私たちが普段購入するフルーツたちは傷もなく綺麗なものばかり。しかしその裏には、味は何ら変わらずに美味しいのに少し傷があるだけで市場に出回らずに廃棄されてしまっているフルーツがたくさんあります。
今回はそんな問題に着目した、訳ありの桃をふんだんに使用したリアルな桃感たっぷりのビールのご紹介!
サンクトガーレン有限会社(以下、サンクトガーレン)は、7種類の訳あり桃を使用した『7種の桃のエール』を10月27日(水)に発売しました。
訳あり桃を使用したビールは販売を始めて10年
サンクトガーレンでは、訳あり桃を使用したビールを2011年から不定期に販売。当初は樽生限定の販売から始まり、2016年からは毎年横浜の赤レンガ倉庫で開催されている「横浜オクトーバーフェスト」限定ビールとして販売していました。
新型コロナウイルスの影響により昨年に引き続いてイベントが中止となってしまったため、今年も瓶での販売を決定。会場に行かなくてもお家で楽しめるのは嬉しい!
7種の訳あり桃を使用!フードロス問題に貢献
訳あり桃を使用している関係で、毎回使用されている桃の品種が異なります。今回発売の「7種の桃エール」には、白凰・夢しずく・あかつき・まどか・川中島・ゆうぞら・さくらを使用。桃は種と皮を取り除きピューレ状に加工してから、ビールのベースとなる麦汁に投入しています。
毎回、見た目などに難があり一般販売できないものを使用していますが、今年は特に長雨・日照不足の影響で綺麗に色付かなかった色ムラ、色薄の桃が多く出てしまったそう。
ほとんど餌にするか破棄するかしか道がなかった桃たちが、ビールの材料として活用されることは、農家の方達にとっても嬉しいこと。
ビールを造る側も原材料費を抑えて質の良い材料を贅沢に使用できる、そして私たちも果実たっぷりの美味しいビールを手頃に楽しめる、まさにみんなが嬉しい取り組みです。
桃特有の風味を引き出したリアルで濃厚な味わい
桃は500kgたっぷり使用することで、香料に頼らずとも桃本来の香りや味をしっかりと引き出した、リアルな桃感溢れるビールに。ビールを注いだ時に漂う香りも切り立ての桃のようなジューシーさがあります。
ただ甘いだけでなくて、桃特有のタネの周りの酸味も再現されているので、本当に桃を丸かじりしているかのような味わいです。
一緒に食べたいおつまみは?
枝豆とサーモンのカッテージチーズ和え
クセのないカッテージチーズと、塩気の効いた枝豆とサーモンを合わせた、彩りも抜群のおしゃれなおつまみ。桃感溢れる「7種の桃のエール」と合わせたら、爽やで優しい味わいが楽しめそうです!
つくり方を見る!
桃以外にもサンクトガーレンは様々な「傷あり果物」に着目し、その美味しさをしっかり引き出したビールを造ってきました。
これまで販売してきたのは、傷オレンジを使ったビール『湘南ゴールド』、傷リンゴを使った『アップルシナモンエール 』、傷梨を使ったビール『和梨のヴァイツェン』などなど、一年を通して様々な傷あり果物のビールを販売しています。
これからもどんな傷ありフルーツたちを活かしたビールが飲めるのか楽しみです!
『7種の桃のエール』
- 〇発売日:2021年10月27日(水)
〇ビアスタイル:フルーツビール
〇アルコール度数:5.5%
〇原材料:麦芽、ホップ、桃
〇容量:330ml
〇価格:希望小売価格 506円(税込)
〇販売場所:直営オンラインショップ、京王百貨店 新宿店、日本橋三越本店、東武百貨店 池袋店、髙島屋(新宿店、京都店、大阪店、泉北店)ほか
〇URL:https://www.sanktgallenbrewery.com/peach/
〇醸造所:サンクトガーレン有限会社