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思い出のビールってありますか?
人それぞれ浮かぶ画は違うと思いますが、そのとき飲んだビールやシチュエーションなどの思い出は、きらきらと輝いているのではないでしょうか。
筆者の思い出のビールは、初めて飲んだ「ザ・プレミアム・モルツ」(以下、プレモル)。実は初めてビールがおいしいと感じたのがこのときで、プレモルの缶を開けるたび、味わうたびにそのときの情景が頭に浮かびます。
そんな「ザ・プレミアム・モルツ」が、2023年2月28日(火)より中味・パッケージ共にリニューアルして新発売されます。
これまでに何度もリニューアルを重ねてきたプレモル。今回サントリーの担当者にお話を伺うことで、リニューアルの理由やつくり手の想いを知ることができ、プレモルの魅力をより知ることができました。
さらに、ビール専門家と新旧プレモル飲み比べを実施。プレモルの魅力や、実際どう変わったのかなど深掘りしました!
もくじ
・プレモルが時代に合わせてリニューアル・ビールのプロが新旧プレモルを徹底比較!
・時代に合わせた“新プレミアム創造”って?“中の人”に聞いてみた
・新〈ジャパニーズエール〉香るエール、マスターズドリームも続々と登場
プレモルが時代に合わせてリニューアル
サントリー(株)が、2月28日(火)より全国で発売する、新しい「ザ・プレミアム・モルツ」。
これまでにも、一部使用してきた「ダイヤモンド麦芽」を、「磨きダイヤモンド麦芽」に進化させ、「ザ・プレミアム・モルツ」の特長である“華やかな香り”や“深いコク”がより上質に、一層鮮やかに仕上がりました。
また、パッケージにも変化が。2003年の発売以降変わらず配置されていたタンブラーグラスが、しなやかな曲線を描き斜めに配置され、より洗練・躍動的なイメージに変わりました。
そこで、やはり気になるのが、”何が変わるの?”“正直どうなの?” そこで、ビールのプロに聞いてみました!
ビールのプロが新旧プレモルを徹底比較!
ビールのプロ、ビアソムリエであり飲料専門家の江沢貴弘さんをお招きし、新旧プレモルを飲み比べてみました!
江沢貴弘(ビアソムリエ/飲料専門家)
飲料・食品企業の商品開発、ペアリング提案、イベント監修を行う。(一社)ジャパンビアソムリエ協会理事、1895年ドイツ創業の名門「Doemes醸造学校」認定、国際資格ディプロムビアソムリエを発行。カクテルコンテスト優勝など、複数の受賞実績があり、審査員、世界大会の日本代表選考責任者を務める。
■一般社団法人ジャパンビアソムリエ協会
https://www.beersom.com/
■ビアソムリエ/飲料専門家
https://takahiro-ezawa.com/
飲料・食品企業の商品開発、ペアリング提案、イベント監修を行う。(一社)ジャパンビアソムリエ協会理事、1895年ドイツ創業の名門「Doemes醸造学校」認定、国際資格ディプロムビアソムリエを発行。カクテルコンテスト優勝など、複数の受賞実績があり、審査員、世界大会の日本代表選考責任者を務める。
■一般社団法人ジャパンビアソムリエ協会
https://www.beersom.com/
■ビアソムリエ/飲料専門家
https://takahiro-ezawa.com/
ー「ザ・プレミアム・モルツ」ってどんな印象ですか?
江沢さん
モルトのコクと、華やかなホップが香るビールだなと思います。新しくなって味わいも香りもどのように変化しているのか楽しみです。
ー以前より華やかな香りに着目していたんですね。ではさっそくこちらが新「ザ・プレミアム・モルツ」です!
江沢さん
まず、缶を開ける前に気付いたのが、パッケージです。今までのものは、グラスが左右対象に配置されていたデザインだと思うのですが、新しい方は斜めに動いてますよね。
ーえ…本当だ…!グラスのデザインが無くなったと思っていたのですが、斜めになっていたんだ…!
