Interview 【ビールと音楽】ビールが飲めなかった人の歌？「ザ・ストロングバブルシティ」が歌うリアルな日常ビアソングに迫る

ストバブの活動のテーマは、日常にある誰しもが感じる問題だったりトピックを取り上げようということ。それを3人でホワイトボードに書き出していってテーマを決め、イメージを膨らませていって曲を作り出す感じなんです。

そう、みんなビールがとにかく好きなんです（笑）。

そうですね。「取り急ぎBEER」がパッとしないサラリーマンとビールの歌。「マリッジ前ブルー」が同棲してズルズル無駄な時間を過ごすダメカップルの歌です。

竹内まりやさんの年代の曲やコード進行を参考にしていて。だからサウンド自体は懐かしさを感じてもらえるかなと。ナウいことをやっていそうで、意外と古いことをやっているグループなんです。

ストバブとしては山下達郎さんとかかな。あと、昔のアニメなどにも影響を受けたりしてますね。

80'、90'sバックを意識している部分はあると思うんです。だから、ちょっと古いアニメやドラマからインスピレーションをもらったりしますね。あの時代のドラマのオープニングエンディングに合う曲が作れたらいいなっていうのは常に念頭にあるんです。

色々な音楽を一通りかじって、改めてこの3人で一緒に音楽をやろうってなったときに、割とそのテーマがハマったんだと思います。声質もだし、この3人でその時代の雰囲気を表現できたらすごいマッチするなと思ったんです。

割とみんな違う音楽のジャンルにいます。私なんかはゴスペルをやったりしていますし。

僕はもっとHIPHOPで。Sanojiは演歌も歌うしね。

だから、シティポップが特別好きだったわけじゃなくて。今ではすっごく好きなジャンルですが、じつはそれもストバブで曲を作るようになってからですね（笑）。

もともと個人で10年くらい活動をしていたんですが、新しく組んでみるのも面白いんじゃないかってことで始まったんです。

名古屋のクラブカルチャー、クラブミュージックで知り合ったんです。

たまたまSanojiのソロプロジェクトに僕が呼ばれて馬が合ったので、何かおもしろいことできるかもって話をして。そのあとSariを呼んで作ったのが「取り急ぎBEER」です。

そうですね。あと大事にしているのは、テーマ的なところもなるべく嘘をつかないようにしようとは決めています。じつはもともとレコード会社と契約していたんですが、等身大の歌詞を書きなよって言われて書くのが「恋人に会いたくて会いたくて」とかで。でもそうじゃなくて、もっとリアルな日常を歌いたいなと思ったんです。そう考えていたら、最初のシングルがビールになりました（笑）。

3人とも好きです！昨日もビールを飲みました。

Sariは一番飲んべえです。

レコーディングのときは、喉がかれてるっていう（笑）。

私普段は普通に仕事をしているので、定時上がりで飲みに行くことも多いんですけど、絶対一杯目はビールです！

徳島の上勝ビールです。

僕も徳島の上勝ビールです。

上勝ビールの方が名古屋に来たときに、ビールを飲みに行きましたね。

じつはこの前、上勝ビールさんの工場に行ったんです。そしたら「取り急ぎBeer」を聞いてくれていてすごく嬉しかったですね。それで、何かコラボでもできたらいいなと言っていたところで。

あと私は、白ビールが好きですね。ヒューガルデンホワイト！

でも、一言言わせてください。なんでも好きです。

頑張って働いているお酒が好きな人だったら共感してもらえる曲になっているんじゃないかなと思います。

実はこの曲、飲み会に間に合わない人の歌なんです。飲み会に間に合わなくて、みんなが盛り上がりが終わったあとに登場して、お待たせお疲れ、来たよって言ったけど、場はもう終わりのムードっていう。だから、ビールが飲みたかったけど飲めなかった人の話なので、ぜひ激務の人に。

じつは、月に1曲ずつリリースをしていってる状況なんです。最初が「取り急ぎBEER」。次が「マリッジ前ブルー」。このあともリリースが続いて、秋くらいにはどういった形かはまだわからないんですが、全国展開をしていこうかなと考えています。

あとは、取り急ぎBeerのMVを作ろうと思っているんですが…ビール好きな方はエキストラで参加してもらえたらと！

あとは、ビアフェスのステージで歌ったりもしたいですね！