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お酒は二十歳になってから。

ビールと一緒に世界の家庭料理を旅しよう! Column 本場ピッツァにぴったり!口当たりいいイタリアンビールとイタリアの家庭料理を召し上がれ!

2015/11/12

ボンジョルノ!年の瀬が近づいてまいりましたね。

KitchHike × ビール女子のコラボ連載も気付けば第 7 弾。今回紹介するのは、イタリアです。

イタリアと言えば、チーズとワイン。まさにゴッドファーザーの世界!そんな国ではたしてビールは浸透しているのでしょうか。いささかの不安は拭えませんが、イタリアにはどんなビールがあるのか、KitchHike 編集部からコイズミが調査してみました!

 


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不動の人気を誇るの3つのイタリアビール


MORETTI(モレッティ)

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モレッティはイタリアで最も古い1859年に創業したクラフトビールメーカーです。

ラベルになっているおじさまは1942年から登場したキャラクター。ブランドのイメージを表現するのにピッタリだったことから、社長自ら写真を撮らせてほしい!とお願いしたという裏話があるそうです

柔和な笑みを浮かべているおじさまよろしく、モレッティビールは苦みが少なくフルーティーな飲み口。とろんとしたに甘みが含まれてトウモロコシ風味が入り交じります。ふんわり女子としては、お風呂上がりに飲みたいところ。

 

 

PERONI(ペローニ)

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正式名称は、「ナストロアズーロペローニ」!

こんなに「エクストリアムパトローナム」的な口に出して言いたくなるビールの名前があったでしょうか。思わずわたくしコイズミは絶叫してしまいました。飛行誘導してくれるかのようにナストロアズーロペローニは、味覚をふわーと夏の朝に連れて行ってくれます。

すん!と凄い速さで喉元を通り過ぎていきます。まるでオリオンビールのような爽やかさ。まさかイタリアに、沖縄の風を感じることができるとは。もしかしたら国民性が似ているのかもしれません。

 

 

MESSINA(メッシーナ)

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メッシーナは、イタリアビールの中でも麦がしっかり主張する、穀物を感じられる仕上がり。苦みが少なく癖のない味わいが広がり、ぬろんと喉元を通り抜けます。

料理の味を邪魔しない、ナイスな引き立て役になりうるので辛いものや味の濃いもののお供にぜひ!誰の話も適度な相槌を打ってくれる、みんなの愛され役のようなビールです。

 

 

KitchHikeの人気イタリア人COOK キアラさんに聞いてみました!


 

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キアラさんのコメント

「ヨーロッパでビールをよく飲む国といえばドイツ、ベルギー、イギリスなどが浮かんでくると思いますが、実はイタリア人もビール好きの人が多いです。もちろんワインも定番のお酒なので、普段は食べ物や機会に合わせてワインかビール、どちらかを選びます。例えば、友達とピッザを食べる時はビールが一般的ですね。イタリアの大手ビールブランドは上記の「モレッティ」や「ペローニ」ですが、最近は地ビールもたくさん出ています。
まぁ、正直なところ、「ペローニ」のような軽いビールより、私はイギリスやアイルランドのコク深いエールの方が好きですけどね。笑」

 

 


 

キアラさんが作るビールにぴったりのイタリア家庭料理!


キアラさんの正直過ぎるコメントに驚いたわけですが、料理や場面に合わせてお酒をたしなむことは大事ですよね。勉強になりました。フィレンツェ郊外出身のキアラさんは、お母さんが作ってくれていたイタリアの郷土料理を作ってくれました。レストランでは出てこない少し珍しい料理も!

フィレンツェやトスカーナ料理も含め、他の地方のエッセンスも加えてアレンジしているのがキアラさん流。イタリアでは家でもコース料理がでることも!前菜、パスタ、リゾット、お肉やお魚料理…豪華な料理が家の食卓でも味わえるなんて胃袋から幸せな国のようです、イタリア!

 

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イタリアンレストランでたまに顔をのぞかせている、プレッツェル。家庭の食卓でもよく置いていあるそう。続いて登場したのは、クリスマスシーズン中に、家族集まって食べるディナーで作られていたという一品、キアラさんのおばあちゃんお手製レシピ・ムール貝のオーブン焼き!貝の種類は、こだわらなくていいのだとか。ホタテやアサリでも作れますが、今回は美味しいハマグリとホッキ貝が手に入ったのでアレンジ!

 

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お次は、タコのポテトサラダとペパーミント香るズッキーニのヴィネガー漬け、そして自家製リコッタチーズのプレート!これはお酒が進みすぎてしまうのでは…。日本で買うと高くついてしまうので、自分で作るリコッタチーズは、売り物に出来てしまいそう!サッパリしていて、食事パンとの相性抜群。

 

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こちらは日本ではあまり顔なじみの無さそうな一皿。オレンジとニンニクのサラダ…!フルーツをサラダによく取り入れるイタリアでは、よく食べられるそう。オレンジにイタリアンパセリと黒こしょう、オリーブオイルでさっと和えた、夏っぽい爽やかさが広がります。

 

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待っていました、メインディッシュの登場です!イタリアでのメジャー度はやや低めだけれど、キアラさんのお母さんがよく食卓に並べていて大好きだったそう。グリーンピースソースも実家のレシピを受け継いでいます。パスタの下に敷かれたソースと魚介類は、大人のメインを感じさせる豪華さすら感じます。

 

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トスカーナ地方のデザート・セモリナタルト!濃厚なチョコレートタルトのことで、セモリナは小麦粉の銘柄のひとつ。パスタを使うために特別に使われるものですが、タルトに使うのが人気難出そう。セモリナで作ったタルト生地のうえに、チョコレートガナッシュと松の実をトッピング。

おしゃれで素敵な上においしいなんて、たまりませんね!

 

 

実際に食べてみた感想


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食後のコーヒーまで頂いて、ぽんぽこお腹は満足顔!キアラさんのお宅でフルコースが食べられちゃうなんて、おうち専属コックさんがいるみたい!特別な日でなくても、食卓にフルコースで並ぶことがあるなんて食事を大切にする家族の贅沢さを感じられました。

前菜からメイン、デザートにいたるまでイタリアのお母さんはなんでもござれ。おふくろの味を大事にして、食卓を大事にする、良きイタリアの文化は現代にまで継承されているようです。今回の料理は全てにニンニクがふんだんにつかわれており、ちょっと季節の変わり目で体調を崩しがちな時に恋しくなってしまうような懐かしさすら漂う食卓体験でした。キアラさん、ご馳走さま!

 

 

 

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ビール女子見習い1年目。 夏の朝の一杯目こそビール。 休日ご飯を作る時のお供もビール。 気付いたら、生活にビールがあふれつつ ツマミを中心に世界が回りつつあります。 いつぞや映画「ハング・オーバー」的冒険にでたいと画策中。

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