実際、“プレミアム”のイメージは「装飾的」「重厚」なものから、「洗練」「しなやか」「躍動的」といった捉え方に変化しているとのこと。それに伴い、新しいプレモルのパッケージでは、タンブラーグラスを傾けた、よりビールを飲む幸せな瞬間に近い状態が表現されているそう。
江沢さん
そもそも、パッケージにグラスが描かれていることにも意図を感じます。このタンブラーグラスは、傾斜が外側に開いていることで舌の上に乗るようにビールが流れこんでくるので、味わいを感じやすく、より上質なモルトを楽しんでくださいねというメッセージかなと思っています。
ーもう一か所大きく変化したのが、この青いプルタブですね。
江沢さん
まず色を付けることで、そこに意識が向くと思います。この青いプルタブを開けた瞬間、華やかな香りを感じますよね。
開けた瞬間に変わる何かがあるって注目させているような。香った瞬間にリラックスしたりリセットしたり、何か記憶が蘇ってきたり。その世界に入れるスイッチのようだなと思いました。
開けた瞬間に変わる何かがあるって注目させているような。香った瞬間にリラックスしたりリセットしたり、何か記憶が蘇ってきたり。その世界に入れるスイッチのようだなと思いました。
ー缶を開ける前からすでにたくさんの進化ポイントを発見していただきましたが、さっそく新旧飲み比べしてみましょう!
江沢さん
プシュっと缶を開けた瞬間、ふくよかなモルトの香りを感じます。時間が経つにつれてホップ由来のハーバルやフローラル、そして爽やかなシトラスの香りが広がっていきますね。
ー新旧の味を比べるとどうですか?
江沢さん
新しいプレモルは、より厚みのあるモルトの香りを感じます。その奥行きのある香りが、この青いプルタブへの変化と関連する部分なのかなと思いました。
ースイッチですね!
江沢さん
口に含むと、新しいプレモルの方がよりモルト感をしっかり感じます。甘みもあるのですが、ホップがあることですごくバランスが取れている。
甘みを感じた後に引き締めるための苦みが入ることによって、後味が良いですね。香りの段階から広がるモルトの深いコクは、より進化していると思います。
甘みを感じた後に引き締めるための苦みが入ることによって、後味が良いですね。香りの段階から広がるモルトの深いコクは、より進化していると思います。
■幅が広がるペアリング
ー一般的にラガーというビアスタイル(ビールの種類)には、どんな料理が合うのでしょうか?
江沢さん
色が似ているもの同士で合わせるという方法があって、ラガーの黄金の液色には揚げ物と合います。あとは、シンプルな味わいのものや塩とも合いますね。
でも実際に新「ザ・プレミアム・モルツ」を飲んでみると、モルト感がしっかりと感じられるうえに甘みもあるので、もう少ししっかりとした味わいの料理にも合いそうだなと。
でも実際に新「ザ・プレミアム・モルツ」を飲んでみると、モルト感がしっかりと感じられるうえに甘みもあるので、もう少ししっかりとした味わいの料理にも合いそうだなと。
ー香りも華やかですが、どのような料理が合いそうですか?
江沢さん
例えば、ハーバルやフローラルなどの華やかな香りの部分は、シャンパーニュの代替になりそうだと思いつつ、旨みもあるので面白いと思います。
他にも、前菜に使用するビネガーやレモン果汁+塩、オリーブオイルなどの調味料との相性もよいと思います。そして前菜類に多用されるスパイスやハーブ類を使用した料理にも、より複合的な楽しい影響を及ぼすんじゃないかな。
他にも、前菜に使用するビネガーやレモン果汁+塩、オリーブオイルなどの調味料との相性もよいと思います。そして前菜類に多用されるスパイスやハーブ類を使用した料理にも、より複合的な楽しい影響を及ぼすんじゃないかな。
ーあ〜今、鶏肉の香草焼きが頭に浮かびました!
江沢さん
洗練さとしなやかさはシンプルな天ぷらとも相性が良いと思います。しっかりとした味わいとホップのハーバルな香りなど複合的な要素は、フィッシュアンドチップスからスパイスを複合した味わいのフライドチキンとも合いそうです。
前菜からしっかりとした味わいの料理まで幅広く網羅してくれて、プレモルを一緒に飲むことで、その料理を軽やかに演出してくれるのではないかなと思いました。
前菜からしっかりとした味わいの料理まで幅広く網羅してくれて、プレモルを一緒に飲むことで、その料理を軽やかに演出してくれるのではないかなと思いました。
■味わいながら自分の時間をどう楽しむか
ー味わいや香りを踏まえて、新しい「ザ・プレミアム・モルツ」はどのように楽しめそうですか?
