昨年夏に農大花酵母を使った、なんとも夢のある花酵母ビール「はなきんせぞん」を発売し、ビール女子編集部をざわつかせた伊勢角屋麦酒ですが、今年は春に向け同シリーズの第 3 弾! “みかんの花酵母” を使った『はなきんぶろんど』が発売されました。ということで、さっそくビール女子リポーターなな瀬が試飲してみました!
農大花酵母とは?
東京農業大学短期大学部醸造学科の酒類学研究室が、日本のなでしこやタンポポなど 20 種類以上の花から採取し分離した酵母。 2015 年に「はなきんせぞん」に使用されるまでは、この酵母を使用して清酒・焼酎を醸したいという農大卒業生を中心とした、全国の日本酒蔵元らでつくる「花酵母研究会」( 2003 年設立/ 30 蔵元)だけで日本酒や焼酎などに使用されてきた。
大反響だった第 1 ・ 2 弾
2015 年 8 月 7 日(花の日)に発売された、第 1 弾「はなきんせぞん」樽生は案内後即完売。ボトルの方も発売から 2 週間で完売しました。続いて、同年 11 月 19 日(ボジョレーヌーボー解禁日)発売の第 2 弾「はなきんるーじゅ」はテレビにも取り上げられ、放映後 2 日で完売。花の酵母から造られたと聞いたら飲んでみたいですもんね!
女性ブルワーによるレシピ
さすが女性が開発した商品。小さなうさぎがみかんを持って、とても可愛らしいパッケージですね♡ まだ寒い日が続く発売のタイミングに合わせ、「日本の冬といえば… こたつでみかん! 」というイメージから今回選ばれた酵母が “みかんの花酵母” でした。この花酵母は、オレンジやグレープフルーツのようなシャープで力強いニュアンスとは少し異なる、やわらかな柑橘の香りを放ち、果実感のあるフレッシュな酸味を醸し出すのが特徴。その特徴を生かすために、ブロンドエール( *1 )というビアスタイルが選ばれました。
*1 :淡い金色の色合いで、すっきりとしたドライな口当たりと、ほのかな麦芽の甘みをもち、苦みは控えめな、度数 4 ~ 5% のビール(日本地ビール協会「ビアスタイルガイドライン」より)
春を運ぶフレッシュな味わい
みかんの花酵母に 3 種類のホップが使用されたアロマは、パッションフルーツや新緑を思わせるフルーティーで爽やかな香りです。味わいもフレッシュで瑞々しく、これからの季節によく似合う一杯です。パイナップルのような酸味に、グレープフルーツピールに似たすっきりとした苦味があります。液色もきらきらのゴールドで、爽快な喉ごしの心躍るような華やかなブロンドエール。これから暖かくなったら、ピクニックに連れて行きたいビールですね♪
直営店かネットで購入
こちらのビールは直営店(伊勢角屋麦酒・麦酒蔵、伊勢角屋麦酒・外宮前店、オンラインショップ)ほか、伊勢志摩の飲食宿泊施設・土産物販売店や、東京・大阪でクラフトビールを取り扱う酒屋などでも購入できます。数量限定( 330ml ビン × 1000 本)のため、売切れ次第販売終了になります。また、今後も女性ブルワーである金澤さんによるレシピで、農大花酵母の他の酵母(さくら、カーネーション、つるばらなど)を使い、醸造販売していく予定とのこと! 種類の違う花の酵母によって、どのような個性が生まれるんでしょうか? 楽しみですね! 気になった方は、売り切れる前に一度試してみては?
【概要】
『はなきんぶろんど』
〇発売日: 2016 年 2 月 5 日(※限定醸造)
〇品目:ビール
〇原材料:麦芽、ホップ
〇アルコール度数: 5%
〇 IBU (苦味の単位): 20
〇賞味期限:充填日より 6 ヶ月
〇購入: http://www.biyagura.jp/item-hana-blonde.shtml
※店舗でも購入可:三重県伊勢市神久6-428 伊勢角屋麦酒 1 階(※ 10:00 ~ 17:30 )
伊勢角屋麦酒ホームページ: http://www.biyagura.jp/