
2月の冷え込みが続く頃。それでも会場に足を踏み入れた瞬間、ビールを愛する人たちの熱量で空気が一変しました。
ビールの審査会&ビールフェスティバルが融合する冬季最大のクラフトビールイベント「JAPAN BREWERS CUP」(以下、JBC)が今年も開催!今年も、醸造所のスタートアップを行う企業「スペントグレイン」プレゼンツでの開催です。
2026年2月6日(金)〜8日(日)の3日間で開催されるうち、授賞式も行われる1日目に編集部が潜入!受賞ビールをはじめ、さまざまなビールをたっぷり堪能してきました!
JAPAN BREWERS CUPとは
JBCは、本格的な審査会と一般来場者が楽しめるビールフェスを二軸で実施する、世界的にも珍しいスタイルのイベント。
チェコ最大級のビール審査会「Gold Brewers Seal」と正式提携し、毎年ブルワー審査員による審査が行われています。
会場にはクラフトビールメーカー40社以上が集結し、ビールは約200種が提供予定。用意があれば、審査されたビールも販売され、その場で飲むことができるのも魅力のひとつです。
また、ビールだけではなく、吉本興業のお笑い芸人によるライブや、アーティストによるライブステージも開催。横浜名物料理も出店し、ビールやフード、エンターテインメントで1日中たのしむことができるイベントです。
2026年は横浜大さん橋ホールに集合!

今年の会場は、横浜大さん橋ホール。
みなとみらい線「日本大通り駅」3番または4番出口から徒歩7分、横浜市営地下鉄「関内駅」1番出口から徒歩15分、JR「関内駅」南口から徒歩15分の場所にあります。
デートスポットとしても知られる横浜大さん橋の先まで進んで行くと、何やら熱気を帯びた空間が目に飛び込んできます。

1日目の夕方に到着した編集部メンバーでしたが、外から会場内を見ると人人人!会場に入る前から盛り上がりを感じます。

イベントの楽しみ方は、手に入れた入場チケットで入場し、ビールは各店舗ごとで支払い注文するシステムです。
入場の証であるリストバンドを手に入れたら、さっそく会場へ!

会場に入ると、入り口からぐんっと縦に長い空間で、突き当たりにステージがあります。割とどこにいても、ステージの様子が垣間見えるのもいい!

後方中心の一部に加え、会場を囲むようにビールやフードなどの店舗が取り囲み、真ん中にスタンディングテーブル席が並びます。
受賞ビール飲んでみた!
1日目の醍醐味といえば、審査会表彰式です。今年は、昨年に比べて新たに3部門が追加され、全10部門で審査が行われました。
【審査部門】
・淡色ラガー部門
・淡色エール部門
・IPA部門
・ホッピーラガー部門 new
・ヘイジーIPA部門
・小麦ビール部門
・アンバービール部門 new
・濃色ビール部門
・ストロングビール部門 new
・フルーツビール部門
・淡色ラガー部門
・淡色エール部門
・IPA部門
・ホッピーラガー部門 new
・ヘイジーIPA部門
・小麦ビール部門
・アンバービール部門 new
・濃色ビール部門
・ストロングビール部門 new
・フルーツビール部門

せっかくなので、受賞したビールを飲みたい!という目標をたて、最前列のテーブルで今か今かと表彰式を待っていると、お客さんやブルワーさんたちが続々とステージ前に集結してきました。
いざはじまると、受賞ビールが読み上げられるたび拍手が一斉に起こり、歓声が天井まで突き抜けるよう。
名前が呼ばれたブルワーの周りでは、握手やハイタッチが次々に生まれ、会場中が祝福のムードに包まれていました。
2026年JBCの審査結果がこちら!
【審査結果 速報】スペントグレイン Presents JAPAN BREWERS CUP 2026 pic.twitter.com/kglZ1vvuFL
— JapanBrewersCup (@japanbrewerscup) February 6, 2026
— JapanBrewersCup (@japanbrewerscup) February 6, 2026Japan Brewers Cup Xより引用

今回は、受賞したビールを中心にさまざまなクラフトビールを飲んでみました!
■淡色ラガー部門 3位
『Southern German-Style Pilsener』CRAFT BEER BASE

CRAFT BEER BASE は「ビールを正しく広める」ことをモットーに2012年より大阪・梅田北で活動するクラフトビールのプロ団体です。2012年に開店した本店から始まり、梅田に4店舗展開しています。
JBC2026で淡色ラガー部門3位を獲得した『Southern German-Style Pilsener』は、デコクションを施した伝統的な南ドイツスタイルのピルスナー。やわらかい口当たりで、甘みの余韻もありつつ、クセがなくごくごくと飲み進めたくなる一杯!
▶︎関連記事:【大阪】醸造所、ビアパブ、ボトルショップ…ビールの全てが揃う「CRAFT BEER BASE MOTHER TREE」へ行ってきた
■淡色ラガー部門 4位
『99LAGER』KANKIKU BREWERY