江沢さん
仕事や忙しかった後など、プシュッと缶を開けた瞬間から、華やかな香りでリフレッシュできると思うのです。
だた、そのときに飲むビールって、最初の一口こそ喉ごしを楽しむかもしれませんが、その後はゆったりと味わって飲みませんか? となると、プレモルってしっかりとしたモルト感があることで、味わいながら自分の時間を楽しめると思います。
だた、そのときに飲むビールって、最初の一口こそ喉ごしを楽しむかもしれませんが、その後はゆったりと味わって飲みませんか? となると、プレモルってしっかりとしたモルト感があることで、味わいながら自分の時間を楽しめると思います。
ーなるほど!私の場合だと、ライティングの仕事を終えたあと、心も体も開放されたあとに飲んだら最高に楽しめそうだなと思いました。江沢さんはどうですか?
江沢さん
個人的には、仕事で帰った日よりも、仕事を終えた次の日、休みの日に明るいうちから飲みたいです。
太陽の下で「仕事全部終わった〜!今日をどう楽しもう」ってプシュッと開けて、「いい香りだな〜うまいな〜」って、ホップの良質な香りに包まれながら楽しむと、その日一日、良い日になりそう。
太陽の下で「仕事全部終わった〜!今日をどう楽しもう」ってプシュッと開けて、「いい香りだな〜うまいな〜」って、ホップの良質な香りに包まれながら楽しむと、その日一日、良い日になりそう。
“プレミアム” という名前にふさわしい洗練されたバランスの良い味わいに舌鼓をうちつつ、「紺と金色のパッケージも爽やかで、見た目から香りから味わいまで気持ちを高揚させてくれる1本」だと江沢さん。たくさんお話を聞いて、もうこれは実際に新旧飲み比べをしたくなりますね。
時代に合わせた“新プレミアム創造”って?“中の人”に聞いてみた
ビールのプロに魅力をたっぷり伺ったところで、新「ザ・プレミアム・モルツ」のブランドマーケティング担当の五百竹雄貴さん、中味開発担当の兼城賢二さんにお話を伺いました!
- 五百竹雄貴(いおたけ ゆうき)さん
サントリー株式会社 ビールカンパニー マーケティング本部 プレミアム戦略部
2012年サントリー入社。ビール事業部に配属後、『金麦』や『オールフリー』、『ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム』『同〈香る〉エール』に携わり、2019年より『ザ・プレミアム・モルツ』を担当。
- 兼城賢二(かねしろ けんじ)さん
サントリー株式会社 ビールカンパニー 生産研究本部 商品開発研究部
2010年サントリー入社。ビール事業部商品開発研究部に配属後、群馬ビール工場での生産・品質管理や製麦工場勤務などを経験し、今回の『ザ・プレミアム・モルツ』リニューアルを担当。
“新プレミアム創造”と謳いこのたび新しく発売される新「ザ・プレミアム・モルツ」。リニューアルにあたって、実はお客様の生の声からリニューアルコンセプトの気づきを得たのだそう。
五百竹さん
2010年頃に行った「金曜日はプレモルの日」プロモーションがお客様に好評だったことが記憶にあったのですが、今回改めて、プレモルを飲む方、飲まない方にインタビューの場を設けてお話を聞くと、“ご褒美”として飲んでいる方も「金曜日や仕事終わりに限ったものじゃない」ということに気づきました。
土曜日夜の自分時間や、日曜日の夕方に翌日頑張る活力のためなど、“ご褒美として飲むシーンが多様化してきている”と感じました。そこで、“頑張る人のご褒美”という価値は変えず「仕事も生活も両立する、ワークもライフもアクティブなお客様」により合うように変化させたいと思いました。
土曜日夜の自分時間や、日曜日の夕方に翌日頑張る活力のためなど、“ご褒美として飲むシーンが多様化してきている”と感じました。そこで、“頑張る人のご褒美”という価値は変えず「仕事も生活も両立する、ワークもライフもアクティブなお客様」により合うように変化させたいと思いました。
■変えたもの、変えなかったもの
(左が旧プレモル、右が新プレモル)
その後に進めたのが、パッケージデザイン。2003年に初めて発売されてからずっと変わらなかった“ある部分”も変化しました。
五百竹さん
