと気軽にビールを楽しんでもらいたい

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「threefeet Tokyo」は12時から22時まで営業しているので、学生さんから仕事帰りの方までいろいろな方が訪れます。自分用として買いに来る方だけでなく、友人や恋人へプレゼントとして買いに来る方も多いそうです。クラフトビールに詳しくなくても多田さんがサポートしてくれるので安心です。なんでも相談してみてください。

これからもっとお客様に楽しんでもらいたいと、いろいろな企画を考えているそうです。

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そのひとつがFar Yeast Brewingに醸造を委託したオリジナルビールの販売です。ビール名は『バリキャリのチアリーダー』で、「激務の中でホッと一息ついて、オフモードのときに飲んで欲しいビール」というコンセプト。気になる方はお店で飲んでみてくださいね。

クラフトビールのよさは多様性であり、いろいろなものから選べること。そんな選ぶ楽しさを安心して体験できる「threefeet Tokyo」にぜひ行ってみてください!

threefeet Tokyo

〇住所:東京都渋谷区神宮前4-25-3 メゾン原宿101
〇TEL:03-6878-0324
〇営業時間
【平日】12:00~15:00 配達(東京都内限定)、通常営業:16:30~22:00
【休日】12:00~22:00
〇定休日:不定休
〇店内に角打ちスペースあり
〇Instagram:banshaku.today
〇Twitter:@BANSHAKU_3feet
〇Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCxcffer3nzHG3X3QFt9-0bQ
〇オンラインショップ:https://threefeet.thebase.in/

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ライターの紹介

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数年前に突然ビールの奥深さに目覚めて以来、寝ても覚めてもビールのことばかり考えています。全国の大手ビール工場や醸造所に通い、ビール関連の本を読み漁り、さまざまな勉強会やイベントに参加。日本地ビール協会公認「シニア・ビアジャッジ」として、IBC(インターナショナル・ビアカップ)の審査員を経験(2018年、2019年)。日本ビール検定2級。日本ビアジャーナリストアカデミー10期生。紙面協力:ライフスタイル情報『CHANTO』。

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