1997年に千葉県・九十九里で誕生したKANKIKU BREWERY。九十九里の風土に合わせ、味わい深くはありながらも雑味の無いクリアな味わいのビールを目指しています。
『99LAGER』は、主原料に国産麦芽を使用し、味わいの要となる副原料に千葉県産米を使用したラガービール。一口飲んでみると、柑橘の白皮のような苦みが心地よく、ごくごくと飲みたくなる!キンキンに冷えた状態でぐぐっと飲むのがおすすめ!
■ホッピーラガー部門 4位
『Rising West』Firestone Walker Brewing Company

アメリカ西海岸、カリフォルニア州セントラルコースト。数多くのワイナリーがひしめくパソロブレスに醸造所を構えるのがFirestone Walker Brewing Companyです。
JBC公式ビールでもある『Rising West』が、ホッピーラガー部門4位を受賞!ビリビリっと電流が走るような苦み。ホップの香りがキレのよい味わいに乗って、爽やかにごくごく飲みたくなる一杯!
■アンバービール部門 1位
『SUN』奈良醸造

2018年に醸造を開始した奈良醸造。ビールを「飲みもの」にとどめず、音楽やアート、食、街の空気と掛け合わせた自由な発想で多彩なスタイルを展開。ドライで軽快な一杯から香り高いIPA、酸味系まで幅広く、洗練された缶デザインも魅力です。
アンバービール部門1位を受賞した『SUN』は、燻製香が特長。ふわっと香る燻製と濃厚な味わいとの調和が心地よく、いつの間にか量が少なくなっていたほどするすると飲める味わいも魅力。
▶︎関連記事:【1万字インタビュー】奈良から発信するクラフトビール。妥協しない奈良醸造のビール造りについて聞いてみた

ここまで受賞ビールを軸に巡ってみましたがどの一杯も香りと味わいのバランスがよく、口に含むたびに思わず「うまっ」と声が漏れる瞬間の連続。
そして改めて感じたのが、受賞ビールを起点にするといつもの一杯から自然と視野が広がること。
すでに推しブルワリーがある人にとっても、新しいスタイルやまだ知らないブルワリーに出会うきっかけになり、次に飲みたいビールの選択肢がぐっと増える体験でした。
会場で出会った“もう一杯”

他にも会場内で提供していたビールをさまざま飲んでみました!

まずは、宮崎県に醸造所を構えるNOVORU BREWINGの『Warau』。NOVORUの定番IPAで、ホップのアロマがクセになる!口当たりはまろやかで程よいボディ感、苦みもしっかりと感じますが、すっと抜けていく苦みが心地よい!

アメリカカリフォルニア州オークランドのブルワリー・Ghost Town Brewingの『IMP GOD』は、ベリーのような甘い香りを感じつつ、するすると飲める一杯。鼻から抜ける香りも心地よく、どこか琴線に触れる味わいがたまらない。

静岡県に醸造所を構えるWEST COAST BREWINGの『Fruit Filter』。通常あまりつくらないというスムージーですが、満を持しての登場!ベリーをたっぷりと使用したとろっとした口当たり。ほどよい酸味と濃厚さ、甘味のバランスが絶妙で、見た目に反してとっても飲みやすく、気づいたら手を伸ばしてしまっていた一杯。

最後は、三重県のISEKADOの飲み比べセット!同じブルワリーの表現の幅を一度に楽しめるのが飲み比べセットの醍醐味。ホップの香りや苦み、飲み口の違いを比べながら味わえるので、自分の好みを見つけやすいのも魅力です。

この日は、ヘッドブルワーの出口さんおすすめの4種をいただきました!

さらに入場ゲートの前には、缶ビールがたくさん並ぶ冷蔵庫が!ここは、イオンリカーとBest Beer Japanによる、テイクアウト用ビールの販売コーナーです。

会場内で販売されているビールもラインナップに入っているので、その日飲んでおいしかったビールやお気に入りのブルワリーのビールを、最後にお土産として購入することができます。
JBCは2月8日(日)まで!
会場には国内外のブルワリーがずらり。
造り手とことばを交わすもよし。
受賞ビールを追いかけてもよし。
推しに一直線でもよし。
ふらっと直感で選んでもよし。
JBCは、おいしい一杯との出会いはもちろん、「次はこのブルワリーも飲んでみたい」と思わせてくれるきっかけが至るところに散りばめられていました。

ステージも含めて熱気は最後まで続きます。
2月8日(日)まで開催なので、気になる方はぜひ会場へ。
あなたの今日の一杯を、何杯でも見つけてみてください。
JAPAN BREWERS CUP 2026
○日時:2026年2月6日(金)16:00-22:00/前売り:900円、当日:1,200円
2月7日(土)11:00-21:00/前売り:1,200円、当日:1,500円
2月8日(日)11:00-19:00/前売り:1,100円、当日:1,400円
○会場:横浜大さん橋ホール
○JAPAN BREWERS CUP HP:https://www.japanbrewerscup.jp/index.html

お酒は二十歳になってから。