昔は「プレミアム」と聞くと「ゴージャス」「豪勢」というイメージでしたが、最近は高級ブランドのバッグやデザインを見ても洗練され、シンプルになっていると感じたことが入り口でした。
パッケージデザインを社内で検討した際、発売から20年も経っているので、変えちゃいけないものってあるよねと話したのです。それが、
・金と紺色を使う
・ロゴを3段で表現する
・タンブラーシェイプ
の3つでした。
パッケージデザインを社内で検討した際、発売から20年も経っているので、変えちゃいけないものってあるよねと話したのです。それが、
・金と紺色を使う
・ロゴを3段で表現する
・タンブラーシェイプ
の3つでした。
デザインについてはお客様にもいろいろ話を聞いたそう。すると…
五百竹さん
200種類ほどの試作をつくり検証した結果、「3段のロゴ」と「金と紺」を変えると、プレモルのアイデンティティを失ってしまうという気づきがありました。
ただ、左右対称の「タンブラーシェイプ」に関しては、「プレモルにはおしゃれでしなやかな曲線がある」というイメージを大切にできれば、形を変えても大丈夫と気づくこともできました。結果、タンブラーグラスを傾けて、しなやかな上質感と、ビールを飲む幸せな瞬間のイメージを表現してみたのです。
ただ、左右対称の「タンブラーシェイプ」に関しては、「プレモルにはおしゃれでしなやかな曲線がある」というイメージを大切にできれば、形を変えても大丈夫と気づくこともできました。結果、タンブラーグラスを傾けて、しなやかな上質感と、ビールを飲む幸せな瞬間のイメージを表現してみたのです。
■事前の味わい調査は行わない
次は、プレモルの中味。デザインに関してはお客様から意見を聞きますが、味わいの事前の調査は行わないのだそう。
五百竹さん
プレモルのおもしろいところのひとつなのですが、中味に関して事前調査は行いません。それは、プレモルは、醸造家の「世界最高峰のおいしいビールをつくる」という夢を実現させるために、志をもってつくり込んでいるビールだからです。
そして、今回のリニューアルでは、“しなやかさ”や“プレモルらしさ”を踏襲しつつ、より「香り」に着目してもらえるものをつくり上げたそう。
兼城さん
お客様にとっての「プレミアム」の価値も時代とともに変化していくなかで、プレモルの特長である華やかな香りをより膨らませることで、目指す中味に近づけられるのではと考えました。
デザインと同じようにプレモルの価値を残しながらも、いかにおいしく進化させるか、香りをたたせながら何杯飲んでも飲み飽きない味わいを出せるかを考えて味づくりをしていったそう。その理想を実現するために採用したのが「磨きダイヤモンド麦芽」でした。
※写真はイメージです。
兼城さん
ダイヤモンド麦芽には深いコクを付与するタンパク質が豊富に含まれていて、これまでもキーとなる原料として、一部使っていたのですが、あえて麦芽の皮の部分を取り除いた「磨きダイヤモンド麦芽」にしたらどうかと考えたのがはじまりでした。
穀物の香りはビールの味と香りに重要なものであるのですが、研究を進めていく中で、ダイヤモンド麦芽は麦の香りが強い特性があることがわかってきました。この麦の香りをコントロールすることを目指して研究を進めている中で、麦の香りの成分は麦芽の皮の部分に多く存在し、それだけを取り除くことができれば、深いコクと華やかな香りをより上質にできることがわかりました。
磨いてうまくコントロールすることで、プレモルならではの価値である香りをたたせながら、深いコクも感じられる味わいに仕上がり、上質さも維持できたと思っています。
穀物の香りはビールの味と香りに重要なものであるのですが、研究を進めていく中で、ダイヤモンド麦芽は麦の香りが強い特性があることがわかってきました。この麦の香りをコントロールすることを目指して研究を進めている中で、麦の香りの成分は麦芽の皮の部分に多く存在し、それだけを取り除くことができれば、深いコクと華やかな香りをより上質にできることがわかりました。
磨いてうまくコントロールすることで、プレモルならではの価値である香りをたたせながら、深いコクも感じられる味わいに仕上がり、上質さも維持できたと思っています。
