昨今のクラフトビールブームにより、コンビニやスーパーでもクラフトビールを見かけることが多くなりました。47都道府県のなかで唯一ブルワリーがなかった長崎県にも今年ブルワリーが誕生したことで、またさらに国産クラフトビールが一つの文化として広がりつつあります。
そんな日本のクラフトビールに面白さと希少さを見出し、国産にこだわったクラフトビールを取り揃えているのが、東京・人形町にある「NUMBER6」。
今回は、人や土地など、“繋がり”をとても大切にしているダイニングカフェバー「NUMBER6」をご紹介します。
もくじ
・レンガづくりの建物が目印!・コンセプトは「地方と東京と海外を繋ぐ」
・「ビールはすべて国産」にこだわる
・日本各地の選りすぐりの一杯
・お料理にも“和”のテイストを
・お客さんを元気づける存在でありたい
レンガづくりの建物が目印!コーヒーとクラフトビールを楽しむお店
NUMBER6は都営地下鉄浅草線、東京メトロ日比谷線人形町駅から徒歩4分のところにある、レンガ調の隠れ家風な外観が特徴のダイニングカフェバーです。
店内はインダストリアルな雰囲気で、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごせます。
初めはコーヒーの香りがするおしゃれなお店を目指して構想を練っていた関口さん。しかし、それだけではありきたりと思っていた時に、関口さんが働いていたクラフトビールレストランで国産クラフトビールに出逢います。その土地の名産品などを用いて造られている国産クラフトビールに、「日本をそのまま表現していて、自由度の高い面白いビールだ」と思ったそうです。
さらに、「コーヒーとクラフトビールは合うのでは」とインスピレーションを感じ、2019年5月にコーヒーとクラフトビールの飲めるお店としてオープンしました。
お店のコンセプトは「地方と東京と海外を繋ぐ」
関口さんは以前アメリカにいた時に外側から日本を見ることができたそうで、「日本はもっとかっこいいところが沢山ある」と改めて感じたのだとか。そして、これからの日本を担う人たちや外国人の方々にももっと日本の良さを伝えていきたいと思ったそうです。
また、関口さんは群馬県桐生市の出身。地元の過疎化が進んでおり「地方が元気にならないと、日本はこの先絶対元気にならない」と感じていて、なんとか地方創生に一役買えたらとの想いがありました。
そこでお店のラインナップを“国産”にこだわることで、東京から地方を応援する、それが上京されている地方出身者の方の落ち着ける空間となり、また外国人の方へのプロモーションにも繋がるといいます。
ビールはすべて国産にこだわったラインナップ
お店の名前の由来にもなっている6タップはすべて国産樽生クラフトビール。日本全国のクラフトビールから関口さんが面白いなと思ったものを、常に入れ替えて提供しています。
早いときには2日、平均5日ほどで入れ替わるので、訪れるたびに新しいビールに出会うことが出来るのも魅力の一つ。
ビアスタイルはそれぞれのタップで1、2番はIPA。3番はペールエールやラガーなどのオーソドックスなスタイルを。4番は小麦を使った白ビール系、5番はフルーツ系や色味が面白いビール。6番は黒ビール系を入れるようにセレクトしています。
この日のラインナップはこちら。
・カンパイ!ブルーイング(東京)
『うらはら坂Hazy IPA』
・カンパイ!ブルーイング(東京)
『軽子坂IPA』
・二兎醸造(滋賀)
『サマーエール』
・アウトサイダーブルーイング(山梨)
『ダーケストビフォアザドーン』
・うしとらブルワリー(栃木)
『Pink!かるてっと♪』
・ノムクラフトブルーイング(和歌山)
『光と影』
日本のさまざまな地域からビールが届けられていることがわかる日本地図も、わかりやすくとってもおしゃれ。「NUMBER6」で当日飲めるラインナップは、ビールサービス「BEER ON TAP」で毎日確認することができます。
提供サイズはハーフパイント(税込700円〜)、パイント(税込1,200円〜)の2サイズ。また飲み比べのできるビアフライト(3種税込1,100円、6種税込1,700円)もあります。(銘柄により価格変動あり)
また、お店だけでなく、自宅までクラフトビールの楽しさを持ち帰って欲しいと、店内の冷蔵庫には缶やボトルビールが常時35種類前後置かれています。
こちらも常に新しい種類を入れ替えて販売されているそうで、どれをお持ち帰りしようか迷ってしまいそう。
さらに、お持ち帰り用のビールとしてだけではなく、+200円で店内で飲むことも可能。また、タップで提供されているビールもお持ち帰りができます(グラウラーなど容器持参は−100円)
NUMBER6のロゴが描かれたオリジナルグラウラーも販売しています。
まだグラウラーをお持ちでない方はこちらでゲットしつつ、ビールを持ち帰るもよし。もちろん、グラウラーを持参してビールを持ち帰るもよし。
グラウラーはひとつあるだけで、楽しめるビールの幅も広がるので、ビール好きな方にはおすすめのビールグッズです。
日本各地の選りすぐりの一杯
この日のおすすめのビールを関口さんに選んで頂きました。『軽子坂IPA』カンパイ!ブルーイング(東京)(パイント税込1,300円)
柑橘系の爽やかな香りとホップの苦みがバランスよく味わえるアメリカンIPA。お肉料理にぴったりな王道ビールとのこと。
また、2021年5月に2周年を迎えたNUMBER6。その2周年を記念して山梨のアウトサイダーブルーイングとのコラボレーションで造られたビールが現在提供中とのことでいただいてみました!
