一昨日はサッカー ワールドカップブラジル大会出場が見事、ホームで決まりましたね!!
みなさんもビール片手にサッカー観戦を楽しめましたか??
さすが、本田選手!!いつかは決めてくれると思っていました。
本田選手だけでなく、今までにも日本から海外へと移籍する選手は数多くいましたが、サッカーとビールの関係、海外ではかなり根強いものがあります。
日本でもお酒や焼酎という、自国の酒類がありながらも、サッカー観戦とビールの関係はどのスポーツと酒類よりも根強い結びつきを感じるのではないでしょうか。
実際、全国のスポーツバーでは多くの方(最近は女性も多いですよね!)がビールとサッカー観戦の組み合わせを楽しんだのでは??
今日はそんな、サッカーを通して楽しむビールについて、ご紹介したいと思います。
特に関係が強いのがやはりビール大国でありサッカー大国としても言わずと知れたドイツ、イギリスでしょうか。
◯サッカー発祥の地、イギリスでは…
エールという上面発酵のビール発祥の地でもあり、パブで香り高いエールを思い思いに楽しむイメージが強いですが、サッカー観戦の時は思いの外ラガーも人気!!
地方にもよるけれど、"パブ観戦の時はラガーをパイントで"(1パイントは570mlくらいありなかなかの量)というのが主流。
スタジアムに行く前も"パブでとりあえず一杯やってから"というのがお決まり。
スタジアムで観戦の場合は大手ビール会社がスポンサードしている場合も多く、
会場でも売っているけれど、フーリガン防止のためか、座席までは持ち込めないようです。
余談ですが、イギリスのパブでサッカー&ビールを楽しみたい方はパブのお客さんがどこのチームを応援するのか空気を読むのを忘れずに!!
見誤ると血を見る可能性も(笑)
◯言わずと知れたビール大国、ドイツでは…
日本の地酒のような感覚で各地では各地のビールを飲むのが主流。
各地域ではビール会社も多いけれどサッカーチームも多い。
それぞれ、ブンデスリーガの各チームはそのほとんどが各地域のビールメーカーからスポンサードされているのです。
言わば各チームのオフィシャルビールと言ったところ。少しだけ覗いてみると…
・バイエルン ミュンヘン
ドイツでも古豪のサッカーチーム バイエルン ミュンヘンはエルディンガー・ヴァスブロイ がスポンサード。昨年まで宇佐美貴史選手が所属していましたね!!チーム名とメーカー名の両方のロゴが入った、ビール好きなバイエルンファンには魅惑のグラスも有り❤
・シュトゥットガルト
南部の大都市、シュトゥットガルトには岡崎真司属するVfBシュトゥットガルトがありますが、こちらはジュヴァーベンブロイがスポンサード。
・ゲルゼンキルヒェン
ゲルゼンキルヒェンの一地区にある内田篤人所属するシャルケ04は05/06シーズンからビールメーカーのヴェルティンスがスタジアムのネーミングライツを取得。なんと、5kmに渡るビール専用のパイプラインがスタジアム内に張り巡らされていたりしちゃうのです!!さすがはドイツ!!
◯カルチョの国、イタリアでは
もう一つのサッカー大国、イタリアでは、ビールよりもどちらかというとワインが有名。それでも、やはりサッカー観戦のときはビールの出番のようです。
お店で騒ぎながらというよりはスーパーでビールを買い込んで、気のおけないなかまたと宅飲みしながら観戦が定番スタイル。
7年くらい前から密かにクラフトビールが造りが盛んになり始めたイタリアですが、実は老舗もあるのです。イタリアに行ったらぜひチェックしたいと思っているのが、モレッティ社のLA ROSSAというビール。
モレッティがあるのが、ベネチアの北部、フリウリ ヴェネツィア ジューリア州ウーディネ県だから、パルマに並ぶ有名な生ハム、サンダニエーレの生ハムと合わせて楽しむのが粋な組み合わせかもしれませんね♫
◯我らが日本では…
大手キリンがサッカー日本代表チームをスポンサードしたり、キリンカップを主催している日本。各チームのスポンサーにもほとんどどこかの大手がついています。
各チーム、ドイツのように地元ビールとの接点はないのか?と調べたところ、ありましたよ、頑張っているクラフトビールメーカーが。
湘南ベルマーレのスポンサーをするのが、神奈川の老舗ブルワリー、サンクトガーレン醸造所。
地元神奈川のの湘南ゴールドを使用したオフィシャルビールにはベルマーレのロゴがあしらわれています。しかも、ベルマーレタンブラーの持参でドラフトが割引に!!地元感が出ていてワクワクしますね。
今回、各国のサッカー観戦とビールの事情について覗いてみましたが、それぞれの国でお国柄、地域柄が出ていて面白いですね!!
各国のビールがいかにその国の文化と密接な関係なのかということが分かります。
日本では現在、こどもの夢を奪うからと禁止されていた酒類の胸ロゴも解禁に向けて審議されているとか…
是か否かは賛否両論だとは思いますが、スポンサー集めに苦労するのはどこの業界も同じようです。
日本のこれからのクラフトビールはJリーグを救うのか?!
それくらいにサッカーとともに日本のクラフトビール界も盛り上がるといいですね。
瀬尾 裕樹子