新プレモルをつくるうえで欠かせない磨きダイヤモンド麦芽ですが、ダイヤモンド麦芽は、一般的なヨーロッパ産のビール麦芽に比べてコクに寄与するタンパク質が豊富に含まれており、構造的にでんぷんと絡み合っています。そのため、手間と時間をかけてタンパク質を引き出す必要があります。その味わいを十分引き出すため、ダブルデコクション製法を採用しています。
兼城さん
ダブルデコクション製法は、仕込工程で、麦汁の温度を上げながら、仕込釜で麦汁の一部を2回煮出す製法です。2回行うことで手間もかかりますが、ダイヤモンド麦芽の力を十分に引き出し、深いコクを実現するためには欠かせない工程です。
また、プレモルの上質で華やかな香りを引き出すため、アロマリッチホッピング製法を採用。華やかな香りと良質な苦味を実現するため、麦汁を煮沸する際、煮沸開始直後にはアロマホップだけを使用し、仕上げにファインアロマホップを投入する製法ですが、ホップを投入するタイミングによって香りに違いがあらわれるそうです。
※写真はイメージです。
兼城さん
ファインアロマホップはホップの中でもより香りの質が良く苦味も穏やかなものです。煮沸終了前後の最適なタイミングで入れることで、上質で華やかな香りを引き出しています。
※ダブルデコクション製法、アロマリッチホッピング製法は今回のリニューアル以前から採用しています。
■「変えてくれるな」を上回りたい
進化を続けている「ザ・プレミアム・モルツ」。お話を聞きながら、中味への強いこだわりを感じると共に、長く販売し続けているからこそ根強いファンも多く、味わいの変化については多くの意見が寄せられ、変えることに勇気がいるのではないかと思いました。
兼城さん
実はその通りで、社内でも「今のプレモルが好きだ」という人も多く、「変えてくれるな」という意見が出ることもあります。ただ、現状維持のままではお客様の期待にこたえ続けられないのではないかと思っています。
お客様の嗜好はどんどん多様化していますし、おいしいものが、おいしくあり続けるためには、日々良くしようという努力の積み重ねこそが大切なのではないかと、我々つくり手の間でも話しています。だから、「変えてくれるな」という意見に対し、いかにおいしさで上回ることができるか。お客様に更においしくなったと言って頂きたい、と思いながら常にトライし続けています。
お客様の嗜好はどんどん多様化していますし、おいしいものが、おいしくあり続けるためには、日々良くしようという努力の積み重ねこそが大切なのではないかと、我々つくり手の間でも話しています。だから、「変えてくれるな」という意見に対し、いかにおいしさで上回ることができるか。お客様に更においしくなったと言って頂きたい、と思いながら常にトライし続けています。
五百竹さん
コンセプトづくりやパッケージの変更もそうですね。時代も変わり、お客様の生活や価値観も変わっているからこそ、今の時代に合ったご褒美像を反映させ、更によいものにすることは難しかったですね。
兼城さん
味づくりの難しさでいうと、磨きダイヤモンド麦芽を使って香りをたたせたときに、我々の理想とする味わいと香りのバランスを実現することに苦労しました。妥協せず、何度も何度も改良を重ねて理想のバランスを実現しました。間違いなく以前と比べて、香りの違いはわかっていただけると思います。より華やかで鮮やかなプレモルの特徴的な香りをぜひ感じていただきたいです。
■ビールと過ごす豊かな時間を
五百竹さん
プレモルは、発売時からずっと「ビールと一緒に豊かな時間を過ごす方を増やしたい」という想いを込めてつくられています。ですので、ちょっと良いことがあった日や、頑張ったあとのご褒美など、何か自分にとって気分の高揚するシーンに、ぜひプレモルを飲んでいただきたいと思っています。
「仕事帰りに、毎日あえてコンビニに寄り、プレモルを一缶買って帰るのが楽しみ」という方もいらっしゃったり。自分の人生の中でメリハリをつけて、リラックスやリフレッシュできるタイミングに、プレモルが寄り添える存在であればと思いますね。
「仕事帰りに、毎日あえてコンビニに寄り、プレモルを一缶買って帰るのが楽しみ」という方もいらっしゃったり。自分の人生の中でメリハリをつけて、リラックスやリフレッシュできるタイミングに、プレモルが寄り添える存在であればと思いますね。