『ダーケストビフォアザドーン』アウトサイダーブルーイング(ハーフパイント税込700円)
以前、アウトサイダーブルーイングの限定ビールとして提供されていた、「ジャズを聴きながら飲めるような大人っぽいベルジャンダークエール」に魅了された関口さんが、ブルワーさんと相談を重ね、出来上がったベルジャンコーヒーダークエール。NUMBER6といえばコーヒー!ということでコーヒー豆が使用されています。
2周年記念ビールは10月ぐらいまでは飲めるそうです。気になる方はお早めに。
お料理にも“和”のテイストを
お料理もどこかに必ず日本ならではの“和”の要素を入れたいというこだわりから、メニューにはうずらの煮卵(税込300円)やモツ煮込み(税込500円)など、慣れ親しんだ名前も並びます。今回は、関口さんが今おすすめしたいビールに合うお料理をご紹介していただきました。
塩麹ジャークチキン(税込1,000円)
ジャークチキンには和の要素として塩麹を使用し、しっかりと漬け込んでいるそう。そのおかげでお肉はとても柔らかく、スパイシーな味付けが程よい苦みのIPAにとてもよく合い、あとひく美味しさです。
付け合わせのポテトは、熱風で焼き上げる「コンベクションオーブン」を使用した揚げていないポテト。油で揚げたポテトと比べて、少し柔らかく優しさを感じる一品です。
単品でも販売している「フライドポテト」(税込500円)も同じく油で揚げておらず、季節ごとに味わいが変わる一品。つい手が伸びるポテトの味変も、お店を訪れる楽しみのひとつになりそうです。
来てくれるお客さんを元気づける存在でありたい
地域の方や来てくれるお客さんが元気であって欲しい、という想いからどんな時でもお店の明かりは灯していたい、と関口さん。来てくれる方には必ず一言二言お声をかけるなど、コミュニケーションも大切にされていて、クラフトビールについてわからないことも、一つずつ丁寧に説明してくださいます。
また、お店のそこかしこで見られるメッセージの数々も、関口さんが人との繋がりをとても大切にされているのを感じます。
すでに国産クラフトビールを知り尽くした方はもちろん、国産クラフトビールが初めての方も自分のお気に入りの一杯を探しに、訪れてみてはいかがでしょうか。
またNUMBER6では、現在スタッフ募集中とのこと!フルタイムもしくはパートタイムで働ける、やる気のある真摯な方をお待ちしています。(2021年9月現在)
今日飲めるビールをチェックする!
NUMBER6
〇住所:東京都中央区日本橋小網町16−3 岩菱ビル1F
〇交通:
都営地下鉄浅草線、東京メトロ日比谷線【人形町駅】A6出口より徒歩4分
東京メトロ半蔵門線【水天宮前駅】8出口より徒歩5分
〇TEL・FAX:03−6661−7009
〇営業時間:
[火〜金]16:00〜23:00
[土日]13:00〜23:00(2021年9月現在)
〇定休日:月曜・祝日
〇座席数:25席
〇支払い形式:カード可、電子マネー可
〇喫煙・禁煙:禁煙
〇公式ホームページ:https://www.number6-tokyo.com
〇Facebook:https://www.facebook.com/NUMBER6TOKYO/
〇Instagram:https://www.instagram.com/number6tokyo/