2011年、アメリカのStone BrewingのMitch Steele氏、グアムのIshii BrewingのToshi Ishii氏、日本のBaird BrewingのBryan Baird氏。その3人のブルマスターが東日本の復興を祈り共同で醸造された「Japanese Green Tea IPA」。その味がパワーアップして4年の時間を経て第2弾が販売されました。
ホップも日本産を使用
名前の通り、日本のお茶をアロマとして使用した変わったレシピのビールですが、日本産はお茶だけではありません。5種類のホップのひとつは、日本産のホップ“ソラチエース”を使用。そのほか、甘いアロマが特徴のトロピカルフルーツのホップが使われ、お茶のアロマとフルーツのアロマが楽しめる女性的にも嬉しいIPAです。
お茶のアロマがさわやか
最近は、酒ビールやチャイビールなどいろいろなアロマのビールが醸造されています。モルトの味わいを好みアロマが強いものを好まない人もいます。しかし、これは上品な香りでモルトの味を邪魔していません。飲んだ後に、鼻から抜けるほんのりとしたお茶の香りが癖になります。IPAらしく爽快な喉越しなので肉料理と相性が抜群です。アルコール度数が10.1%と高めですが、それを感じないすっきりとしたテイスト。ついついゴクゴク飲んでしまいます。
ラベルもパワーアップ
2011年と異なり、2015年バージョンは日本らしい紋章型のイラストとホップが描かれています。紙ラベルではないので、飲んだ後のビンは一輪挿しとして花瓶代わりに使用してもおしゃれですね。裏には3人のブルマスターからの熱いビール愛のメッセージが刻まれています。
Toshi Ishii/President/Brewmaster,Ishii Brewing Co.
The 2015,Japanese Green Tea IPA is not just an IPA blended with green tea.Its the miracle created from something of British origin meeting Japanese tradition at a revolutionary American brewery2015年のこのIPAビールは、ただ緑茶をブレンドしたものではありません。これはアメリカのブルワリーで醸造された、IPA発祥のイギリスと日本の伝統が融合された奇跡の一品なのです。
(グアムのIshii Brewingの石井氏のメッセージを抜粋)
リミテッド商品のためあまり数はありませんが、日本にも輸出されていますがすでに飲まれましたか?
お茶の良さはビールの世界でも話題のようです。日本人として誇らしいですね。
Baird / Ishii / Stone Japanese Green Tea IPA
http://www.stonebrewing.com/collab/greentea/