またご自身で楽しみたいシーンについても伺いました。
五百竹さん
今回「頑張る人のご褒美ビール」を考えているとき、自分にも置き換えて考えていました。私には子供が2人いますがまだ小さいので、寝かしつけをして、仕事を片付けて・・となると、夜10時ぐらいが自分の時間を楽しめるタイミング。そんな時に、じっくり味わいたいですね。せっかくだったらグラスに注いで、神泡サーバーで丁寧に泡をつくって飲みたいです。
兼城さん
我々つくり手は、平日の昼から官能評価で飲むことがありますが、やはり家に帰ってから、プライベートな時間に飲む一杯のおいしさは格別です。特に1日の仕事のあと、それも、飲みたい気持ちを抑えて、お風呂上がりにじっくり味わって飲みたいですね。「今日も頑張ってよかったな」って心の底からビールを楽しみたいです。
「プレモルは泡もおいしいので、ぜひグラスに注いで楽しんでください」というおふたり。最後に新「ザ・プレミアム・モルツ」発売開始にあたって、意気込みを伺いました。
兼城さん
ぜひ新しくなったプレモルの華やかな香りを楽しみつつ、味わっていただけると嬉しいです。また、プレモルのおいしさは、どこまでいっても完成はないという想いで進化を続けていきますので、これからも日々、努力とチャレンジを大切にしていきたいです。
五百竹さん
お客様にビールと一緒に豊かな時間を過ごしていただけるように、引き続き様々なご提案をしていきたいなと思っています。また、豊かな時間のひとつとしての飲食店で飲むビールは間違いないと思います。感染対策にも気をつけていただきながら飲食店でもぜひ新しいプレモルを楽しんでいただきたいです。
新〈ジャパニーズエール〉香るエール、マスターズドリームも続々と登場
「ザ・プレミアム・モルツ」と同日に「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉香るエール」も新発売。3月28日(火)には、「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」の缶が発売されます。
「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉香るエール」は、「ザ・プレミアム・モルツ」にも採用している「磨きダイヤモンド麦芽」を一部使用し、みずみずしい香りがより一層鮮やかに。パッケージも同じく、グラスが傾いた、より幸せな瞬間に近いパッケージに進化。
「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」は、飲食店を中心に樽生で展開し愛されてきた味わいを、缶で楽しめます。
「ザ・プレミアム・モルツ」とあわせて、「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉香るエール」「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」も一緒に並べて味わいたいですね。
今回のリニューアルに向けて、約3年間検討を重ねて完成したという新「ザ・プレミアム・モルツ」。「醸造家が思う最高峰のビールを届ける」という確固たる自信がこめられていました。
現状に甘んじず、より高みを目指して挑戦を続ける姿には頭が上がりません。
おいしさを提供し続けるために、変わるもの、変わらないものを検討しながら、その時代に生きる人に寄り添ってくれる「ザ・プレミアム・モルツ」。私の思い出の中のプレモルも同様に、その時の時間を豊かにしてくれ、何年経ってもきらきらとした思い出になっているのはまぎれもない事実です。
何年もの時を超えてプレモルに関わる人たちの想いに触れたことで、あのとき初めておいしいと感じたビールもまた、同じ想いでつくられていたのかと思ったら、「おいしい!」と感じるのは必然だったのかも、と感じざるをえませんでした。
『ザ・プレミアム・モルツ』
- 〇リニューアル発売日:2023年2月28日(火)
- 〇アルコール度数:5.5%
- 〇販売地域:全国
- 〇URL:http://suntory.jp/PREMIUM/