News [Meet the brewer!!]ブルワーさんに会おう!!3 に行ってきた。

2013/06/15

"百聞は一見に如かず"


 


 

とはよく言ったもので、対人間の場合は特にそうかもしれません。その人のまわりの環境から判断するよりも、実際に会ってみるというのが一番、その人となりが解るというもの。

 

 

 

日本のビールを飲む。


 

その一番の醍醐味は、そのビールの造り手に会えるチャンスが海外の造り手よりも多いことにあるのではないでしょうか?

旅をする、ブルワリーを尋ねる、そのビールができる過程を見る、造り手からお話を聴く。

または都内に年々増えるビアバーで時折開かれるブルワーを囲んでのトークライブへ立ち寄り、いつも飲んでいるビールについてより深く知る。そうやって造り手の熱い思いを聴いて味わうビールはいつもよりもさらに格別だったりします。

 

6月11日火曜日 代々木 19:00、今月でOpen一周年になるWatering Holeさんにて、普段飲みに行くビアバーに造り手自らが来てくれる!!という魅力的なイベントが行われました。

 

[Meet the brewer!!]ブルワーさんに会おう!!3



wh-2l-2

 

 

三回目となるこのイベント、今回は埼玉県小川町にある麦雑穀工房マイクロブルワリー 鈴木等さん・由実子さんご夫妻が登場。

鈴木さんご夫妻で二代目となる、麦雑穀工房の立ちあげから現在までの経緯や豊富なビールの種類などについて語られました。

当日、麦雑穀工房マイクロブルワリーからのビールのラインナップは、

   ◯雑穀ヴァイツェン
   ◯スプリングCATSペールエール
   ◯シトラスヴァイセ
   ◯ブルーベリーヴァイツェン
   ◯山椒ポーター

の5種類。

小川町産の柑橘類(グレープフルーツ果汁、夏みかんピール、はっさくピール、レモンピール)を使用した、豊かな酸味と柑橘香、フルーティな甘味のシトラスヴァイセ。

シトラスヴァイセ

 

 

自家栽培のブルベリーを使用し、ベリーの香りと酸味豊かな小麦のビール、ブルーベリーヴァイツェン。

 

ブルーベリーヴァイツェン


ブルワー鈴木さんが最もチカラの入る、定番ビールの雑穀ヴァイツェン。


雑穀ヴァイツェン


うっかり一口飲んでしまってからでゴメンナサイッo(>_<)o


小麦だけでなくキビやアワなどの雑穀を使用し、さすが、コクや甘味のバランスが秀逸。
全体的にマイルドな発泡でしたが、他のビールに比べてコチラはパンチも効いている印象。


お次、さすがは4種のホップを使用した、ホップの香りと苦味豊かなスプリングCATSペールエール。

スプリングCATSペールエール


若干手元がブレ始めてしまいましたがご了承を♡


猫好きの鈴木夫妻らしく、4種のホップの頭文字はCATS(カスケード・アマリロ・トパーズ・ステラホップ)。


実は鈴木夫妻、猫好きが高じてねこじゃらしエールというビールまで醸造。昨年からは"Beer CATS Project"なるものを立ち上げ、猫の名前をつけたビールやグッズ作りまで行なっています。


ロゴもかわいい♡


427893_228764967251699_1066141247_n


※イラストは同社Hpより借用。

私が到着した時、すでに早く来て飲んでいた方々の分で残念ながら山椒ポーターはすでに売り切れだったので4種類を堪能させて頂きました。

 

っと、この間に・・・。

麦雑穀工房マイクロブルワリーさんでは奥様 由実子さんのお父様で創業者の馬場 勇さんが穀物や野菜を自給しようと小川町に移り住み、採れた麦や雑穀でうどんやパンを作るところからスタート。ビールも同じ原料を使っているというところから、粉物のうどんやパンから製粉の必要のないビール造りへと移っていった歴史が紹介されました。

 

なんと!実は会場には由実子さん手作りのパンも振舞われ、それがとてもとても美味しかったのです♡

tsc_392777802812_605869424

 

しかも天然酵母で作られていて、素朴ながら深い味わい。この左のカンパーニュっぽいパンは特に、素材の味がギュッと詰まった、凝縮された味わいでした。

 

 

また、ビールの原料はできるだけ小川町産や自給にこだわり、年間30前後にも及ぶ種類をリリースしています。それぞれ土地の旬の植物や食材を原料に用い、とても季節感が出るラインナップ。

 

今回頂いた4種はどれも酸味や甘味、ホップの香りや苦味など香りや味は様々でしたが、共通して優しくも個性のある味わい。終始優しい語り口の中にビールへの情熱が感じられる鈴木夫妻ならではのビールだと感じました。

小川町のブルワリーではビールの飲めるパブも付設されています。麦雑穀工房のビールや自家製のパンやお料理、鈴木夫妻の季節感がたっぷり楽しめます。

 

今回、小川町から東京まで足を運んでいただいて、ブルワーの方の世界観を聴きながらビールを飲むという素敵なイベントでしたが、次は是非ブルワリーに行って、その世界に足を踏み入れ実感してきたいものです。

 

そうやって楽しむ日本のクラフトビールはやっぱりいつもよりさらに格別です♡

 

 

瀬尾裕樹子

*********************************************************************************************************************

麦雑穀工房マイクロブルワリー


〒355-0328


埼玉県小川町大塚1151-1


0493-72-5673


info@craft-beer.net

Watering Hole


タルシス リッジブルーイング カンパニー
&ウォータリング ホール
〒151-0051
渋谷区千駄ヶ谷5-26-5-103


03-6380-6115


15:00-23:30(Food L.O.22:30, Drink L.O. 23:00)

\楽しいビール情報が届く/

LINE@

ライターの紹介

アイコン
yucco/ 瀬尾 裕樹子 アドバイザー

某ブルワリーでの勤務経験をきっかけにビール女子を創刊。ビールの多様性を楽しむビール文化を日本に根付かせるため日々奮闘中。

人気ランキング

こちらの記事もおすすめ